おかみブログ

2010年6月13日

わらったなぁ!

田舎暮らしを楽しむ人の取材仕事でお会いしたSさんご夫妻。
先週はその取材にあけくれました。
セラピストというお仕事のかたわら、とにかくいろんな活動をしていらっしゃるお二人。
その中の一部だけしかご紹介できないのがもったいないのですが、
今回は主に<ラフターヨガ>、<アフリカンドラム>、<自然農>に取り組む姿をおっかけました。
ラフターヨガ。
実家の母がガン患者さん支援のボランティアで講師の先生を呼んでよくやる、というのを聞いていたので
なんとなく知っていたのですが、実際取材してみてあらためて「すごい!」と思いました。
ラフターヨガとは笑いのエクササイズとヨガの呼吸法を組み合わせた健康法。
深い呼吸をすることだけでも体の新陳代謝を高めたりいろいろ効能があるけど、
それに「笑い」を組み合わせるんです。
小淵沢生涯学習センターの和室に大ボリュームの「笑い」が響き渡る!
Sラフター
いっぱい笑うと喉が乾く、お腹がすく、あたたまる。
みなさんほんとにいい表情で、若いです。
これはつられました。私もすっかり元気をいただきました。
自然農。
その体当たりエクササイズをやった日の午後はお田植えです。
富士見の井戸尻考古館すぐそばの田んぼ。
自然農の人たち複数で借りている田んぼで、一見雑草だらけに見えるのですが、
その草の間に苗を植えていくのです。
S自然農2
まずは苗代からよく育った1本ずつ選んでいく作業。
S自然農1
それから半分少しぬかるんだ程度の田に手植え。
S自然農3
午前中とはうって変わり、静寂の中での作業ですが、ご夫婦の苗への愛情が伝わってきます。
ジャンベ。
アフリカンドラムの1種、ジャンベ。
メンバーが集まると特別な合図もない(…ように感じました)のに自然と曲が始まり、それぞれの太鼓のリズムが合ってきて、そのうち誰かがソロらしきものをしたりして、約10分くらい音が続いて、あるときぱたっと終了。
楽譜があるわけではないのに、基本リズムとわずかな合図とあ・うんの呼吸で曲が完成するのです。
和太鼓をやってる私ですが、ジャンベはさらにプリミティブな演奏法だと思いました。
手ひとつで太鼓の皮の打つ場所によって音が全然変わるのです。
大きくわけると3種類の音を出せて、それを組み合わせてリズムをつくるんだとか。
演奏を聞きながら撮影していると、なんだかうずうず。
それを汲み取って下さったのか、私にも打たせてくれました。
もちろん知らない曲ですが、見よう見まねでなんとかリズムを打ち、ソロもうまくのせてもらってなんとなくできちゃいました。
Sジャンベ
ダンスの入る曲の演奏も。やさしくて、大きくて、セクシーな踊り。
笑い、食事、音楽。
人生に必要なエッセンスをいっぱい持ってるSご夫妻。
人の取材の時にはいつも大きなものをいただけるのですが、今回も特別大きな幸せを分けてもらいました。
自分で言うのもナンですが、力作!
誌面のページ数が少なくて写真が小さいのがもったいないです。
いろんな人にみていただいて、この和がもっともっとひろがればいいな、と思います。

2010年6月11日

日野春のコマチンカフェ

高根の本格インドカレーのお店「アウル」のご主人が日野春にカフェをオープンされました。
アウルさんのおいしさはよく知ってたので、こちらも期待大。
それにしても店名「コマチン」ってなんだろう???
元寿司屋だったお店を、ステキに洋風に改装。
ツーバイ材でのベンチや壁塗りなどリフォームはマスター自ら手がけたということで、その手作り感もいいです。
コマチン1
無尽によさそうな、お座敷もあります。
コマチン2
このあたりにはちょっと気のきいた飲食店が少なかったので、うれしいですね。
ランチタイムの日替わり軽食のほかにも、オープン時間中ずっと提供してくれるカレーやスパゲッティ、丼ものもあって、食いっぱぐれの多い私にはありがたいお店です。
コマチン7 コマチン8
丼もの、といってもよくある「カツ丼」とか「親子丼」とかではなくて、ちょっと変わったものを出すようにしてるそうです。
今日の丼は「ソーキ丼」。沖縄料理の豚の角煮風のものがごはんにのってるんですって。
今日はお昼を済ませた後だったから遠慮しましたが、今度は、ちょっと変わったその日の丼を食べてみたい。
パンケーキの種類が多いのも楽しいです。
スイーツ系の、ホイップクリームやフルーツ、あんこがのったものの他に、ミール(食事)系のものも数種。ハンバーグやタマゴが添えてあって、なんだかクレープ屋さんみたい。
コマチン9
オーナーはもともと高根で「アウル」という本格インドカレーのお店をやっていた人。
奥さんがカレーづくり専門で、そちらのお店もちゃんと営業してます。
ご主人がカフェをオープンして、夫婦で稼いでいるというわけ。
カレーのノウハウもしっかりこの店にも活きてます。
しっかり辛い、インドカレーはオススメ。
このあたりは国蝶オオムラサキが観測できる遊歩道が、田園の中に整備されていて、ウォーキングに来る人も多いところ。
ウォーキングのあとは仲間とちょっと一息、なんてシチュエーションにちょうどいい。
ちょっと小腹もすいてるでしょうし。
そうそう、「コマチン」というのは「小松屋鎭左衛門」の略です。
オーナーのおじいさまのお名前をそのままとったもの。
生糸の仲外商だったおじいさまは無類の料理好きで、その熱心さに敬意を表してのネーミングだそうです。
スッキリ!
コマチン4 コマチン5
感動したので、そのまま「食べログ」にものせちゃった。

2010年6月9日

小児科へ行く前に

Tazが下痢だとのことで、保育園から帰されてきました。
こういう急な病気、保育園1年目のときはMooも多かったけど2年目から激減。
ちょっとしたウイルス性の病気は最初の1年が勝負みたいです。
そのわりにTazは半年でまだ3〜4回なので、少ないほうかもしれません。
今回の症状。
いつもはガツガツとすごい食欲のTazが給食にほとんど手をつけず、うじうじと機嫌悪く泣いてばかり。
続けざまに3回もウンチをして、そのうちの2回が水便だったようです。
この時点で先生が私の携帯に連絡。
ウイルス性だとすると下痢は特に他の子にうつりやすいので、一刻も早く隔離させることになっているようです。
町外で仕事をしていた私が20分でかけつけると、深い眠りに落ちていました。
憔悴しきった、という感じ。
熱はありません。
そのまま家でぶっつづけ3時間の睡眠。
目を覚まし、すぐに立ち上がってスタスタと部屋の中を徘徊。
どうやら食べ物をさがしている様子。
保育園では薄めたポカリも拒否したそうなので、とりあえず水分が必要かと人肌に温めた麦茶を飲ませる。
パンを見つけ、「ぱん、ぱん、」と騒ぐ。フランスパンを1切れ与える。
食いちぎりながら完食。次を催促するが、「もうやめときなさい」とたしなめると「うえ〜ん」とダダこね泣き。
イスからテーブルによじ登ったり、キャビネの中の乾パスタをボリボリとかじったりする。
急いでおかゆを炊き、かつおぶしと焼きのりを少々混ぜて食べさせる。
おかわりして2杯を完食。
・・・とそんな調子で非常に元気で食欲もあり、その後便がなかったので、
病院に連れて行くのはやめました。
病院に行っていたとしたら対応はどうだったのでしょう。
「たいしたことなさそうだね、消化のいいものたべさせて。一応下痢止め出しときます」
こんなところだったのでは、と思います。
子どもの病気について、今回は病院に連れて行くべきか、どのタイミングで連れて行けばいいか、ということを親切に書いてくれている本があります。
『小児科へ行く前に 子どもの症状の見分け方』アマンダ・ベネット/ジョン・ガーウッド著
アメリカで出版された本で、ある主婦が自分自身の子どもを看病した経験をもとに、小児科医と一緒に書いたものです。
これがわかりやすい。
よくある家庭医学書は、部位や病名ごとに事典のように書かれていますが、これは症状別に事細かな文章で説明されているのです。
たとえば今回ウチが病院に行かなくてもよさそう、と判断した文章はこれ。
『下痢の怖さは、下痢そのものより、むしろ長時間にわたって水分が失われることで起こる脱水症状にあります。(中略)水分が足りているかどうかは子どもの行動からわかります。水分をとったり、ほんのちょっとでも食べることができて、遊んだり運動したりということへの関心も失っていないなら、まず医者に連れて行かなくても大丈夫。ふつうは食事管理をするだけで十分です。』
どうです。考えてみたら当たり前のことですが、なんだか自信がつきませんか。
どこまで自分で判断していいのか迷うのが、子どもの病気。
昔はおばあちゃんや近所の物知りおばちゃんがそういう判断をしてくれたものかもしれませんが。
特に保育園に通わせていると、たぶんほっといて大丈夫、というような症状でも、一応病院に・・・と要望されます。
公衆衛生上しょうがないことだと思います。
食事制限させてる状態で、「給食ではなくて、今日はこれを与えてください」と頼むのも難しい。
だから、通常は<遠慮のため>一日休ませるのが常識だと思います。
ただ、仕事の予定がはいっている親は辛い、というのがホンネですね〜。

2010年5月31日

♪いまはやまなか

今日は田園と森の中を走りぬけるSLの写真を撮りに行きました。
3方に名峰が見えることで有名な「三峰の丘」。
地元の見物の人たちがたくさん集まっていました。
SL三峰-1
11時半少し前。
あのノスタルジックな汽笛が。
SL三峰-2
SL三峰-3
私は動画担当、夫にこの画像の撮影を任せていましたが、もう少し引いて景色と一緒にとればよかった。
来週はまた違うスポットに挑戦してみます。
見物のあとのランチはハートランドがオススメ。
おかずの品数が多い定食。今日はハンバーグランチと焼き魚定食をお願いしました。
SL三峰-4 SL三峰-5

2010年5月30日

小淵沢にデゴイチが来た!

昼前。
草刈をしていたら上空でヘリコプターの音が。
続いて「ボォォォーーッ」と汽笛、そして森の向こうに真っ黒い煙。
そうか、今日が本番運転の日だ。
5回の試運転を経て、いよいよ乗客を乗せて運行した「SLやまなし」。
ちゃんとチェックしてなかったにもかかわらず、駅の近くに住んでいるおかげでその雰囲気が伝わってきました。
急いで草刈を中断し、2人の娘を車に詰め込み、線路へ向かいます。
線路が見えるところは地元の見物客が集まり、狭い田舎道は大渋滞。
県外の車が多くてモタモタして危ないったらない。
駅北側の、駅がよーく見下ろせる観音像のあたりは石屋の石置き場なので、堂々と駐車し、高見の見物。
(関係ない車も停まっていたけど、駐車料金500円くらいとれば儲かったかな??)
D51-1.jpg
D51-2.jpg
駅前はイベント会場と化していた。
いろんな出店が並んで、間近でデゴイチを見たい人たちであふれかえっている。
D51-4.jpg D51-3.jpg
やっぱりお昼はこれでしょう!
D51-5.jpg D51-6.jpg
お弁当の丸政、「SL」とひっかけ、「S=スキヤキ L=ランチ」ということで、肉丼弁当。
駅そばと出店の焼きほうとうもいただきました。
明日も行われる、このイベント。
せめて雨がふらないといいですが。

2010年5月29日

小諸の家

ウチの家をプランニングしてくださった設計士の先生と、小諸へ。
先生のプランニングした家に住んで2年目のTご夫妻を訪ねました。
田舎暮らしの取材の下見も兼ねてます。
小淵沢と小諸は高原列車小海線の始点と終点です。
一度のんびり列車の旅、としゃれ込みたいところですが、
片道2時間半の峠道を往復する余裕もなく、今回は車で行きました。
でも小海線の駅とその周辺の町や景色にはそれぞれ風情があるそうで、いつかは、と夢見ています。
小諸は佐久市の隣で、中心部は大型店が立ち並びますが、少しはずれるとのどかで広い田園風景が広がっています。
浅間山南麓で、町の中心に千曲川が通る自然豊かな高原都市。
気候は八ヶ岳南麓と似て、年間晴天率が高く乾燥しているそうです。
Tご夫妻の自宅からも浅間山が見えます。(この日は雲に覆われていましたが)
小諸の家1
小諸の家3
無垢のヒノキで建てた家。
小諸の家2
先生の計画する家はどれもこういう風合いなのですが、ここは一段と周囲の環境と調和して
自分の家より落ち着くといっても過言ではないです。
(ウチが子どものモノが増えてガチャガチャしてきた、というのもありますが)
しばしの語らいのあと、お昼も近くなったところへ「蕎麦を打ちますから召し上がってってください」とのうれしいお誘い。
地元小諸産の蕎麦粉で、栽培にあたってはご夫妻も手伝ったという貴重なもの。
小諸の家4 小諸の家5
こんなぜいたくがあっていいのでしょうか!!
小諸の家7 打ち立て茹でたて十割蕎麦。
小諸の家6 山菜、ぶどうの葉とつるのてんぷら
たっぷりご用意してくださり、まったく遠慮しないでつるつるといただき、
蕎麦湯まで頂戴し、心もおなかも大満足。
「リニューアルいち」のおすすめ記事を書いたばかりで恐縮ですが、やっぱりいい蕎麦は文句なしに旨いです。
蕎麦は自家製で、たっぷりいただく、というのが一番賢い蕎麦道かもしれません。
この後は先生と別れ、せっかくここまで来たのだからと軽井沢のアウトレットに行きました。
たまには優雅にレストランでランチかお茶を、と思っていたのですが、
結局何も飲み食いする気になりませんでした。
おまけに有名ブランドの服や雑貨を見てもほとんど買う気がおこらず。
自然の、心のこもった手作りに勝るものはない!と実感した一日でした。

2010年5月26日

リニューアルICHI

高根の田園集落の中にある「いち」。
「大人のOFF」のような雑誌数誌でも取り上げられたことのある人気店。
八ヶ岳でも知ってる人は多いと思います。
明治病院という130年前の古い病院を改築してつくった店。
民家のアンティークな魅力に加えて、かつての病院で使っていたらしき医療用の道具などもさりげなくディスプレイされた上で、全面的にオーナーが手作りで直したり作ったりした内装や家具。
このネオジャパネスク的な情緒あふれるお店で出していたのは、挽きたて打ちたての蕎麦でした。
評判を呼び、このお店でこの蕎麦を目的に来店する人数知れず。
知り合いを招待するのにもよく使われ、固定客、リピーターも確実に定着していたようです。
その「いち」が、3月から大胆にリニューアル。
といっても内装の雰囲気はほぼそのまま、センスのよい手作り家具は相変わらず畑からの木漏れ日の中、心地よく納まっています。
いち2 いち3
刷新したのはメニューでした。
なんと、あれほど評判だった蕎麦メニューをきっぱりとなくし、カフェメニューを提供するようになったのです。
いち1 いち9
ハンバーグ、パスタ、カレー、ハヤシライス etc.
知り合いから、いちのメニュー変更の話を聞いていた私は、大きな期待を持って久しぶりにこの店を訪れました。
注文したのはハンバーグセット。
結果は想像以上でした。
いち7
まずプレートに乗ったつけあわせの野菜の量に驚嘆!
レタス、素揚げの根菜類、マッシュポテトが山盛りです。
そしてその野菜に埋もれているように見えるけど、実際は分厚くてボリュームたっぷりのハンバーグ。
焼き具合も絶妙で、ジューシーな肉汁がじわ〜っと。
デミグラスソースはもちろん自家製で、ふんだんのいためたまねぎのほかに何が入っているんだろう、とにかくコクと甘みが深くて、牛肉の繊維がとろけたような歯ごたえが残って、ソースというよりほとんどビーフシチューのようです。
レタスにかかっているドレッシングは天然塩の甘みと上品なビネガーの酸味がほどよく調和したもの。
素揚げ野菜にかかっているドレッシングは味噌と醤油のブレンド?こちらもやさしい甘さが舌にやわらかい絶品でした。
この素揚げ野菜は、かつての人気メニュー「揚げなすのおろしそば」のつけ汁にのっていた大盛りの素揚げ野菜の名残を感じ、一番「いち」らしさを感じる部分でした。
このセットにはパンがつきます。
いち8
天然酵母を使った自家製パン。表面カリカリ、中もっちり、素朴な味で、プレートをジャマしません。
「また、大胆に変えたね」
友人でもあるオーナー夫妻に、タメ口で聞きました。
なんで変えたのか、なんとなくわかる気がします。
オーナーは、このお店開業の頃、言ってたことがありました。
「ぼくは食べ物も含めた空間全部をデザインして、そこでお客様に癒しを味わってもらいたいんだよね。蕎麦はその方法のひとつ。」
そしてそのポリシーどおり、みごとに古民家を改装して、おしゃれでどこか懐かしい空間を演出してきたのです。
個人的には蕎麦って、高級志向であるべきではないと思っています。
今の流通では、いい蕎麦の実を使って、いい臼で丁寧に挽いて、手で打って、ということをしているとどうしても値段が高くなってしまうのはわかるけど、それでも3口で食べ終わってしまうような「こだわり蕎麦」に千数百円も出すなんて、やっぱりナンセンス。
八ヶ岳はそういう蕎麦屋が多くて、すこーし反感を抱いていました。
「いち」はその点、決して安価ではないけれど、野菜豊富だったり、甘味があったりと、メニューもとても考えられていました。
何よりお店の雰囲気がとてもお客様視点に立っている。
そのコンセプトはぜんぜん変わっていないから、蕎麦がなくて洋風のカフェメニューでも無理なく受け入れられる、と思うのです。
だけど、リニューアルから2ヶ月、「いち」は苦難の時を過ごしているよう。
まず、蕎麦を目当てに来る人がまだ圧倒的に多いから、入口で帰ってしまう人がほとんどだとか。
中には「せっかく友人に蕎麦を食べさせようと連れてきたのに」と怒る人も。
まあ、それだけ蕎麦の味がよかったということなんだと思いますが。
蕎麦好きの人は残念でしょうが、ぜひ新メニューも味わってほしいです。
お客のほうが蕎麦だけにこだわって、この新メニューに出会おうとしないのは絶対もったいない。
落ち着いたら、蕎麦の機材や道具を使って生パスタを打つ(?)つもりだそうです。
ちなみにお食事スペースとは別に雑貨・アンティークコーナーも設置されました。
それが雑貨スペース「かえるのうた」。
ちょっとイイ、食器類などにも出会えます。
いち4 いち5
いち6 Taz。谷川俊太郎著「二十億光年の孤独」読書中。(さかさまだけど・・・)

2010年5月24日

ころころ通信第2号

当店発行の石と地域のおたより「石や・ころころ通信」の第2弾ができました。
ころ2-1 ころ2-2 ころ2-3 ころ2-4
今回は今年話題沸騰の「諏訪・御柱祭」ネタをメインにしました。
親戚や知り合いの勇姿、それぞれの感想。
それから、木落としの晴れ舞台になった公園整備の施工に関わったことを載せました。
もうひとつの柱は「仏様との対話」。
建墓にかけた思いをインタビューさせていただいたHさんは、毎朝30分のお経暗誦を務めていらっしゃいます。
その読経っぷりはプロ(お寺の和尚さん)にも負けず劣らず。
ハリのある浪々とした声は評判を呼んで他のお宅からも頼まれることがあるとか。
お経をあげていると自然に心が休まるとHさんは言います。
余談ですが、お経は意味が難しくてよくわからない、と敬遠する人も多いです。(私もそう思っていました)
でもそのわからない言葉を唱えていることで、逆に心が無になり、静まり、雑念を払うことができるのかもしれない。
最近は「ワケわからない言葉」もけっこう意味があるんじゃないかと思えるようになってきました。
もちろん、お経が深い内容であることは、アタマでは百も承知ですヨ!!
けど、気持ちをストレートにあらわすより、形式好きの日本人にはハマるのでは、とも思います。
ちょっとそれましたが、そのHさんは週1回はお墓にも行ってお手入れがてらお経をあげます。
写真を撮らせていただいたときも、お墓中にお経が響き渡って、他の参拝の方もちょっとトクできたんじゃないでしょうか?!
もうひとつの「対話」は例のMooの説法です。
「若おかみブログ」の抜粋を載せるコーナーがあるので、結局これを載せました。
また身内ネタか、と思われるかもしれませんが、ある意味自店紹介の通信ですからまあいいでしょう。
この子もまた、仏様と日常的に対話している、と言っても過言ではありません。
この通信は今まで仕事上や個人的なおつきあいでご縁のあった方にお送りしていますが、
読んでみたい、と思われる方にはぜひ送らせていただきます。
いとう石材のHPhttp://www.ito-isiya.com/の電話までご連絡ください。

2010年5月18日

新緑の中のコノハナサクヤヒメ

高根町下黒沢、原山神社。
0516原山神社3
0516原山神社2
0516原山神社1
色彩の鮮やかな季節になってきました。
この原山神社は、コノハナサクヤヒメを祀っています。
日本神話の中では、イザナミやアマテラスのように大物の女神ではなくて、
ただの?山の神の娘で、住んでいるところも豊葦原(つまり地上)で、
言ってみればギリシャ神話でいうニンフ的な地位の人、だと思うのですが、
とても人気があります。
大変美しく、たおやかで、精神的に強い一面も持っていたということで、日本人女性の鏡のような人です。
富士山の化身とされていて、各地の浅間神社に祀られていますが、ここ原山神社との関係はもうちょっと調べてみたいところです。
日本神話を全部知っているわけではないのですが、このコノハナサクヤヒメと姉・イワナガヒメ(八ヶ岳の化身)のお話だけはとても好きなので、この神社にも特別な想いを持って、通るたびに立ち止まったりしています。
今日もすばらしい五月晴れ。
桜の花は完全に若葉になり、緑と青の濃淡の中、古い鳥居が佇んでいました。

2010年5月14日

なんかかわいい、公園のおともだち

甲府のお客様のところへ行ったときに見つけた、公園のオブジェ。
0517千塚公園1 0517千塚公園2 
0517千塚公園3 0517千塚公園4
車道との縁石がわりに公園を守っている石のオブジェたちです。
こういう埴輪的な、単純な顔、大好き。
市民の憩いの場「千塚公園」。