石の旅 伊予大島編
広島旅行の2日目は、レンタカーを借りて伊予まで足を延ばしました。
尾道と愛媛の間の瀬戸内にまたがる芸予諸島。
今では「しまなみ海道」という立派な車専用道路ができましたが
かつては船での往来でした。
戦国時代には海を制すものが国を制す、と海の覇者=水軍(海賊)が台頭しました。
三島村上家といわれた村上水軍の3家は有名で、特に能島村上家は武吉・元吉の時代に最盛期を迎えます。
2014年本屋大賞となった「村上海賊の娘」は、まさにこの芸予諸島を舞台とした小説でした。
今回の旅行ではその芸予諸島のひとつ大島をめざします。
大島は、日本のブランド石「大島御影」の産地。
上品な青みがかった白色系花崗岩で、墓石や記念碑をはじめ、様々な彫刻に用いられています。
大島では島全域にわたって、一般の民家でも立派な大島石の石積みが施されていて、すばらしい町並みを形成していました。
大島石と石産業の保存、市民の活動交流の場としてつくられた、「石文化運動公園」。
大島石の巨大な石積み、たくさんの石彫刻に囲まれた運動施設で、ものすごく見ごたえがあります。
大島石の採石、加工、卸、小売まで手がける、全優石の仲間の石屋さん「青山石工房」さんにお邪魔しました。
庭も事務所も展示がすばらしい!
観光地図にも載っているお店です。
村上水軍博物館。
「村上海賊の娘」にちなんだ石造物の数々!ファンにはたまらないスポットです。
村上水軍の本拠地、能島城がここからよく見えるのです。
短い大島滞在でしたが、めいっぱい楽しめました!
海の幸もおいしいです!