パーティーに行くのよ
「今日はパーティーがあるんでしょう」
次女Tazがキラキラした目で言いました。
おひめさまだいすき、アイドルだいすき。
Tazは今日の会を社交界か舞踏会か何かだと思っているのでしょうか。
Tazは3人の中でも特に夢見がちで、人形あそびやぬりえをしながら
「さ、今日はパーティーよ。王子さまがいるのよ」などと独り言をしゃべっています。
シャンデリア、すてきな音楽、着飾った人たち、たのしいおしゃべり、そしてロマンスの出会い。
大人になったらファッション誌やブティックで「ちょっとしたパーティにも着ていけます」なんて売り文句を聞きなれ、
今の日本のパーティーの様子なんかも想像できたりして、そういう中世のようなかんじとはちょっとちがうんだよ、と言いたいところですが、
それでもやっぱりちょっと特別なところに出席するのだという緊張感はあるもんです。
今日は和太鼓の師匠のお祝いのパーティです。
わたしの入っている町の和太鼓チームは、甲府市無形文化財天野宣さんの流儀で活動しています。
天野先生は今年傘寿を迎えられました。
演奏者、作曲者として長くふるさとの文化芸能発展に寄与してこられ、その精神を伝承するための伝記書籍が発刊されました。
今日はその記念の祝賀会、というわけです。