おかみブログ

2009年10月12日

陶芸+絵画二人展

斎藤由妃子さん(陶芸)&神保隆さん(絵)の二人展が始まってます。
おなじみ、八ヶ岳クラフト作家ネットワークおらんうーたんの拠点、ロッジ詩游館内ギャラリー。
room5-1.jpg
今年ですでに5回目のこの二人のコラボ。
今回は「ヨーロッパの古い教会の壁」をイメージするというモノトーンの世界でした。
斎藤さんの作品は恐竜の卵モドキのオブジェといい、どこかプリミティブな印象でしたが、
今回神保さんの絵とあわせると一気に中世に進んだ、という感じです。
キャンバスに漆喰みたいにぺたぺたと凹凸をつけ、直線や(神保さんお得意の)弧を描いただけのシンプル絵画。
そこに斎藤さんの陶棒をくっつけてあります。
大きさと配置と模様で、私はこれ(写真左)がお気に入り。ほし〜い。
room5-2.jpg 42,000円。
Mooはこちらに見入っていました。
room5-3.jpg
シャレが効いてますね。「正体不明のタマゴの標本」だそうです。
「これ、セルクルさんにもあるよ。タマゴ」とMoo。
「ウチにも割れたタマゴあるよね」
よしよし。よく見ている。
18日まで開催中。

2009年7月27日

夏のアート回廊

リゾナーレ小淵沢は今、アート盛り。
石の彫刻
リゾナーレ3 ロッキングの回廊になじむ前衛的な石アート。
リゾナーレ1 リゾナーレ2
クラフト体験教室
夏休みの工作をやりにきてる小学生も多数。
パンフラワーアートのノブコさんに、Mooも教えていただきました。
パンフラワー教室1 パンフラワー教室2
カプチーノアート
リゾナーレ4 リゾナーレ5
これは、いまだけじゃなく、いつもやってもらえます。
丸山珈琲のスタッフさんはカプチーノアートが得意。
温めたミルクで器用に模様を描いていきます。
今日は雨でした。少々歩きにくい面はありますが、雨のリゾナーレもしっとりしてステキです。
気軽にアートに親しめる楽しい休日になりそうです。

ホースショーのもうけもの

25日(土)、小淵沢・馬の祭典「ホースショー」の当日。
2週間も前に梅雨明け宣言したというのにずっと雨や夕立が続いています。
この日も日中はギラギラ照っていたというのに、5時過ぎからにわかにかき曇り。
ホースショーの開会式で太鼓演奏を控えていた私たちの心配が募ります。
それでもギリギリまで演奏の準備は整えます。
演奏衣装に着替えてスタンバイ。
・・・と、その前に別の衣装も見てみたい、と立ち寄ったのがジーン・ナッソーズ
ステキなレディスファッションのお店。
ほう、ウェブショップもたちあげたんですね。
ホースショーの会場となっている県馬術競技場のすぐ隣にあるレストラン「サンディアカフェ」の敷地内にあります。
前はレストランの建物の一角にありましたが、先週小さなかわいい小屋ができ、ちょこっと移転しました。
ジーンナッソーズ
馬の町こぶちさわにぴったり、ワイルドウェスタン調から、ふわふわフェミニン系まで、多彩で粋なお洋服。
日本製で縫製がよく、細かいところまでデザインが凝ってて、どんな女性もお好みの一点がみつかるはず。
太鼓の衣装替えのために、特別に試着室を貸してくれる、と太鼓仲間でもあるオーナー・コバヤシさんからのうれしいご提案にあまえ、女子2人で行きました。
(もちろん出演者用の控え室もあるのですが、男女一緒、ヒーローショーの人たちとも共有、ということで、使いづらいのです)
太鼓の衣装に着替える前に、ちょっと商品も試着してみようよ、が命取り(?)。
前々から狙っていたクレイジーキルト風の青いスカートをゲットしてしまいました。
ウェブショップで今「品切れ中」になっているのは、私のせいかな??
太鼓をステージ上にセッティングする時間になって、小降りだった雨がいよいよ強くなってきました。
これでは演奏はムリです。
太鼓はぬれると皮が痛み、ものすごい損害になってしまうのです。
残念ながら今年の演奏は中止にせざるをえませんでした。
泣く泣く太鼓を片付けます。
胴についていた雨水をぬぐい、ブルーシートをふき、足のよごれをこすりとります。
演奏もしてないのに、どっと疲れ。地域貢献もできなかった。
骨折り損のくたびれもうけ、とはまさにこのこと。
スカートとくたびれ、2つのもうけもんで、プラマイゼロというところでしょうか。
ジーンナッソーズ2

2009年7月17日

夏こそ北欧デザイン!イーゲルコット

大泉、レインボーライン沿いにステキなお店を紹介してもらい、行ってきました。
IGELKOTT イーゲルコット ホームページ
北欧柄の手作りバッグのお店です。
イーゲルコット1
大好き系だー!!
イーゲルコット2 イーゲルコット3
テラスの前は緑陰美しい森。
イーゲルコットとはスウェーデン語でハリネズミの意味なんだそうです。
スウェーデンはじめ、フィンランドやリトアニアなどからのしっかりした生地で、いろんな大きさ、柄あり。
オーナーは関西出身、芦屋にもお店があるそうです。
芦屋のハイソな雰囲気にも合いますが、この八ケ岳のさわやかな夏にもぴったり。

2009年7月3日

あのジャズライブのホールで!

Mooが習っているピアノ教室では1年半ごとに発表会を催します。
今度は今年の秋。
Mooも初めての発表会にでることになりました。
今回の会場は小淵沢のペンション月下草舎
ジャズライブやクラッシックコンサートでもおなじみで、
中本マリさんはじめ有名なミュージシャンも来たりするところです。
シックな内装で、とても雰囲気のある高い吹抜のリビング。
文化ホールみたいな大きいところじゃないけど、
いかにもアットホームなホームコンサートになりそうで、ステキ。
今からとても楽しみです。
今年で12回目にもなる「こぶちさわ音楽祭」の会場のひとつでもあり、
いい音楽に身近に触れる機会をつくってきてくれました。
これから夏に向けて、あちこちでいろんなライブやコンサートがあります。
小さい子がいるとなかなかいけなくなってしまいましたが
「音楽のまち、こぶちさわ」の評判、ますますあがるといいですね。

2009年6月6日

増田珈琲館で読書

噂には聞いていた、清里の増田珈琲館
清里まきば通り沿い、牧草地と畑の中に佇むかわいいカフェです。
コーヒー豆販売、雑貨販売、奥に喫茶コーナーがあります。
増田珈琲館3
畑や森を眺めながらゆっくり珈琲タイム。
増田珈琲館2
喫茶コーナー一番奥は個室風になっていて、こもりたい人に最適。
増田珈琲館1
八ケ岳の喫茶店の多くはカウンター越しにマスターとお話するパターンが多いのですが、
たまには話より読書に専念したいときもあります。
なんといってもこの環境にゆっくり、心身ともにほぐしたいとき。
増田珈琲館に流れる音楽は軽いジャズのピアノアレンジ、そして珈琲を煎る音です。
その音が耳にここちよく、小窓から見える牧草や森の緑のやさしい光で、
店内においてあった「食堂かたつむり」を読みふけってしまいました。
「食堂かたつむり」はある日突然恋人と家財道具と声を失った主人公が、故郷の田舎に帰って田園の中で食堂を開く物語。
あまりにもこの店内で読むのにぴったりの雰囲気のお話でした。
続きが読みたいので、近いうちにまた行こうっと。
そうそう、大きなスピーカーの台が灰色の御影石でした。
増田珈琲館4

2009年5月14日

日本アルプスの少女

明野町にあるハイジの村に行ってきました。
ハイジの村1
「ハイジ」というにはかなり人工的な雰囲気はあるものの、
茅ヶ岳中腹から望む南アルプスの雄大な景色と開放的な公園は、
休日数時間を過ごすには十分です。
ブライダルも積極的に行っていて、こういうメルヘンタッチのテーマパークウェディングもいいだろうなぁと思います。
館内のおみやげ店では、アニメ「アルプスの少女ハイジ」を常時上映。
久々にはまりました。
ハイジの村2
なんといっても南アルプスの甲斐駒がアルムの山にそっくり。
さすが日本アルプスというだけのことはあります。
ハイジの村3←小淵沢より甲斐駒を望む
約130年前の話といえども、この話を見ているとことごとく八ヶ岳での山暮らしとリンクすることが多くて、おもしろい。
たとえば鉄道と村の位置関係。
ハイジの住むデルフリ村は架空のところですが、実在のマイエンフェルトの郊外らしく、
さしづめ、小淵沢と笹尾みたいな距離感かな。
それからアルムおんじは木工で生計を立てていて、簡単な大工工事や車椅子の改造などもできるところをみると、とても器用な人のよう。
半自給自足しながら人里離れたところで木工工房してる人、八ケ岳エリアにも多いです。
とにかくいいアニメです。
オープニング見ただけでワクワクしてしまう。
渓谷のデルフリ村(白州みたい)から山のアップ(甲斐駒みたい)へパンアップ、空から大きなブランコに乗ったハイジの頭に小鳥たちがとまり、また羽ばたいていく一連の動き、ペーターと輪になって踊る背景の四季の移ろい。
画面構成に宮崎駿氏。さすがです。
本編の背景画も美しい。この頃のアニメのほうが絵がきれいなんじゃないだろうか。
4才のMooも、ハイジがフランクフルトから帰ってきて、おじいさんと再開するシーンでは
涙をぽろぽろと流していました。(私もうるうるしてました)
絵が動いておもしろい、というテレビの見方とは明らかに違う、
ちゃんとお話に入り込んでいる証拠です。
子どもの頃見ていた印象では単純にハイジに感情移入していましたが、
今大人になって見ると、どちらかというと悪役だったロッテンマイヤーさんやデーテおばさんにむしろ共感している自分がいます。
ロッテンマイヤーさんは女性の身で格式ある富豪の家の執事。
キャリアウーマンであるがゆえの厳しさと粘り強さ、プライドの高さ、職務への責任感が伺えます。
デーテにしても、若いみそらで幼い姪を育てる境遇に陥り、母親の介護もかかえていたという苦労人。
身内だからハイジがかわいくないわけはないんだけど、手放さなければ就職もできない。
「しかたがない」と自分に言い聞かせながらアルムおんじのところへ連れて行ったら
「もう二度とここへは来るな」といわれて思わず涙。
ハイジと自分の両方が不憫で悔しくて流した涙だったのでしょう。
クララもいい子だなぁ。
まだ12歳なのに聞きわけがよくて、価値観の違うハイジもちゃんと受け入れて。
それぞれの登場人物が、実にきちんと描かれているのです。
これは原作の力ももちろんあるのでしょうけどね。
富士見図書館にDVDがあり、空いてるものから借りてきています。
来週の保育園の親子遠足は野辺山の滝沢牧場。
乳しぼり体験をしますが、ハイジのアニメがいい予習になりそうだ。

2009年4月21日

「てんつくりん」でくつろぐ

大泉・「Cafe&Zakkaてんつくりん」。
てんつくりん4
ネットショップから始まり、昨年の秋実店舗がオープン。
オーナーは東京からの移住3家族の奥様たち。
40代、子育て世代。
今日、初めてお邪魔しました。
このお店を知ったきっかけが、また偶然のご縁でした。
先日、大泉のひまわりスーパーで買い物を済ませ、車に戻ろうとしたときのこと。
二人の娘も一緒です。
下の娘Tazをスリングで抱っこしていました。
と、ふとすれちがった女性に「あれ?もしかして・・・」と声をかけられました。
見ると、田舎暮らし物件案内の仕事で出会ったお客様で、
てんつくりんのオーナーのお一人でした。
「あらあ、こんなところで」と近況報告井戸端会議が始まります。
スリング姿が珍しくて目がいったところ、私だと気づいてくださったようです。
しばらくお会いしないうちに私も産休に入ってしまいましたが、
めでたく物件も決まり移住を果たされたとのこと。
ウチの会社媒介ではないものの、個人的にはうれしい限りです。
だって、このヒトたち、すごーくおもしろいんですもん。
先日お会いした奥さんの家族含め、3家族はもともとお子様の保育園つながり。
東京のとある保育園で偶然出会った家族が、そろって田舎暮らしを考えた。
レストランと雑貨の複合店をみんなでやる。
そんな夢を抱いて、それぞれがほぼ時期を同じくして本当に来てしまった。
店舗はそのうちの1家族の自宅1階部分を改造したそうです。
もともとアトリエ兼自宅だった建物を借り受けたもので、
シンプルな木床と白壁のワンルームスペースは
ちょっとレトロな感じもするギャラリーカフェになっていました。
まだ1年もたっていないのに、まるで昔からそこにあるかのように
森になじんでいます。
てんつくりん1 てんつくりん2
「てんつくりん」とはそれぞれの家族の子どもの名前の一部をひろったものだとか。
「てづくり」とかけたんですね。
響きがなんともかわいい。
そしてドメインが1029rin。
考えたものです。
てんつくりん5
雑貨は手作りの和モノ中心。
入れ替えも適宜行っており、今は染物が多かったです。
八ケ岳のクラフト作家のものも扱っています。
てんつくりん6
アロハ風子供服も。
お茶がいただけるのがうれしい。
これまた手作りの、スイーツセットがおすすめ。
スコーン、パウンドケーキ、杏仁豆腐のセットをいただきました。
やさしいママの味、でもちゃんとプロのしあがり。
てんつくりん3
4月29日からランチも始めるというから、また楽しみです。
オーナーの奥さんたちは私とも同世代。
お会いした頃から、初めて会った気がしないくらい、親しみが感じられました。
このステキな空間に、これからも時々お邪魔することになりそうです。

2009年4月1日

神代桜、一足早く見ごろ

武川の神代桜が五分咲きとの噂を聞きつけて。
神代桜1 神代桜2 神代桜3
日本最古。
樹齢2000年の天然記念物。
ヤマトタケルが植えたといわれるエドヒガン。
支柱に支えられながらも華麗に枝を広げて舞うように立つグレートマダムが神代桜。
市内で最初に見られる桜名所のひとつです。
神代桜の隣にあるのがその子どもの木だそうです。
五分咲きと言いながら神代桜だけで見るとほとんど七分くらいまで咲いてました。
参道の並木はまだ一〜三分です。
今週末あたりが休日ピークかな。
4日ほど前に甲府に行きました。
こちらは満開にちかい。
甲府桜
久々のライター仕事で、里山の桜(花)について取材&執筆予定です。
名所撮り歩きが楽しみ。

2009年1月26日

セルクルの新発売パン

昨日新しいパン屋さん「クラスティー」に行ってきたので
相乗効果、ってやつでしょうか。
セルクルのパンにも会いたくなりました。
セルクルにはほとんど週1で買い物がてらのおしゃべりに行ってるのに。
他のお客さんがいるとダラダラしゃべれないんだけど
今日はなぜか1時間近くもお茶を飲みながらオーナー夫婦とお話できてしまいました。
食パンに限って言えば、もっちり感を求める我が家。
セルクルか富士見高原のカントリーキッチンの食パン以外は買わないと決めています。
セルクルではそのほか時々カンパーニュやフランスパン(バゲット)も買います。
セルクル2 昼前後が最も品揃え豊富。
新作がでました。
セルクルのカンパーニュは「媚びない!」と言わんばかりのどっしりハード。
自家製酵母独特の酸味とあいまって、噛んで噛んで味わいたくなるもの。
そんなカンパーニュ生地にいちじくとオレンジピールの角切りを練りこんだ、フルーティーな一品です。
セルクル1 フィグオランジュ。
色目も少しオレンジがかってきれい。
半日くらい落ち着かせたほうが、味わいが出ておいしいそうです。
ぜひお試しあれ。