おかみブログ

2012年4月20日

お墓参り写真コンテスト

「お墓参り写真コンテスト」に応募しようと思います。
お墓参りをしているところの写真。
だれでも応募できます。
お墓100年プロジェクト実行委員会というところが主催していて、
月刊「石材」を発行する石文社が問い合わせ窓口。
ウチのお墓は町内のすぐ近くにあるので、わりと頻繁にお墓参りしてまして、
だいたい子連れで行くものですから、子どもが拝んでいる写真がかわいくてよく写真を撮ります。
また、ころころ通信やブログのネタにもなるかも、と人のお参り姿も、了承いただいて撮らせていただいてます。
だからお墓参りの写真、けっこうあるんですよね〜。
一人1点、とかいわれても選びきれない〜。
5月11日まで。
よろしければご一緒に応募しませんか。
墓参り

2012年4月15日

春の風景・撮り歩き大作戦

4月の八ヶ岳。
甲州では雛人形を4月4日まで飾る風習があるそうで、我が家でも2人の娘と私のために飾っていた雛人形を4月5日におろしました。
そして次はこいのぼり!
末っ子だけど頼もしい息子の成長と、お父さんの健康を願って、今年も掲げます。
ウチは田舎のわりに敷地が狭いので、身の丈にあったベランダサイズを。
暖かくなり始めた卯月の空に舞い始めました。
お父さんの子どものときに飾っていた兜や、縁起物の日本手ぬぐいも窓辺に飾りました。
こいのぼり1 こいのぼり2 こいのぼり3 こいのぼり4
暖かく、気持ちよくくっきりと晴れたので、そのままKuhと撮影の旅にでかけました。
こいのぼりといえば、高根町長沢の鯉のぼり。
500匹もの鯉のぼりが長沢の渓谷に掲げられます。
毎年5月5日には「鯉のぼり祭」といって、田んぼで泥だらけになったりするイベントが催されます。
今年あたり、行ってみたいなぁ。
長沢こいのぼり1 長沢こいのぼり2 長沢こいのぼり3 長沢こいのぼり4
富士見町境・井戸尻遺跡は今が梅の最盛期。
八ヶ岳や甲斐駒をバックに、息子に花の中で写ってもらいました。
「花と少年」。うーん。びみょー。
井戸尻梅1 井戸尻梅2 井戸尻梅6
井戸尻梅5 井戸尻梅3 井戸尻梅4
水仙の前で。
水仙1 水仙3 水仙2 
男の子だけど、花の前でたくさんたくさん撮りました。
まぁ、4月8日はおシャカさまの誕生日で、全国各地で「花祭り」が催されるそう。
おシャカさまも花がお好きなんですもの、うちのKuhだって。

2012年3月18日

こういうの、仏縁っていうんですかね

地域のお寺さんめぐりを始めてます。
石屋としてお寺さんとのおつきあいは必須だけど
そればかりではありません。
地域の歴史や風土を知るにはお寺の存在は欠かせないからです。
それに檀家離れ、宗教離れといわれている一方で、心の救いを求めている人は増えてる。
社寺仏閣に美的感動を味わえる人も、写経や座禅で不安から逃れられる人も、今の時代だからこそ多いのです。
そんなニーズに情報発信していけたら・・・
・・・と、エラそうな理由付けですが、本音は自分がお話を聞きたいのが一番。
なんたって、取材という名目で、タダで法話が聞ける。
役得ですね。
今日は小淵沢円通寺の住職さんを訪ねました。
大月のお寺を兼務、さらに東京で仏教系の本の出版社も経営されています。
今までももちろん大おかみが、お施主さんの供養の際にお会いしたり、季節のご挨拶はしていましたが、
私はきちんとお話するのは初めて。
お忙しいから今日はちょっとご挨拶だけと思っていましたが、
中に上げてくれ本堂に案内してくれ、お茶まで出してくれながら、約2時間もお話を聞かせてくださいました。
「寺っていうのはもっとも弱い人に寄り添わなければ、存在意味がない」
「自分で幸せの上塗りを続けることが、相手といい関係を築くコツ」
「気取った言葉では人を感動させることはできない」
江戸っ子のようなキップのいい話しぶりの中、いくつも宝石のような言葉を落としてってくれました。
そろそろおいとましようかと腰を浮かせたころ
「この本持っていきなさい」と出してくれたのが
『みんなに読んでほしい 本当の話 〜おしょうさんも救われた25の生き方』
本当の話
「あれっ!私この本持ってます!」
イラストを描いた長谷川葉月さんとは独身時代の友人。
葉月ちゃんから紹介されて彼女経由で購入してあったのでした。
この本は阿部住職さんの経営する出版社興山舎から出ていて、葉月ちゃんはその会社で編集や挿絵の仕事をしているとのこと。
びっくりです!
住職さんがその場で葉月ちゃんの携帯に電話してくれ、「珍しい人と代わるよ」と私につないでくれました。
「久しぶり!こんなところでまた話ができるとは!」
20代の頃の調子に戻ってひとしきりキャアキャア話していると、
「こういうの、仏縁って言うんですかね」と横で夫がつぶやきました。
本ではいろんな人(25人)の苦悩とそれを乗り越えたり救われたりした実体験が書かれています。
ふりがなはありませんが、大きめの字で比較的平易な言葉づかいで書かれているので、小学校中学年以上なら読めるでしょう。
絵本のようなファンタジックな長谷川葉月さんのイラストもいやされます。
人生にちょっとつまづいたとき、なんとなくわさわさすごしているとき、人生の節目にきたとき
手にとってみたい本です。
本の購入はコチラから→「むうた・えほんの部屋」

2012年2月3日

尊い仕事

ころころ通信9号ができました。
今回は奇しくも「教育」が共通のテーマみたいになりました。
小学校の話題2つ、環境学会の先生の話。
通信をまとめて置いていただこうと、今回取材させてもらった環境についての研究をしているT先生のところに行きました。
日蓮宗のお寺の住職さんでもあります。
アポをとらずにいきましたが、先生はこころよくお宅にあげてお茶を出してくださいました。
「この通信も、よくまとめられてますね」
とお褒めの言葉。
いろんな方々と繋がりになれるのが、わたしにとっても楽しいし、いいお話をきかせていただいたことを他の人にも聞かせてあげたい、石の魅力やお墓の大切さ、地域の情報、そんな情報発信が自分なりにできれば・・・
と熱く語ってしまいましたが、
そんな私の様子を静かに聞いていた先生、
「尊いお仕事ですね」と、とても愛情のこもった表情で言ってくださいました。
こんな言葉を使ってほめてくれる人、いるかしら・・・。
しばし感動で言葉を失いました。
尊いお仕事は先生のほうだと思いました。
今回の震災で何ができるか。
先生もとても心を痛められたそうです。
金銭的な援助はもちろん、被災地に実際に行って、支援活動もされました。
亡くなった人の中にはお葬式すらあげられなかった人がたくさんいます。
先生はそんな人々のために供養をささげてこられたそうです。
「それが私の仕事ですから。」
現代の日本は宗教心が相当薄れてきてしまってます。
でも、ただでさえストレス社会の現代。
心の安寧や救いを求める人は潜在的なものも含めるとどんどん増えていて、
ヒーリングだのアロマだのが流行り、カウンセリングや心療内科が求められてます。
こういうときこそ正しい教え、救われる言葉が必要なわけで、
本来、お寺はそういうものを与えられる素材がたっぷりあるはず。
キリスト教の教会みたいに、普段から癒しの場になってくれるようなお寺を、今の日本人は求めてるんじゃないでしょうか。
先日参加してきた「信州の山寺で写経にいそしむ」の会に若い女性もたくさん来ていました。
このお寺では奥さんが「てらーと」といってお寺で絵画や造形をするイベントを時折催しています。
絵を描いたり形を作ったりすることで脳が活性化され、自己表現や心の安定が図られるのだそうです。
高齢者や子ども、知的障害者にもとてもよい効果を生んでいるとか。
お寺を葬式仏教だけでない、もっと身近に感じられる場だといいなと思いました。
ということで、遅ればせながら、これからお寺めぐりにも挑戦です。

2012年1月1日

2012年初日の出

2012年、初日の出はうす雲をまとった空の中でした。
薄紫の雲の中に富士山が見えます。
2012日の出1
冬休みの宿題「年末年始にしたこと」を書くためもあって、Mooにめざましをかけさせ、二人で見ました。
(今の時期の日の出は7時頃。でもウチは普段朝寝坊だから、めざましは必需品なのです。)
2012日の出2
比較的暖かい日。とはいってもマイナス3度くらいにまでは下がってます。
何事も五感で味わうことを意識するよう、実家のじいじの言いつけです。
雲の中の日の出と空の色。
遠くで聞こえる冬の風音とカラスの声。
冷涼な空気の中で吸う朝の里山の匂い。
思わず垂れる鼻水の味。
手袋を忘れ、ポケットの中で合わせたときのお互いの手の感触。
Mooは何を感じたのでしょうか。
感じたことを言葉にさせる雰囲気と余裕を与えられたかどうか・・・・。
五感で感じるのは動物でもできること(むしろ動物のほうが敏感)ですが、
それを言葉にする技を持つのは人間だけ。
その言葉を持たせるのが教育、と法光寺の龍澤住職のお話が思い起こされます。
今年はいい年になりますように。

2011年12月31日

年末、冬の里山さんぽ

今日はいろんなお宅でお餅つき。
年末最後の組奉公で、配り物ついでに子どもたちと散歩で出かけました。
今まさに餅つき真っ最中、というお宅が。
つきたてのお餅をおすそ分けいただきました〜。役得!
年末さんぽ2
おまけに餅つき体験も。
森のようちえんや石屋のイベントでやったことがあるので、初めてではないのですが、
こんな一般家庭で、ふつうに年末行事として行っていることがすばらしい。
もちろん、ご当家にとってもビッグイベント。そんなご家族の和の中に入れていただきました。
年末さんぽ3 年末さんぽ4
今日は晴れて、日中は日差しが暖かい日になりました。
山が冬空にくっきり。
年末さんぽ1
午後はお約束してあった白州のお客さんのところへ。
こちらでも午後イチでお餅をつき、なんと1.5升分もおすそ分けしてくださいました。
悪いのでもち米代だけとっていただきました。
道の駅はくしゅうに農産物やおこわ、漬物などを降ろしている人。
数種類のお漬物もいただき、途中で購入した「はくしゅう豆腐」でありあわせの味噌汁をつくり、炊きたてのごはんと漬物とお味噌汁だけの、シンプルな夕食を食べました。
日本人でよかった〜。

2011年12月26日

クリスマス礼拝

教会のクリスマス会に行ってきました。
この教会の合同墓を建てさせていただいたご縁があったのですが、
その後Mooの同級生のお母さんが通っていると知り、
今回は彼女からお誘いをいただいて、参加してきました。
八ヶ岳はいろんななところでつながりがあるものです。
教会のクリスマスは久しぶり。
子どものときにはよく連れられて教会に行ってましたし、
大学もミッションスクールだったので、教会とは縁がありました。
子ども向けのパペットショー「クリスマス物語」。
こういうの、なつかしいなぁ。
クリスマス会1
たくさんのもちより料理をいただきながら、ギター演奏の賛美歌に耳をすませ。
クリスマス会4
手話で「四季の歌」をみんなで歌いました。
MooもTazもいっしょうけんめいマネしてました。
クリスマス会5
最後はキャンドルサービス。
やっぱりロウソクの光ってきれいです。
Tazも神妙な顔で、ロウをおとさないようにしっかり握っていました。
クリスマス会2 クリスマス会3
以前仕事でお会いしたことのある人にも思いがけず再会しました。
不思議なご縁です。
そういえば「縁がある」というのは仏教的な言い方ですが
クリスチャンの方々も同じ意味で「神様のお導きで」という言葉を使うのですね。
人との出会いに感謝する。
何に感謝か。それはやはり「偉大な力」。という発想は古今東西同じなのかもしれません。

2011年12月22日

東京で

評論家・勝間和代さんがある番組で言ってました
「なるべくふだん会ってない人に会うようにするといい」
新しい人でもいいし、古い友人でもいいし、今は一緒に住んでない肉親でもいい。
非日常の出会いは脳を活性化するとのこと。
女史の後押しもあって、東京で行われた同窓会に参加してきました。
大学の放送部の先輩後輩。
昔の仲間との会話は、不思議です。
居心地のいいぬるま湯につかっている気もするし、ひそかな競争心もあったり、外見をいかにさりげなく魅力的にみせるかということにちょっとだけこだわってみたり(いっぱいはこだわらない)、これから何回会えるかということがアタマをよぎったり。
今回思い切って、ある女性を誘ってみました。
東京に住んでいたとき仲良くしていただいた先輩の奥さん(同期同士の結婚)です。
ご主人は4年前に他界されました。
お葬式には行きましたが、本人には会えないんだ、という当たり前のことを痛感したのを覚えています。
住所しか知らなかったので、手紙を出しました。
パソコンで何度も推敲を重ね、便箋の柄も吟味しました。
ふだんあまりしないけど、とても楽しい作業でした。
手紙が届いたその日のうちにメールをいただきました。
「誘ってくれてありがとう、ぜひ行きたい」
会に行ったら後輩の女の子が(女の子、ってもう世間的にはお互いオバサンだけど)
あるCDをくれました。
在学時代に制作したラジオドラマ、私も出演しているものでした。
もちろん存在は覚えていました。
でもいまさら聞くのも恥ずかしくて、もってかえってきて数日経つ今もまだ聞いていません。
人との出会いは大切にしなきゃな。
別れることも多くなる年齢だから。
「絆」。今年は特に考えた人も多いんじゃないでしょうか。

2011年12月16日

天に向かって合掌

「石や・ころころ通信 9号」の編集を始めました。
次号のコンテンツは
1.小2年生が職場見学にきてくれた 報告
2.吉村作治絵付けの生前骨壷
3.落合小学校さようなら 記念碑にこめた想い
4.その道のプロにきく「人間を育てる4つの環境」by 山梨環境会議会長 兼 日蓮宗住職
5.石のある風景写真 冬の石
6.白州米で作る祝儀用餅を販売する地元のグループ
7.スタッフ紹介 兄弟会社伊藤建設石材の社長
8.編集後記、ケンちゃんパパおめでとう
今回も盛りだくさんです。
3.の落合小学校の記念碑役員さんと4.の日蓮宗住職さんへの取材が終わりました。
住職・瀧澤先生のお話はものすごく濃い内容でした。
さすが、法話のように心にしみました。
1時間半もマンツーマンで法話をしていただくなど、ぜいたくな話です。
ありがたや。
先生は環境を考える学会の山梨支部の代表を務めていらっしゃいますが、
そんな活動の原点となっている思想があります。
「人間が幸せに生きるために必要な4つの環境」。
1.自然環境
2.社会環境
3.家庭環境
4.教育環境
これらを脅かす、破壊する例が昨今顕著だといいます。
「自分さえよければいい」「お金さえあればいい」そんな考え方が4つの環境を脅かしている。
これを発想転換して「自他共に栄える」「物質より精神を重んじる」
そうすると環境を守る方向に行ける。
そこに必要なのは感謝のこころ。
あるフランス人が作家曽野綾子さんに言った言葉があるそうです。
「富士山は大地から天に向かって合掌している姿ですね」
今日先生が教えてくださったことはこれだけじゃないですが、
私はこの「富士山合掌説」がとても印象に残りました。
ものすごく巨大な合掌。
そして富士山はどこからどの人が見ても合掌に見える。
みんなに向かって合掌してくれている。
だから人は富士山を見て自分も手を合わせるようになるんだ。
相手を尊重する気持ちが自分も尊重してもらえる。
八ヶ岳から見る富士山の合掌の姿は本当に雄大です。
冬はまた格別。
富士山合掌

2011年11月27日

落合にわれら学ぶなり

富士見町立落合小学校が、140年の歴史に幕を閉じました。
(実際は今年度末3月まであるけど)
26日(土)、閉校記念式典が行われ、
記念碑建立業者としてウチもよばれました。
在校生31名、卒業生、役員、役場関係者…すごい数の人が集まっていました。
ウチは記念碑の碑石の部分を作り、除幕の準備を整えました。
除幕式の後は体育館で式典。
在校生が一人一人夢を語り、会場全体が感動と寂しさの涙に包まれました。
富士見で一番歴史のある小学校。
甲州街道から少し七里岩中腹にあがった、森に囲まれた里山の校舎です。
校庭を見下ろすところにいくつも記念碑があり、昔ウチで建てたものもあります。
これ以上増えることはないんだろうなぁ、と思いつつ除幕の瞬間を見届けました。落合小式典1
落合小式典2
落合小式典3
落合小式典4
落合小式典5
落合小式典6