おかみブログ

2011年2月4日

富士の国やまなし館に

東京日本橋に、山梨県のアンテナショップ「富士の国やまなし館」が昨年オープンしました。
そして、年末にはあのカリスマソムリエ・田崎真也さんプロデュースのワインレストランがオープン。
そのレストランに山梨県産の石材を使った配膳台を納めたのは、当店です。
先日夫が東京へ行く機会があり、やまなし館にもよってきました。
レストラン「Y-wine(わいわい)」の席はほぼ満席。
お昼を少し過ぎた時間帯、おしゃれな会社員のおねえさんたちがカウンターでゆっくりランチをとっている姿が多かったとのこと。
当店の納めた配膳台は厨房とホールの間にあり、「ちょっと写真撮らせてください」的な雰囲気ではなかったので、外からちら見しただけだったそうです。
山梨県の代表的な御影石といえば、「塩山」。
その名のとおり塩山市(今の甲州市)付近でかつてよく採れた白御影です。
硬くて上品な目で、とてもいい石なのですが、残念なことに今は採石量が激減。
ほとんど流通していません。
石の量も採石する職人も業者も少なくなってしまったのです。
幸い当店は先代の時代にスラブ材を大量に仕入れてありました。
最近は当店でも原石から加工することはほとんどなくなって、宝の持ち腐れ状態になっていました。
今回、やまなし館立ち上げのプロデューサーの方とたまたま知り合いで、当店を指定してくださったのですが、
こういう仕事に対応できるのは、山梨県広し(?)といえども当店くらいだったのでは?
そんな栄えある仕事を、まだ私は見てないので、
ぜひ日本橋のワインレストランにデートかたがたつれてってもらいたい、と夫にはお願いしているのですが・・・・。
さて、いつになることやら。

2011年1月10日

福引大会&どんど焼き&石で正月おさめ

あけましておめでとうございます。
正月はひたすらゆっくり休み、あっという間に正月あけになりました。
正月あけはどんど焼きと福引会でしめくくり。
商店街の福引会には石うすと石窯を出展し、実演展示しました。
私はほとんど手伝えませんでしたが、そのぶん夫と職人のホリイくんががんばってくれました。
商工会の1階駐車場が福引会場。
その入口に、もうイベントでおなじみ、大谷石の石窯を出しました。
ぽかぽか日当たりもよく、石窯もほんのりあたたか。
福引1
石焼いもと石窯ピザを販売。
市販のものですが、窯に入れると、「あらふしぎ、まほうのようにおいしくなるんです。」
福引2
福引3
石臼も実演。
今年は「小淵沢きびの会」の人たちが餅つきをするということで、臼と杵をお貸しして使っていただきました。
やっぱり石臼でついたお餅はおいしい。
石だと熱も逃げにくいので、やわらかさも長持ちします。
福引4 福引6
福引5
つきたてお餅のほかにも、古代米や手作り漬物の販売が。
田舎の味。おいしそー。
福引7
今年はペンション振興会の人たちが豚汁をサービス。
具だくさんのあったかい豚汁もうれしい。
福引は当たらなかったけど、おなかは満足の会場でした。
地区の子ども会ではどんど焼き。
くっきり青空でまさにどんど焼き日和。
どんどやき1
どんどやき2
こちらも枝につけた餅を火であぶって食べます。
どんどやき4 どんどやき3
もち、もち、もち、のお正月あけ。
寒い中でも、お餅があれば心はあったかくなりますね。
石臼もそんなシーンの縁の下の力「もち」役になれば幸いです。

2010年8月26日

ムーンストーンと珪化木

パワーストーンブレスレットのご紹介、続きです。
2種
ムーンストーン。
神秘的に輝く乳白色の石。
名前のとおり「月の石」、月の満ち欠けで起こる女性の生理バランスに作用するといわれます。
五穀豊穣を願ったり、妊娠出産の助けを祈ったり、生理不順の改善を求めたり。
女性には必需品の石と言えるのではないでしょうか。
ローズクォーツ、ピンクカルサイト、ビルマヒスイ、アクアマリンなど、女性らしさを助ける石や女性ならではの才能を開花させる石と組み合わせてみました。
ムーン
ペトリファイドウッド(和名、珪化木)。
木が化石化したもので、そのとおり、木目のような柔らかい風合いの縞が特徴の石。
木の根っこが大地に根付き、たくましい幹と枝を育てるように、
祖先から受け継いだ才能を引き出す力があるといわれます。
先祖を大事にするお墓づくりにも通じると思うので、お参りにはぜひ持っていっていただきたい石。
大地のチャクラ、黒系の石(ブラックトルマリン、スモーキークォーツなど)と合わせてみました。
ペトリ

2010年8月22日

パワーストーンブレスレットいろいろ

天然石ビーズのブレスレットの製作販売を始めました。
まずは私の好きな石の中から一般的なものを集めてみました。
黒…スモーキークォーツ、ブラックトルマリン
赤…カーネリアン
水色…アクアマリン、ブルーレースアゲート、
青…ターコイズ、ラピスラズリ
緑…ヒスイ、アベンチュリン
ピンク…ローズクォーツ
紫…アメシスト
透明…クリスタルクォーツ
タイガーアイやシトリンなどを近々に入荷する予定。
組み合わせを考えながら、つなげていきます。
組み合わせによって印象が変わるのがおもしろい。
石の持つ作用や意味と、チャクラ(体の各部との調和)を考えながら、ひたすらつなげます。
アクセサリーとしてはシンプルすぎるほどシンプルな、シリコンゴムでつなげただけのブレスレット。
ビーズの大きさは6mmで、ラウンドのものに統一。
色の石が映えるようにクリスタルをベースにしています。
よくシルバーパーツを使ったり、ビーズの大きさや形を変えてアクセサリー色を強くしたものも売られていますが、私はなるべく飽きのこないスタイルを、とこだわってみました。
わっかをつなげる作業は、なんだか心が静まって癒されるようになるから不思議。
半分瞑想修行のつもりで、いくつか作りためてみました。
お気に入りを見つけてもらえるのもうれしいし、
ご希望に合わせてオーダーメイドも承ります。
ほぼ石代とパーツ代だけでご提供。平均価格2500円くらいです。
男性用に、ビーズ玉サイズの大きいもの(10mm)や、法要にも使える数珠タイプのものも、これから作る予定です。
天然石ブレス1
天然石ブレス2

2010年4月30日

きのこのおうちと床の間石板

八ヶ岳アート&クラフトネットワーク「おらんうーたん」が秋彼岸に開催するオープンアトリエに、
初めて出ることにしました。
今日はフリーペーパー掲載用の作品の撮影。
まず高さ5cmのちっちゃいおうち。
フリーペーパーの表紙にするため、木・陶・ガラス・鉄などいろんな素材のおうちの集合写真を撮る計画だとか。
ウチは愛知県の下流の河原で拾ってきたカタチのいい石を使って、
きのこ型のおうちを作りました。
撮影の旅、まず自宅。
0430おうち2 0430おうち1
ああっ!巨人Tazの攻撃が!!
次はパン屋のセルクルさん。
0430おうち3
宿根草がきれいなフロントガーデンにて。
喫茶店fooさん。
桜もきれいだったけど、なんと言ってもオーナー・みぽりんのフラワーアレンジがかわいい。
ディスプレイに石もつかってあって、素朴だけど洗練されたおしゃれな店内なのです。
0430おうち4 0430おうち7
0430おうち5 0430おうち6
もうひとつはフリペの各工房のコマに載せる写真。
しぶい、書の彫刻板を作りました。
同じおらんうーたんのメンバーでオープンアトリエにも参加される、人形工房の賀多ぞうさんの書いた書を使ったコラボ作品です。
0430楽
床の間に、掛け軸などと一緒に飾って。
あるいはちょっとレトロな洋風たんすの上とか、玄関の飾り棚とか。
同じ製法で赤ちゃんの手形を彫ることもできます。
写真の花立とトレイも自家製作です。

2010年4月29日

おとうさん、あなあけて!

Mooが石を拾ってきました。
保育園でそのへんに転がっていた石ですが、なんだかカタチが気に入ったよう。
0429穴あけ1
ちょっとサビも出ていたりして、色合いも個性的です。
おとうさんの工場へ行って、「これ、穴あけて!」。
お気に入りの石を加工して二次使用したいと発想するあたり、さすが石屋の娘です。
どういう風に加工しようか、としばし悩むお父さん。
数mmの細い穴で、お香立てにするとか、
文字を彫るとか。
簡単にできて、なんかかわいい、そんな作品を模索。
何かを思いついて作業開始。
0429穴あけ2 0429穴あけ3
工場にすえつけてある、この大きな機械にΦ15mmのドリルを差し込み、
水を流しながらあけていきます。
数分で貫通。これで完成?
0429穴あけ4
0429穴あけ5
何にするの?これ。
二次使用どころか、ただほんとに穴あけただけじゃ・・・・
うーん。ナプキンホルダーとか?
何かの意味づけをしたい、貧乏性の母としてはそれくらいしか思い浮かびません。
でもまぁ、とりあえずおとうさんに、自分の気に入った石で「何か」をつくってもらった、というのがうれしかったようです。
こんどもう少し大きめの川原石を拾いにいってみるか。
みなさんもお気に入りの石があったら、ちょい加工しますよ〜。

2010年1月12日

新春福引大会で石臼大活躍!?

小淵沢町商店街の福引大会。
今年は福引だけでなく、パン屋さんやコーヒー豆屋さんのブースも並んでにぎやかなお祭りとなりました。
ウチは300kg近くある石臼を持ち込んで、餅つきをしてお振る舞いしました。
餅つき2 餅つき3
福引大会会長さんや近所のおかーさんにもついてもらいました
石の産地岡崎市の臼職人さんがつくった、その名も「宇寿石(うすいし)」という種類の白御影の臼です。
シャレじゃないんですけど、なんとなく縁起がいい。
宇寿石は目が細かく粘りがあって、硬度もあり、彫刻ものに向いています。
水にも強いので、食品を扱うものや屋外に据えるものにいい。
ウチでも臼のほかに神社の鳥居などに宇寿石のものを使います。
家庭では木臼が一般的でしょうが、
石臼は温度がさめにくく、お餅がやわらかくつきあがりますよ。
もち米は町内の自然食品店「笹屋」さんで分けてもらったもので、
市内の有機栽培米です。
甘みがあって、とてもおいしいお米でした。
3回蒸してつきましたが、大好評。
餅つき1
不況退散!大吉招福!
おいしいお餅をたべて、元気な1年にしたいものです。

2009年12月2日

石小物、出張撮影

石のこものたちを素敵に撮影してあげたいと思って、お友だちのお店をお借りすることになりました。
和風の写真は小淵沢・泉園さん。
築百年以上の3階建の古民家を民宿として開放しています。
床の間や建具ひとつひとつに歴史が感じられます。
日本庭園もすばらしい。
石の灯篭やつくばいがいい感じに苔むして、常緑や落葉の庭木がお互いになじみあって、一体感のあるわびさびの庭をつくりあげています。
貸しギャラリーとしても利用されていて、陶芸はじめ、染物、ガラス、木工、あらゆるクラフト作品の展示にぴったりです。
石小物撮影-泉園建物 風格ある母屋。
石小物撮影-泉園撮影風景 撮影風景。
石小物撮影-家紋2 石小物撮影-かめ2 
石小物撮影-花器1 石小物撮影-時計2 石小物撮影-家紋3
洋風の写真は長坂・翡翠さん。
コーヒー専門の喫茶店で、どっしりした丸太と無垢の板材をふんだんにつかった建物。
薪ストーブがさらに雰囲気を盛り上げます。
カップはそんな木の空間にぴったりする土色の陶器。
よけいな装飾がなく、コーヒーや小物をひきたててくれます。
石小物撮影-翡翠建物 石小物撮影-時計1
石小物撮影-石臼1 石小物撮影-welcome1
おまけ。
自宅の庭。
石のきのこがさりげなく、でもおもしろくはえている様子が撮れたかなー。
石小物撮影-キノコ

2009年11月26日

お守り石のブレスレット

てんつくりんさんで開いていたパワーストーンのブレスレットづくりワークショップ。
遅ればせながらご報告です。
きれいな冬晴れの祝日。
くっきりつややか青空。
少し紅葉色の残った山の頂にはうっすらと雪化粧が。
やっぱり八ヶ岳の冬はよい!
幸せな気持ちでワークショップ会場の、カフェてんつくりんへ向かいます。石ワークショップ7 石ワークショップ6
参加した人は全部で6人でした。
小学生と中学生の女の子もいました。
講師のみたけさんは若くてきれいな明るい人。
手作り感あふれるおしゃれな店内が、さらにさわやかな雰囲気に包まれていました。
石ワークショップ2
作業としては数珠繋ぎになった水晶玉のゴムを一度切って、自分の選んだ石2粒とシルバーパーツ1つを入れ、再びつなぎ合わせる、というだけのこと。
でもそれをじっくりじっくり時間をかけてやります。
ひとつひとつの工程をいとおしむように、自分自身に語りかけるように。
まず水晶玉のつなぎを選びます。
一見同じように見える数珠ですが、何か自分に語りかけたり、これだ、と思うものをもっているといいます。
そしてそれを心を込めて「浄化」します。
キッチンペーパーにセージエッセンスの入ったウォーターを含ませ、丁寧に磨いていくのです。
浄化には、日光浴月光浴、クリスタルの上に置く、乾燥セージの煙を焚くなど、いろいろありますが
自分の手でぬぐうのもそのひとつだそうです。
そうするとまた輝きがとりもどせるとか。
ふしぎ。コシコシ磨いていると、まるで自分の子供を沐浴させているような感覚で、とてもやさしい気持ちになれます。
そして明らかにまだテーブルに残っている選ばれなかった水晶と、今手に持っているそれとは気持ちの持ち方が違ってくるのです。
正直輝きが変わったかどうかはわからないのだけど。
その次にお願い事を書き出します。
8つ書く欄があります。全部書いてもいいし、残してもいい。
石ワークショップ1
そしていよいよ石選び。
石ワークショップ5
好きな石、というよりは、先に書いたお願い事をかなえてくれそうな石を、まず1つ選びます。
私はゆっくりえほんを読む時間がほしいと思って、ピンクの石を選びました。
そして次にその石をサポートしてくれそうな石を1つ選びます。
これは紫を。
水晶を新しいゴムに通し、選んだ石とカレンシルバーを加えてできあがり。
この作業もゆっくり丁寧にやります。
このころにやっと講師のみたけさんから石の意味を書いたプリントをいただきます。
でもそれについてみたけさんはいろいろ説明しません。
「みなさん、ちゃんとご自分の必要な石をわかってますよ」
ほんと、ふしぎなことにどの人も石の意味と願い事がほぼぴったり合ってるんです。
やさしい気持ちを持ちたい人はピンクの石(ローズクォーツ)、
恐れず前向きに進みたい人は赤の石(カーネリアン)
洗練された感性を望む人は青の石(ラピスラズリ)というぐあい。
できあがったみんなのブレスレット。
石ワークショップ4
みんなそれぞれ組み合わせが違います。
みんなとてもきれい。子供たちの感性も澄んでてとてもきれいなブレスレットができていました。
石と一緒に気持ちも大事にしたい、
そんな風に感じた、心に残るひと時でした。

2009年11月5日

パワーストーンワークショップ

石に思いをこめる、石に心を癒される、というのは一見非科学的だけれども、
その課程を大事にすることで、やっぱり効果があると考えるのが正しいと思います。
ひとつひとつ模様の違う石を見ているだけで、太古からの歴史が伝わるようで
楽しくなる今日この頃。
むづかしく考えなくても、アクセサリーとして自分だけのものをひとつ持っていたいなーと感じていたところ、
タイムリー!ワークショップのお知らせをいただきました。
大泉の雑貨カフェ・てんつくりんさんでのイベント。
自分で石を選び、アクセサリーにする方法を教えてもらいます。
以下、てんつくりんさんからのご案内メールより転載。
講師のみたけさんは、ネットでオーダーを受け、ご自分のインスピレーションから
ひとつひとつ違う石、デザインの天然石アクセサリーを制作されています。
http://hollyheal.blogspot.com/
天然石に「カレンシルバー」という、タイ・ミャンマー国境に住むカレン族の手仕事による
シルバーパーツを組み合わせたデザインが特徴です。
http://cromagnon.net/blog/topic/karen_stamp/
WSでは、クリスタルにこめられた意味を感じながら、
一人ひとり、自分の願いごとをかなえるための「お守りブレスレット」を
みたけさんと一緒に制作します。
晩秋の八ヶ岳の澄んだ空気、美しい風景と、
「てんつくりん」の自家栽培フレッシュハーブティもお楽しみいただけます!

いいですねー。
講師のみたけさんもきれいで、洗練されてるし
こういうことを近くでやってもらえるのも。
11月23日(月・祝) 10:00〜12:30
参加費6000円 
(ちょっと高いと思われるかもしれませんが、石や材料費込みですから)
私は参加します。
どなたか一緒に行きませんか!!