おかみブログ

2009年8月19日

パワーストーン石ことば

石屋の店頭をアレンジ中です。
今は天然石、パワーストーンのPOPづくりの真っ最中。
これは、知れば知るほど、ハマります。
きれいな色の石というのは見ているだけで心が癒されるもの。
色あいや構成元素などによって、いろんな意味合いがつけられ、古くから魔よけやまじないに利用されてきました。
科学的にほんとに効くのか、というのは定かではないし、実際愚問だと思われます。
不思議に輝く、微妙な光や影、縞、斑・・・。
太古の昔、地球の形成とともに偶然できた宝石が、はるかなる時を越えて今手元にあることの運命性を実感する・・・。
数あるパワーストーンの中からお店には8種類を置くことにしました。
なぜこの8種類か、と聞かれても困るのですが、一番は今までの仕入と在庫の関係ですね。
現実的すぎてすみません。
でもこの8種類の石が私たちの手元にあり、皆さんの手に渡る日を待っているのも、きっと何かの運命なのでしょう。
チャクラ的な順番で紹介。
●ペトリファイドウッド
珪化木
石ことば:博愛、真心、希望
和名・珪化木。木の化石です。木が長年の間に石と化したように、大地のような落ち着きを持ち、迷いをとりさり才能を開花させます。「五穀豊穣」
●ヘマタイト
ヘマタイト
石ことば:正義、友愛
鉄を豊富に含む、黒銀色のずっしりと重い石です。磨くと鏡のような光沢が出ますが、もとは鉄の赤色をしています。ローマ神マルスの石とされ、戦いのときにお守りに持ったりしていました。男性的でエネルギッシュな印象を持ちます。「交通安全」
●カーネリアン
カーネリアン
石ことば:勇気、情熱
血肉を連想させる深い赤の輝きを持つ石。パッシヴ、アグレッシブな雰囲気をかもしだします。精力的になり力がみなぎる効果が。「子宝祈願」
●ローズクウォーツ
ローズクォーツ
石ことば:愛、やさしさ。
淡く透明なピンクが女性らしい柔らかな愛を象徴します。やさしい気持ちになれ、若さや美しさを保ちます。「家庭円満」
●ソーダライト
ソーダライト
石ことば:知性
明るい空色の縞が混じる、まさにソーダのさわやかさが感じられる石です。
集中力を高め、優れた直観力と想像力を発揮します。「合格祈願」
●ブルーアゲート
ブルーアゲート
石ことば:長寿、富、健康
アゲートは「めのう」のこと。めのうにも多くの色や種類がありますが、寒色系の青は心を静めるほうの働きがあります。落ち着いた気持ちになれ、融合と調和をもたらし、人間関係がうまくいきます。「商売繁盛」
●アメジスト
アメジスト
石ことば:高貴、誠実、深い愛。
和名・紫水晶。紫は高貴な人しか持つことの許されなかった色で、神秘的な印象を持ちます。ギリシャ神話のニンフの名で、お酒に酔わないという意味も持ちます。冷静沈着で、直観力とインスピレーションを高める効果も。「学業成就」
●クリスタル
クリスタル
石ことば:完璧、冷静沈着
和名・水晶。ガラスのような透明感を持つ、誰もがよく知る石です。透明であることから、純粋さをイメージし、強い浄化作用を持つとされます。沈んだ心をリセットし、癒す効果があります。「健康回復」
こういう意味づけや効能は「こころのよりどころ」というか迷信みたいな感もあるので、
要は自分の好きな色を選べばいいと思います。
オーラソーマでも、そのとき選んだ色が自分に一番必要な色だったりするみたいですしね。
あるいはいろいろ集めてグラスに入れて飾ったりするのもきれいです。
配色もバランスがいいので、とりあえず1つずつ全種類そろえ、気持ちに合わせて使い分けるのもいいですね。
集合
自然の形と色をそのままに活かした、磨いただけの加工、タンブルでの販売です。
1個数百円〜

2009年7月23日

住宅の楚石

「友人が自分たちで家を建てるんですが、基礎になる石を分けてもらえませんか?」
そんなステキなご依頼をいただきました。
昔の民家の造りのように、コンクリート基礎ではなく石を並べた上に土台を置くやり方で建てたいとのこと。
依頼主は家族で移住してふだんは工務店に勤めるMさん。
もうすぐ3人目のパパです。
お手伝いするのは、森林組合勤務から転身、伐採から大工工事まで木のことなら幅広く請ける、素朴屋のイマイさん。
丁寧で早い、マジメな仕事ぶりはいろんな企業や個人のお客さんに大好評。
イマイさんの家の離れもMさんと二人で楚石を使った建て方で建てたとあって、初の居住用住宅といえど、慣れたものです。
4×4間の平家。北側に角材(三角もありますが)を使い、南側に玉石を使います。
楚石1
この角材をご注文いただきました。古い八ケ岳の地石で、いい具合に色がかわっています。
ここは土間になる部分。三角材もきれいに並べられました。
楚石2 楚石3
玉石は大武川の河岸付近のもの。御影や安山岩がいろいろまじってます。
この上に直接柱を建てます。石の丸みにあわせ、木材を加工する予定。
楚石4
確認申請を出して今の基準法にのっとって建てる家づくりではできない、昔ながらのやり方。
完成が楽しみですね。

2009年5月24日

ピンコロ仮置き

ガーデニングのシーズン到来。
ヒマワリの種まきの次は、家の前の花壇もなんとかしなければ。
今年はいよいよ石での整備も進めよう、と意気込んでいます。
アプローチと花壇のボーダーはピンコロを使う予定。
某ホームセンター・○マートでは白御影しかありませんでした。
あんまりきれいじゃなかったので、サビ石のがほしいと問屋さんにとりよせを頼んだところ、
「それなら今ちょうどウチの作業場に余ってるのがありますから、すぐ運んであげますよ」とのこと。
なんとお願いしてから1時間後に100個持ってきてくれました。
タイミングいい!
中国産サビ色の御影石。
ピンコロ1
こういう、花壇のボーダーには一般的にレンガが主流でしょうが
素朴な石もステキです。
とりあえず仮置きしてみました。
持ち運びがしやすく、女性でも簡単に作業できるのがいいです。
ピンコロ2
モルタルを使って固めたほうがいいか、それともを追加して、花を増やして自然になじんでくるのを待つか。
アプローチは乱貼り、角の花壇は低く積んで立体にする予定ですが、
こちらは夫の作業。
さて、いつになりますやら。

2009年4月26日

焼肉やさんの鍋敷き

おいし〜い但馬牛の焼肉やさん、その名も「但馬家幸之助」。
七輪の下に敷く鍋敷きを納めさせていただいたご縁があります。
小淵沢本店に加え、2号店の茅野店のできたのはもう1年以上前ですが、このたびやっと2号店にも足を運ぶことができました。
とろけるようなやわらかい肉質。
うすたれがつけてありますが、焼いたあとテーブル添えつけのミックス塩につけて食べるのが絶品です。
石の鍋敷き↓
但馬家1
木の内装とテーブルに合って、
少々の熱に耐えられて
重厚感のある素材・・・という条件で選んでもらった石。
ブラジル産赤御影、俗に「カパオボニート」ともいいます。
焼肉の油が染み込んで、いい感じの色になっています。

2009年3月21日

お彼岸、追悼フリマ

心配していた雨も午前9時にはあがり、一気に晴れ渡りました。
まず我が家のご先祖のお墓参り。
お彼岸フリマ1 
駅近くの集落墓地。後は八ケ岳。
ご家族そろっての墓参りの姿が何組もいます。
いいお日和ですねぇ。
サンディアカフェでのフリーマーケットに出店しました。
お彼岸フリマ2
サンディアカフェは、メキシコ風のレンガ色の建物が象徴的な多国籍料理バーです。
ここに集まる人も老若男女さまざま。
服装ひとつみても色とりどりです。
そんなテイストにふさわしい、フリーマーケットイベント。
石あるく&やよぶブースです。
お彼岸フリマ3 お彼岸フリマ5
石の鍋敷き、マタニティ、お墓磨き用ふきん、貴石、マンガ、お皿など・・・そこそこ売れました。
おおきに。
他の人もいいもの出してくれてました。
ゲットしたもの。
お彼岸フリマ4
売上高5000円強。購入金額1100円。ブース代1000円。
楽しんだ上、ちょっとだけ儲かったので、
夜はfooさんでお茶をしました。
こんな風にみんなが集って、楽しんで。
亡きOREGONのマスターにとっても、にぎやかなお彼岸だったに違いありません。

2009年3月19日

サンディアカフェのフリマ

フリマに出ることになりました。
馬の町・こぶちさわ。
それをこよなく愛したカフェ・オレゴンのマスターが亡くなって、四十九日もすぎました。
その遺品を分けるという趣旨で催されるフリーマーケット。
場所は馬仲間や八ケ岳を愛する老若男女が集う「サンディアカフェ」。
詳細はB&Bランプスロッジさんのサイトでどうぞ。
なかなか休日のそういうイベントに出られなかったので、
産休中なのをいいことにお誘いに乗りました。
商品の一例です。
フリマ1
古着はマタニティを中心に、着物も出品。
生活用品ではソファークロスやタオル、食器。
小説や絵本、漫画も出します。
そしてメイン(?)は石小物。
フリマ3 貴石。本物の水晶やアメジストなど。
フリマ4 恐竜やカメなど彫刻品、原始魚類の化石。
フリマ2 いろんな御影石の石板。花台やコースターに。
赤ちゃんも出る予定ですが、こちらは非売品、展示のみです。
3月20日(金・祝) 春のお彼岸
11時から4時頃まで。
小淵沢・サンディアカフェ。
どうぞお出かけ下さい。

2009年2月10日

雛人形

雛人形を出しました。
Mooが生まれたとき、大手の人形店に行ったことがあります。
最近のものは現代人の好みにも合うステキなお顔のものが多く、
小物や衣装もシックで、色あいを統一していて、幻想的な世界観を作り上げていました。
なかでも夜の浜辺を舞台にしたシックな青基調の衣装で動きのあるポーズをした一対は
源氏の君と明石の姫を思わせて私も夫も思わず見とれてしまいました。
「いいねぇ」と言いながらカタログだけもらってきたこともあったのですが、
何十万もする人形は我が家には高嶺の花。
その後ふとしたことから出会った人形師さんのこのお人形にすっかり心奪われてしまいました。
雛人形2 雛人形1
なんともひょうきんで、愛らしくて、単純な形なのに味わいがあって。
秋田の田沢湖を拠点とする劇団、わらび座の元団員糠谷啓三さんの作です。
糠谷さんはご主人が舞台美術などの裏方、奥さんが役者でした。
今は山梨と静岡を結ぶ富士川街道(現国道52号)沿いの鰍沢町で隠居暮らしです。
退団後、ご主人が人形づくりを始められました。
鰍沢町の古い小さな民家を買い取り、せっせとご自身で改修、屋根裏部屋を人形制作のアトリエにされています。
仕事で出会った方ですが、その人形たちの表情が忘れられず、娘の雛人形製作をお願いすることにしました。
以来、年1回の個展の案内をいただいたり、年賀状やわらび座のご案内をいただいたりして
おつきあいが続いています。
茶目っ気のある笑顔で、齢70を越えるのに少年のように目がキラキラしていて、
でも伝統を重んじる糠谷さん。
「芸能っていうのは日々の生活から生まれているんですよ。
網をひっぱる漁師の動きがソーラン節になったり。
そういう根っこをいつまでも残しておきたいですね」
夫が台を黒御影石で作りました。
人形師さんの人間味が現れた、大事な家宝です。

2008年11月7日

石釜火入れ

カフェピアニッシモに置かせていただいた、石釜の火入れをしました。
石釜火入れ1
この釜は調理室と薪室が分離したもの。
下でぼうぼう火を燃やし、上部の調理室を温めるところから始まります。
石がしっかり温まれば、遠赤外線効果が高まり、外はカリッ・中ジューシーなピザが出来上がるというもくろみなのですが・・・
やはりこれだけの大きさだと温まるまでにけっこう時間がかかるよう。
はじめのうちはまだまだ火が通ってないような焼け方でした。
薪点火から約2時間、ようやく理想的な状態に。
急いでいるときは、調理室に直接薪をほおりこんで、とにかくガンガンに石を焼くことが大切、という極意もわかりました。
楽しんで使ってくれたピアニッシモのマスター&お客様方に感謝です。
どんどん使い込んでくださいねー。
まずはイベントのときに。
石釜火入れ2 調理室にピザを入れた様子。
石釜火入れ3 できあがったピザ。
生地もペーストも具もいいから、少々焼きが甘くてもおいしい!
トッピングやサラダのハムやソーセージは、ハム日和さんのを使いました。
後半は焼き具合もカンペキで、極ウマでした。

2008年10月25日

お部屋の緑、フーデニング

紅葉が里まで降りてきて、1年で一番好きな季節がやってきました。
お部屋にも植物がほしいところ。
でもすぐ枯らしてしまうので、なるべく難しくないものを。
先日友人の2人展で入手した鉢にスプラウトの種を植えました。
グリーン1
こういうコーディネイトを提案している彼女。
石肌風の陶芸鉢に緑がよく合います。
伸びたらそのままサラダへ。
「food」+「gardening」で、フーデニングと呼ぶそうです。
陶芸家斉藤由妃子さんのHPhttp://www007.upp.so-net.ne.jp/spirit/
こちらは多肉植物。
グリーン2
石の鉢に寄せ植えしてみました。
湿気を嫌うこういうサボテン系の植物は石とよく合います。
最初の陶器鉢と同じ作家の定番アイテム。
恐竜のたまご風花器です。
グリーン3
こちらにはエアープランツなどを。
花台も石にこだわってみました。
大谷石、御影石、安山岩・・・・
いろんな色や種類の石板を組み合わせています。

2008年7月11日

石の靴脱ぎ台ができました。

かねてより欲しかった靴脱ぎ台の石を夫がようやく作って運んでくれました。
靴脱ぎ石2
履き出し窓から地面までは約50cmあり、毎日の洗濯やふとん干しで降りるには、ちょっとしんどい高さ。
今までは余った木っ端を並べてしのいでいたのですが、
見た目も使い勝手も悪いし、第一危ない。
妊婦になってからバランスがとれず、よく足をくじきそうになったものです。
こういう段差があった場合、エクステリアを考える上でいろんな方法がありますね。
コンクリートで台を作ったり
ちょっとおしゃれにするにはレンガを並べてモルタルで固めたり、
枕木を並べたりする方法もあると思います。
あるいは少し広げてウッドデッキとか。
でも和風の住宅なら断然、石。
ウチは純和風の家でもないですが、やはり石屋なので石にこだわってみました。
靴脱ぎ石1
今回は白い御影石(中国産)に炭色の塗料を着色したもの。
材料費がうんと安くおさまります。
また、砂利でならした地面に置くだけでいいので施工費もほとんどかかりません。
とはいってもさすがに手では運べないので、クレーンでの作業になりますが。
理想をいえば、黒御影か灰色御影、安山岩などを自然な形に加工したり
もともとある程度形のいい自然石を、
現場で水平を見ながら設置するのがかっこいい。
いいお宅やお寺などではそういうのもよく見られます。
でもまぁ、上が平らで、使い勝手を優先すれば、これが上々。
これで洗濯物を干すたびに「よいしょ」なんて言わなくてすみそうです。
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