おかみブログ

2011年9月20日

岩石のお勉強

今さらながら、岩石の種類について。
オープンアトリエにいらした方より、受験に使えるカンタンな覚え方を教えていただきました。
1.岩石大分類
岩石は大きく分けて2種類
堆積岩…積もったものが固まった石。(ビール的にいうと非熱処理」?)
火成岩…マグマの熱で固まった石。(「熱処理」)
 ※このほかに変成岩(大理石に代表される)もありますが、堆積岩も火成岩も変成作用を受けると変成岩というので、ここではとりあえず2分類
2.火成岩の種類
火成岩をさらに分類すると
○火山岩…火山の表面付近で急に冷えたもの
○深成岩…いところでマグマが冷えてり立ったもの
その分類の表。この表をまず覚える。
岩石表
3.火山岩の分類
さらに火山岩は「流紋岩(リュウモン)」「安山岩(アンザン)」「玄武岩(ゲンブ)」に分かれる。
★覚え方★
竜(リュウ)が門(モン)で安産(アンザン)して元気(ゲンキ)でブー
4.深成岩の分類
また深成岩は「花崗岩(カコウ)」「閃緑岩(センリョク)」「斑糲岩(ハンレイ)」に分かれる。
★覚え方★
郭公(コウ)の戦力(センリョク)は判例(ハンレイ)で調べる
5.造岩鉱物
それぞれの岩石を形成する鉱物が表の下のほうの部分。
きっちり分けられるわけではもちろんないが、これらのどれを多く含むかでおおよそ分類できる。
★覚え方★
咳(セキ)した鱏(エイ)は腸(チョウ)が痛くてウンモーカクセンと黄色く(いろく)なって観覧(カンラン)した
ここまでくると全く意味不明。でもリズムを覚える。
受験にはここさえ覚えておけば大方解ける問題が多いとのこと。
本物はどういうものなの?と疑問を持った、向学心の強いアナタ!
今すぐ弊石屋の工場と図書室へ。

2011年9月19日

オープンアトリエご来場ありがとうございました

オープンアトリエ、盛況のうちに終了しました。
今回も新しい出会いがたくさんあり、石をあまり知らない方にも興味をもっていただく機会となりました。
ご来場くださった方、ありがとうございました。
オープン1 オープン2
オープン3 オープン4
今回ご来場いただけなかった方も、しばらく作品の展示はそのままにしておきます。
だいたい誰かが店にいますので、お立ち寄りください。

2011年9月16日

八ヶ岳の石屋のオープンアトリエ2011

おらんうーたん(八ヶ岳のクラフトネットワーク)で毎年この時期に行っている「オープンアトリエ」が迫ってきました。
今年は9月17〜19日、ウチも18、19日に接客体制を強化し臨みます。
17日はMooの小学校の運動会なので、事務所と工房は開けていますが、夫と私はあまりお相手できません。
(でもお天気がなんだかあやしい・・・もってくれるといいけど)
昨年は簡単な表札作り体験教室を開きましたが、
今回は展示と実演にチカラを入れます。
展示では、石の原石から本磨き加工までの段階をひとつの石に表現したものと、これまたひとつの石にノミやビシャンなどいろんな道具を使って違いを見せたものを用意しました。
オブジェ風になっているので、石のファッションショー的なおもしろさをみてもらえればと思います。
それから花器などの小物をディスプレイするのに、木工のBEAGLEさんから木の台を提供していただきました。
違う素材を組み合わせることで、ソフトな感じになったり、ゴージャスなかんじになったり、とても豊かな表現ができます。
そんな、石と多素材のコラボレーションも、今回のオープンアトリエで紹介できればと思います。
焼き板を奥の壁に設置するだけで、ガラリと雰囲気が変わりました。
石やお墓関係の書籍を集めた図書コーナーが充実しました。
農家さんからゆずっていただいた昔ながらの機織の体験もできます。
店舗1  
コラボといえば、大きな仕事では「住宅」。
無垢の木で建てる手仕事の「家」に、ちょっとずつ石でアクセントをつけることで、見た目もすてきになりますし、
木や鉄や紙や土では担えない役割も石で果たすことができます。
たとえば水周りとか。
私のひそかな趣味、パワーストーンコーナーも、BEAGLEさんからいただいた栗皿にディスプレイしなおし、
見違えるようになりました。
木わずかなくぼみや木目を活かし、なるべくよけいな手を加えないでオイル仕上げした木皿。
実際何に使うの?というとちょっと難しいかもしれませんが、ウチのパワーストーンとは運命的な出会いを果たしました。
小さなくぼみに、石浄化用の水晶チップを入れると、まるできれいな水たまりのよう。
店舗2
BEAGLEさんは他にも木そのままの形状を活かした板を、とても安価でゆずってくださいます。
今回のオープンアトリエでも何点か販売しています。
店舗4 店舗6 店舗5
これから、若手家具職人・ヤスザキさんの椅子や、ウチの家を作ってくれた家作り集団「木の香」から提供していただいた大きな一枚板の天板を設置する予定。
自然派化粧品アルソアの商品も販売中。
ミネラル石で浄化したおいしいお水でのどをうるおしたりして、お茶のみがてら気軽にお立ち寄りください。
店舗7
日時:9月18日(日)、19日(祝) 10:00〜16:00
場所:小淵沢支所北・伊藤石材工業内
伊藤石材地図.jpg

2011年9月11日

虫と鳥の声がBGMのカフェ、オープン

知り合いの不動産屋さんにすてきなカフェがオープンしたと教えていただきました。
カフェ・ジョンキーユ
小淵沢インターから北上、道の駅のある交差点をすぎて鉢巻道路に行く手前のキースヘリング美術館を左折し、そのまま森の中を進んで進んで進んで、ちょっと曲がってまた進んで、曲がって・・・
別荘や保養所がちらほらとあるだけの界隈、通りすがりなどではとても行かない場所の行き止まり。
しかも自宅が手前にあって小さな店舗スペースがどこにあるか、駐車場からは一見してわからない。
うーん、誰が来るんだろう、営業的に大丈夫なんだろうか、と他人事ながら心配になってしまう場所なのですが、
これがどっこい、一度行ったらやみつきになりそうな居心地の良さなのです。
絶対人には教えたくない、私だけのプライベートスペースにしたい、
でもやっぱり自慢したい、そんな不思議な魅力です。
Image348.jpg 駐車場からのアプローチ
Image347.jpg 小さな店舗。数席しかないけど、この広い森のところどころにベンチが置いてあり、そこでいただくこともできそう。
Image345.jpg 雑貨コーナーも。着物をリフォームしたバッグや和紙のお人形。
Image344.jpg 抹茶オーレをいただきました。豆乳を使ったドリンクなどもあり、ドリンクメニュー豊富。ランチもあります。
Image346.jpg 軽石に植えた多肉植物。
きれいな女性オーナーです。移住前はお花屋さん。
石がお好きなんだそうで、浴室や玄関に十和田石や大谷石を使っているとか。
それもご自身から工務店に指定して。
すばらしい!こんどみせていただきたいものです。
カフェ・ジョンキーユ
ジョンキーユというのはフランス語で水仙のことだそうです。

2011年9月4日

こぶちさわ音楽祭ファイナル出演

小淵沢町民が中心になってつくる「こぶちさわ音楽祭」も今年で14年目、いよいよ最終回になりました。
毎年、作曲家池辺晋一郎氏を招いて、多彩なトークと親しみやすい企画で、演奏を盛り上げてくれます。
今年は恒例の市民コーラスグループ「北の杜合唱団」「エコーコーラス」や全国レベルの北杜高校のギター部が出演します。
私も司会で参加させていただくことになりました。
なんだかんだいって「こぶちさわ音楽祭」の司会は3回目、エコーコーラス50周年演奏会の司会もさせていただいたこともあり、顔なじみの出演者・スタッフの方々も多いです。
残念ながら今年でこの音楽祭は最後だとか。
でも池辺先生とのつながりはなんとか続けたいと実行委員さんも意気込んでいました。
今年はどんな音、トーク、出会いが飛び出すことやら。
北の杜こぶちさわ音楽祭2011
10月23日(日)2:00PM〜
生涯学習センターこぶちさわ
入場無料

2011年9月2日

ウミトモっ!

Kuhを産んだのは病院ではなく助産院でした。
退院後も乳児検診に加え、石屋の通信を送ったり、いただきもののジャガイモを届けたり、何かとおつきあいが続いていましたが、今日はついにお食事をご一緒することができました。
Kuhと同じ日に産まれた男の赤ちゃんとそのママも誘い、同じくこの助産院で産んだママ友の経営するお店に行きました。
今はいろんな関係を「●●友」と呼ぶことが多いので、こういうおつきあいも私なりに名づけてみました。
名づけて「産み友同窓会」!
産み友(ウミトモ)って、自分でつけたつもりでいたけど、もう先例があったんですね。
検索したらいくつか出てきました。やっぱりおんなじようなこと考える人がいるんだ。
いや、しかし、まさに出産の修羅場を同じ時に経験した戦友のようなものですよ。
行ったお店は小淵沢のネパール食堂「タラ・マウンテンスパイス」。
ネパール人のご主人と、先輩ママ友まりさんの経営するエスニックムードたっぷりのレストランです。
まりさんも時期は4年ほど違うけど、同じ助産院で産んだ仲間。
院長先生と若先生を囲んで同窓会のような楽しいひと時を過ごしました。
MooとTazはとてもきれいな産婦人科クリニックで産んで、
最新設備ときれいな部屋やアメニティのあるホテルのような病室で、
シェフの作る食事やスウィーツ、エステ、お祝い膳を楽しんで、
それはそれなりによかったのですが、
助産院での「母子」に特化した深い思いやりは変えがたいものがありました。
「あたしはつくづくこの仕事やっててよかったよ。なかなか思うように産まれなかったりすると心配したり落ち込んだりするけどね、おぎゃーっという声を聞いた瞬間のあのうれしさったら、ないよ。この手で最初に命をあずかるんだからね。醍醐味だよ」
熱く、たくましく語る先生の言葉を聞いてると、わが子がいまさらのように愛しくなります。
タラのご主人いわく、
「着くなりすごい形相で怒られてね、そこに車とめるなーって。それくらい必死で妊婦さんの対応をしてるんだと思いましたよ。腕と足開いて、さぁ来い!って構える姿は、それはそれは頼もしかった。」
「私はあの夜食が忘れられない。真夜中にぼた餅持ってきてくれるんだけど、寝てても起こされたりして。
でもちょうどおなかがすく時間だし、どうせ夜泣きで起こされてるから、手作りの夜食がほんとにありがたかった。」
と、産み友キョウコさん談。
産み友全員口をそろえて、
「あの食事は今でも毎日食べたい。ボリュームも栄養も満点の。」
「生姜湯の足湯も〜」
「いやいや、産まなくてもいいから、入院だけしたい」
はずむ会話にかまけて、料理の写真を撮るのをすっかり忘れていました。
本日いただいたメニューは「マイルド・チキンカレー」、激辛「料理人のまかないプレート」、ミルクとスパイスを効かせた紅茶「チヤ」、そしてデザートは富士見高原いちごをたっぷり使ったムースでした。

2011年8月30日

これ、キキカンリのうりょく?

防災の日が近づいています。
毎年地域で防災訓練を行ったり、保育園や学校で引渡し訓練をしたりしますが、
今年はよりいっそう身が引き締まる感があります。
そんな中、Mooも学校でいろいろ勉強してきたよう。
「おかあさん、キキカンリのうりょくある?」
なんだかすごい質問で、タジタジです。
「そうだねぇ。たとえば今日雨が降りそうだから早めに洗濯物を取り込むのは、危機管理能力があるってことかな。」
「じゃあ、おかあさんはいい子ってことだね」
「?」
「キキカンリノウリョクっていい子ってことなんだよ。
おかしをごはんのまえにたべないのはいい子でしょう?だからキキカンリノウリョクがあるってことなの。」
うーむ。。ちょっとちがうような。
この時期に子どもが「危機管理能力」という言葉を習ってくるってことは、やっぱり防災から派生したんでしょうが、
危機管理っていろいろありますよね。
企業の危機管理、家庭内での危機管理、交通事故、資産運用・・。
日本語では「危機」っていうと「危険」「あぶない」「こわい」「避けるべきもの」と、とにかく悪の元凶みたいなイメージだけど、英語で言うLisk ManagementのLiskはちょっと違う。
損益の「損」みたいな感じ。
つまり、いい思いをするためには損することも表裏一体で考えとかなきゃいけない、
あるいは1の損をがまんして9の幸せを手に入れる、みたいな、差し引きしたらプラスになるようにもってく、
そんなことをうまくできるのが「危機管理能力がある」というんだと理解してます。
資産運用なんか、Lisk Managementの最たるもので、
この円高を利用して外貨を買って為替差益を狙う一方で、さらに円高になって定着したりして元本割れをするかもしれないリスク=損を享受するわけです。
さっきの例でいうと
雨が降りそうだから早めに洗濯物を取り込むのはいいけど、
その分早く帰宅することになって足さなきゃいけない用事を残す「損」
あるいはイマイチぱりっと洗濯物が乾いてないかもしれない「損」
そういう「損」をてんびんにかけて、いい方を選ぶ。
あと、意見がわかれるかもしれないけど、
最近の放射能汚染について。
放射能がこわいからコメを買いだめしたりする動きがあるとか。
「子どもがいるから。子どもに被ばくさせたくないから。子どもを守るのは親の役目」という、まことに親の鏡のような発言がテレビで紹介されてました。
そういう人は、今までよりよけいなコストがかかるとか、産地の風評被害を拡大させるとか、他の人の食料を横取りするとか、放射能以外の健康被害発生要素(農薬とか)があるとか、気にしすぎてストレスになるとか、ほかにもいろいろ別の損=Liskを天秤にかけて、それでもそういう行動をとるほうが「自分に得」だから選んだんだと思います。
ウチの場合は、そこまで気にしても子どもを放射能から完全に守れるわけではないと思うし、仮に放射能から守れてもがんで早死にさせる確立が下がるかどうかは別問題だし、守るべきものはもっと他にあるし・・・などなどと思うからそこまでしませんが。
こういうの、危機管理能力に欠けてるって言われちゃうかなぁ。

2011年8月21日

「まちんと」を一緒に読む

えほんブログ更新しました。
「まちんと」
広島で原爆にあった女の子の話。
・・・というと大人はたいてい内容の想像がつきます。
私世代は関わりたくなさそうに目をそむける人が多いし、私の親世代は悲しそうな顔をしたり、妙に使命感に駆られる人もいます。
ましてやこどもは。
小1Mooの初めての夏休みの宿題で「まちんと」感想文を書いてくることというのがありました。
あたらしい本というと、喜んで飛びつくMooが、一度開いたっきり寄り付きもしません。
その理由は「悲しくなるから」。
そう、なんでわざわざ悲しい思いをするために本読まなきゃいけないの。
でもなぜイヤなのか、悲しいのか、そして先生や親が読んでごらん、といった理由を
正直に感想文にかけばいい、と思いました。

2011年8月19日

関西学院大学の石建築

明石に帰省中に母校放送部の60周年同窓会がありました。
関西学院大学の別館の式場を借り切って盛大に行われました。
終わった後、同期たちとしばしキャンパスを散策。
学校案内書に必ず載る、時計台や中央芝生を懐かしんできました。
「きれいな学校やなぁ・・・」と改めて感動。
建築様式はスパニッシュ・ミッションスタイルというそうです。
淡いクリーム色の壁に赤レンガ。
随所に石も使っています。
正門
関学1
正門について、「古いものやから、地元の本御影とちゃうか?」と同期の一人が言いました。
確かに少し黄みがかって、さび石のような色になった御影石なので、そうかな?と思いましたが、
私ではよくわかりません。
夫が写真だけ見ると「ちがうんじゃないかなぁ」と言ってましたが。
彼は最近お父さんが亡くなって、お墓を建てた際、石についてかなり勉強したらしいです。
「庵治石って世界一高級な白御影なんやろ?」
すごい!ちゃんと日本の銘石を勉強してる!感心!
ランバス記念礼拝堂
関学2
私が卒業したあと、関学にも建築科ができました。
総合政策学部都市政策学科。どちらかというと一般の住宅より地域設計の勉強でしょうか。
いろんな素材を勉強して、石、とりわけ地域の風土や景観にあった石建築を生み出してほしいなぁ。

2011年8月18日

練り込み囃子2011ベストショット

お盆も終わり、平常モードに。
疲れもあらかたとれ、やっと写真整理ができました。
8月14日は小淵沢駅前のお盆祭り「すずらん祭り」の日でした。
お祭りの沿道を練り歩くお囃子隊「小淵沢練り込み囃子」も恒例。
小1のMooとの共演は今年で4回目です。
今年は明石に里帰りしていましたが、この祭り出演のため当日午前中に移動し、祭り集合時間ぎりぎりに帰ってくるという芸能人なみのハードスケジュールを決行しました。
Mooもよくがんばった!
私は篠笛で参加でしたが、やっぱり花形は枝付け太鼓。
今年は地元小淵沢のメンバーに加え、お隣町長坂の八ヶ嶺太鼓さん、遠方埼玉より妻沼太鼓さん、韮崎工業高校の生徒さん、そして指導方の天野宣先生率いる阿羅漢の皆さんが勇壮な踊りと演奏を披露してくれました。
小淵沢隊では家族・一族参加の姿も。
今村理容さん一族は「今村組」の黒Tシャツをこしらえての参加で、チカラの入り具合が頼もしい!
改めて写真を見てると、やっぱり来年もやるぞ!って気持ちになります。
おけえり。こぶっさぁのなつ。
練り込み2011-1
練り込み2011-2
練り込み2011-3
練り込み2011-4
練り込み2011-5
練り込み2011-6