おかみブログ

2011年8月8日

石や・ころころ通信7号発行です

石や・ころころ通信7号(平成23年夏号)を発行しました。
今回の話題は・・・
1.ごあいさつ
 東北の銘石応援&石屋の正しい選び方 の販促竹うちわをつくりました。
 日本橋の山梨県アンテナショップ2階のワインレストランに山梨の銘石「塩山御影」のカウンターを納品しました。
 たまたま遊びに来てくれていた、Mooの友達ナオミチくんも一緒にトップの写真でにっこり♪
 早くもムコ候補か??
2.こだわりの厨房に石がよいワケ
 水や油を使い、温度管理が重要な「台所」や「厨房」という作業場には石がぴったり。
 実例を紹介します。
3.ご建墓特集・お墓にこめた皆様の想い
 小淵沢町小澤家「白に重ねた想い」
 白いお石塔と段差を少なく、の2点にこだわった小澤家のお墓は、福島県産白御影を使っています。
 オーディオが大好きだった亡きご主人が安らかに眠る、家族の憩いの場です。
4.写真で語る、石のある風景
 収穫をひかえた武川米の里。北杜24景のひとつでもあります。
 柳澤集落にたたずみ田園を見守る古い観音像をクローズアップしました。
5.新シリーズ・職人気質
 その道のプロに聞く、仕事へのこだわりと先祖祀りに対する考え。
 第一回目は、地域材で伝統工法の家づくりをしている大工・鈴木直彦さんにお話を伺いました。
6.お墓メンテナンス ミニ知識
 第2回目。お墓の汚れ落としについて、プロの方法を伝授します。
7.地元のお店紹介
 富士見駅前商店街にある おまんじゅうやさん「井筒屋菓子店」。
 昔ながらのまんじゅうや季節の果物の大福が人気。
8.イベントのお知らせ
9.スタッフ紹介
 入社5年目、ほりいくん。30才2児のパパの健闘ぶりは・・・。
今回も充実(?)、思い入れのある内容で、石の話題を皆様にお届けします。
読んでみたい方は伊藤石材工業までご来店いただくか、発送先をお知らせください。

2011年8月5日

読書の夏

えほんブログを更新しました。
課題図書「エディのやさいばたけ」。家庭菜園をするファミリーに1冊、永久保存版として。
そのほかにもMooは学校の図書室からいろんな本を借りてきました。
その中に「赤毛のアン」がありました。
先生に「Mooさんは本が好きだから、これくらいは読めますよ」とおだてられて借りてきたらしいです。
確かに1週間もすると最後まで読んだ、と報告にきました。
もちろん完全翻訳ではなく、低中学年向けの書き起こしなのですが、
それでも厚み2cmはあり、かなり読み応えがあります。
ストーリー全部が理解できなくてもいいとは思ってましたが、
最後アンは看護婦さんになるといったり、ギルバートとは仲良しになったといったり、
当たらずといえども遠からずなのが面白い。
きわめつけは台詞のまね。
「アンはみずうみを『かがやくこすい』ってつけたの。ダイアナはもっとステキに考えればいいのに、ただの『しらかばどおり』ってつけただけなの。あっ、おかあさん、あたししゃべりすぎる?イヤだったらそういって」
・・・十分でしょう。1年生の読書としては。

夏のワイン

夏のお風呂上りにぴったり、さわやかな甘みのデザートワインです。
「夏のワイン マスカット&ライチ」山梨マルスワイナリー製造、久保酒店で買えます。
夏のワイン
・・・って、まるで酒屋のブログみたい。

2011年8月4日

ハーブを飾る

庭にはびこっているハーブ。
今日は大胆に刈り取って、少し庭整備してみました。
群生していると、時に憎たらしくなるくらい多すぎるんですが、
1本切って、よーく見ると、とても可憐な姿。
素朴な石の花器に生けてみます。
ハーブ1
ハーブ2

縄文人展、始まりました

「21世紀の縄文人展」が始まりました。
「縄文」をテーマに、いろんな素材のクラフト作家が作品を出品する展示会です。
石あるく若だんなの作品も何とか間にあいました。
初日の1時から作家たちが集まって作品の解説を行う、ギャラリートークがありました。
作家たちの解説の後には学芸員さんのコメントも。これが興味深い。
縄文人展1
たとえば家具の清水さんの作品の場合。
木の木目がより顕著に出ている素材を使ったベンチについて。
縄文の人たちも木目の美しさ(あるいは個性的な特徴)に何かを感じていたかもしれない、という作家の思いに対して、
木のような有機物は遺跡としてほとんど発見されていないのでなんともいえないが、
木を伐りだしたり加工したりする技術はあったのが確認されている。
その中で木の特徴を意識する機会は十分にあっただろう、という学術解説。
縄文の文化の、とてもいい勉強になりました。
今回出品しているのは10人の作家。
ちょっと少ない気もしますが、その分一つ一つをじっくり見ていけそうです。
見る人が自分の持つ「縄文感」を思い起こし、それに一番近いものを探したりするのも楽しみの一つかも。
さて、若だんなは2点出品しました。
縄文人展2
普段あまり見ない、抽象的な造形。
めずらしくよくしゃべって、作品解説していました。
「縄文時代は暮らしが豊かだったと聞く。四季の恵みに育まれ、自然を畏敬し、生きるものの生と死を何よりも神聖なものとして感じる、そんな精神の中から生まれた祈りのこころ。それを表現してみました」
実物は見てのお楽しみ。
ぜひ資料館へ足をお運びください。
21世紀の縄文人展
8月28日(日)まで
北杜市考古資料館(月曜休館)

9月のオープンアトリエ宣伝用の、各素材で作ったミニハウスオブジェの展示もみどころ!
かわいい!
縄文人展3

2011年8月1日

天地換えの日

2月に手作りみそ教室に参加しました。
そのときもらってきた、自宅で仕込む味噌だま。
いよいよ天地換えの時期がきました。
「さわらずうごかさず、ただ静かに安置する」という言いつけを守り、温度変化の少ない北側の納戸に置くこと5ヶ月。
どんな状態になってるのかな〜〜。
おそるおそる紙ふた、石、中蓋、ビニールをあけてみます。
みそ1
やはり表面にはカビが。
白、黒、緑・・・。
でもそれをとりのぞくといい味噌色が出てきました。
みそ2
ちょっと食べてみます。
まだ塩がきつくてなじんでない感じはしますが、進み具合は上々!
きゅうりにのせてTAZにたべさせると、もりもりいっぱい食べてくれました。
みそ3
天地換え終了。
またビニールで密閉し、クラフト紙をかぶせてあと半年寝かせます。

2011年7月22日

お墓相談員更新手続き迫る

大おかみと夫と私は、全優石認定の「お墓相談員資格」なるものをもっています。
講習と実技をクリアすれば、経験年数不問で誰でも取れるものですが、
取得より10年たち、更新時期にきました。
資格更新用のテキストを熟読し、テスト用紙に記入し、本部に送り返します。
時間制限もなければ、テキスト参照可、というわけで、難しいことはありません。
ただ、これのおかげであらためて知識の復習になり、お墓をコンサルティングする上で自信につながることは確かです。
テキストの内容は
●石材石種について
●施工について
●宗教(日本の仏教)
●法令について(墓埋法、改葬など)
●お墓のかたち(日本のお墓の歴史、現代のお墓)
●全優石について(全優石とは、ダブル保証、販促ツール)
全30ページ。
全優石の一員としてはずかしくない知識と営業力をつけるものです。
この資格を初めてとったときの実技研修が印象的でした。
年に2回ほどある、全優石の電話相談の受け手を任されるのです。
フリーダイヤルで、全国の一般消費者の方々から、お墓についての相談が入ります。
それに丁寧にお答えする業務です。
これははっきり言って、とてもいい経験です。
だいたいは普通に墓石屋やってれば問題なく答えられるものですが、
電話で見知らぬ人からの専門的な相談を受けるのはドキドキします。
知識だけでなく言葉づかいや話し口調にも気を配らなければなりません。
もちろん、横には本部で毎日のようにそういった相談に応じているベテランの職員もいるので、
わからないときはいったん保留にして確認することもできますから、お客様に迷惑をかけることはありません。
お客様にきちんとした説明をするためのお勉強。
個人経営の専門石材店のこういうドリョクが報われるといいなぁ。

2011年7月21日

カエルの坊さま

上野原市の西光寺というお寺の住職さんが時々石屋を訪れてくださいます。
八ケ岳が好きでよくいらっしゃるそう。
店の商品の売り方や石・ころころ通信についてアドバイスもくださいます。
天然石コーナーを見て住職さんいわく。
「石っていうのはな、自分の意思で(シャレ?)選ぶもんじゃないんだ。
何気なく手に取った時点で、もうその石におめーさんが選ばれてるんだよ。
だからご利益があるだ」
なるほど〜。
さらに。
「ここにある天然石、だれか坊さんに拝んでもらえ。
そうすればただの石じゃなくて、仏心のこもった石になるで。」
パワーストーンはいろいろ効用があるというけど、
心理的な要素がとても大きいと私は思ってます。
石を見て感じる一番わかりやすいのは色だけど、他にも重みや感触、匂い(敏感な人は石にも香りを感じるそうです)・・・そんな五感を刺激する自然界のもの。
そういうものに触れて自分の願いや気持ちを強く念じれば、自分自身の解決する力とか治癒力だとかが増してくると思う。
パワーストーンでブレスレットを作ったときも、最初に「なりたい自分」「こうしたい未来」を書き出すと効果的です。
石をよく見ながらきれいな布で拭いたりセージで浄化したり、思いをこめて糸を通していったりするうちに、なんだかそういうことができそうな気がしてくる。
心理学的にもそういう過程って条理にあってるんじゃないでしょうか。
住職さんの好きなものはカエルと祭りうちわ。
この日もご持参の祭りうちわをおもむろに取り出し、さらさらっと書を書いてカエルのイラストもそえてくださいました。
そして天然石コーナーのところにディスプレイしなさい、と置いていってくれました。
かえるうちわ1
かえるうちわ2 かえるうちわ3

2011年7月20日

21世紀の縄文人展のポスター

「21世紀の縄文人展」もうすぐ、8月2日から開催します。
昨日はそのポスターが刷り上ってきたので、詩游館のおらんうーたんギャラリーに取りにいってきました。
縄文人展の開催は今年で3回目。
八ケ岳南麓には縄文時代の遺跡が多いことで有名。
谷戸城のそばにはそういったことを学べる考古資料館があります。
でもなんだか固そう、はっきり言ってあまり人がにぎわう場所じゃない・・。
そんな課題もあってか、縄文文化と現代のクラフトアートをつなげよう、という企画がこの展覧会。
八ケ岳在住のクラフト作家集団・おらんうーたんの有志による作品展です。
「縄文」がテーマ。(あたりまえか)
いろんな素材の作家さんたちがいるので、それぞれの分野から感じる「縄文」が表現されています。
縄文時代の何かを忠実に再現しようとするのではなく、
あくまで、「こんなこと考えてたのかな」「こんな生活してたのかな」「こんな恋愛してたのかな」というような世界観です。
ウチも今年は参加することにしました。
石という素材を使った作家はいないので、みどころ、だと思います。
テーマは
「一億年の魄、一万年の魂」
先人たちの祈りは現代よりもずっと尊く、純粋であったろう。石の中に秘められた想いをどこまで創出できるだろうか。

(パンフレットに載せた作家のことばより)
魂魄とは中国の道教の考え方で、
「魂」と「魄」二つの存在を表した言葉だそうです。
魂は精神を支える気、魄は肉体を支える気。
また日本国語大辞典では
魂は心、魄は心のよりどころとなる形あるもの。とあります。あ、こっちのほうが気分的に近い。
つまり、石という無機質なものに、心(先祖を敬う心であったり、愛しい人を想う心であったり)を重ねることで、人間だけが営んできた「祈り」の表現しようというわけです。
一億年かけて形成された<石>に、<一万年>前の人々がこめたこころや精神。
(だけど、イマイチ弱気な「どこまで創出できるだろうか」の疑問形・・・)
お墓や墓石軽視の世の中ですが、人間のもっとも人間らしい部分の表れなんですよね、お墓を石でつくるって。
いろんな素材の縄文の世界、石作品も含めてぜひ見に来てください。
初日の8月2日と最終日の28日には作家が語るギャラリートークがあります。
期間:8月2日(火)〜28日(日)月曜休館
場所:北杜市考古資料館(大泉町・谷戸城そば)

2011年7月18日

海の幸、山の幸

全優石仲間、静岡伊東市の石井石材さんが来店してくださいました。
休みになると八ヶ岳によく遊びにいらっしゃるとのことで、最近ときどき寄ってくれます。
そして、おみやげに海の幸も。
今日いただいたのは、大きなさざえ!そして新鮮なマメアジ。
実家の明石や海を隔てた淡路島で、さざえの壺焼きをよく見ます。
醤油と砂糖の甘辛いたれをかけて網の上でじゅうじゅう焼く・・・。
酒飲みにはもってこいのつまみです。
でも今日はあえて洋風にしてみようかと思いつきました。
さざえ
オリーブオイルとハーブソルトをかけてグリルで焼く。
最後に醤油をスプレーしてできあがり。
北杜のワイン「北杜ブラン」と一緒に、エスカルゴ風にいただきます。
マメアジは透明な目で、新鮮そう!!
カラアゲにしました。
骨が少し固いけれど、食べられる大きさ。
2才のTazが知らないうちにパクパク食べて、あれっ?!こんなに少なくなってる!て具合。
山でいただく海の幸。ぜいたくなひとときでした。