おかみブログ

2008年3月12日

ハートランドが帰ってきた

小淵沢の駅前からスタート、大泉で一旗あげた、あの「キッチンハートランド」が小淵沢に帰ってきました。
家庭風洋食屋さんです。
小淵沢の自宅のリビングを改装し、まさにおうちにいるような、(おうちより)居心地のいい空間です。
ハートランド1

この日は和風ハンバーグ定食を注文。
ハートランド2

大きいハンバーグのほかに小鉢が4つも。
お箸は紙にいれてくれてあるものの、割り箸ではなくウォッシャブルのもの。
こういう場合はマイ箸ではなく、お店のものを使わせていただくことが多いのですが、
マイ箸を使うとさらに割引(確か5円引き)してくれるそうです。
この日は食べ終わった後に知ったので残念!次回はマイ箸使います。
自宅開放式の小さなレストラン。
田舎ではよく見かけます。
たまにはずれもありますが、多くはとても居心地のいいもの。
狭い、って落ち着くんですね。(都会のワンルームマンションの気楽さが忘れられない)
お店のほうも、料理の味だけじゃなくて、インテリアや会話、すべてがトータルコーディネートされてのたまものです。
でも、お客さんのほうもこのお店の一部にならなきゃいけない。
お客さん同士の幸せな会話、オーナーとのやりとり、マイ箸使用など資源への考慮・・・。
高級ホテルなんかとは違った、お客さん側の資質もお店の居心地の良さの重要なファクターなんだと思います。
まあ難しく考えなくても、楽しくお話して、おいしくいただけばお互いハッピーですね。
キッチンハートランド
火曜定休 11:00〜19:00
県道608号(長沢小淵沢線)沿い・・・ではないけどすぐ見えるところ。
木の家づくりのキムラ工房向かい。
夜7時ラストオーダー、この時間までに入店すれば多少の長居は大丈夫。
何より、ランチが2時で終了してしまうお店が多い中で、昼間は休みなしでずーっと食事営業しててくれるのがありがたい。
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2008年3月5日

白馬のオヤジさま

取材で長野県白馬村に行ってきました。
スキーも登山もしない私にとって、白馬は全くの未知の世界。
松本から大糸線でゴトゴトと2時間弱。
だんだん雪深くなってくる列車の旅を楽しみました。
あいにく日差しはあるものの雲の多い天気。
北アルプスの雄大なパノラマの全貌を望むことはできませんでしたが、
それでもあの雲の中にあるであろう白馬岳を想像し、
たっぷり雪原と山里の風景を楽しませていただきました。
白馬1

この白馬岳を正面に望む小山の中腹に居をかまえるFさん。
別荘として住み始めて10年、去年から定住に移行しました。
沢水を直接蛇口に引く小さな山荘。
熊に窓ガラスをガリガリされたりする森の中に建ちます。
食べ物は原材料しか買わない、と飯ごう器でパンを焼いて出してくれました。
もらいもののオレンジとリンゴを煮詰めたジャム、自家製燻製器でつくったハムをのせて。
白馬2

テレビも電話もひいていません。
暖房は自分で改造した小さな薪ストーブが1台。
風呂はかつてはありましたが、ガスが内部に設置してあったため、ガス屋さんが安全管理のため取り外してしまいました。
以来毎日温泉通い。徒歩では20分ですが、雪のある季節はクロスカントリーで田んぼもつっきってわずか5分で着いてしまいます。
白馬3

ボタンひとつでできることが、現代の世界は多すぎる。
待つ時間を楽しめるのが、オトナの男の美学だ!
そんなことをつぶやきながら打ち込んでいるのがスケッチ。
美術部〜設計士の経歴の末に見つけた一生の趣味です。
白馬4

私には年齢的にも性格的にも実現不可能なこの暮らし。
男たちの究極の夢をどう記事にあらわすか・・・
今回は難しい・・・。
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2008年2月28日

病に学べ!〜水痘編〜

『本当は怖い家庭の医学』風で。
MOOちゃんばーばこと石屋の大おかみは、
先月から腰が痛い腰が痛いと、接骨院で電気をあてたりマッサージをしてもらったり、
ひととおりのコースを毎日受けに行っていました。
年とるといろいろ出てくるねぇ、などと本人もまわりも初めはさして気にしてなかったのですが、
楽にならないどころか、どんどん具合が悪くなって、しまいには寝込むしまつ。
これが病のほんの初期シグナルだったと気づくことなく・・・
どうしたことだと思って、町内の内科にかかりましたが、よくわからず。
そんなとき水面下していた症状がついに明るみに出ました。
痛いと思っていた腰から帯状に広がる発疹。
ピリピリと痛く、衣擦れすらしみる感じで、おちおち歩くこともできません。
ぞっとして、やっと大きな病院にかけこみます。
病名「帯状疱疹」。
ストレスや大きな病気などで免疫力が低下したときに起こりうる、神経節に広がる皮膚病です。
赤い発疹が帯状に、左右どちらかに出て痛みを伴います。
日数が経てば自然に治ることがほとんどですが、その間の苦痛はかなりつらいことが多いといいます。
治療は抗ウイルス剤でウイルスの増殖を抑えながら、消滅を待つのが一般的。
その抗ウイルス剤も早めに飲むことが長引かせない秘訣です。
大おかみの場合は発見がかなり遅かったので、結果苦痛が長く続く形になってしまって、本当にかわいそうでした。
痕が残らないといいけど。
さて。
この帯状疱疹の原因となるウイルスが、くせもの。
なんと子供の頃かかる、あの水疱瘡ウイルスと同じものなのだそうです。
水疱瘡が治って、強い抗体ができ、水疱瘡には通常2回はかからないのですが、
ウイルスが消滅するわけではなく、体に潜んでいるのです。
それが老齢化やストレスで免疫力が落ちているときに少し姿を変えて再び浮上してくるというわけ。
まさか・・と思ったときには遅かった。
まだ水疱瘡を経験していない3才の娘に、みごとうつってしまいました。
こういう情報はちょっとインターネットでヤフれば出てくるのに、調べるのを怠っていた自分が情けない。
それにしてもお医者さんも一言注意してくれればいいのにね。
水疱瘡の予防接種は任意だから、忘れてました。
まぁ本人のためには、忘れてて大人になって重症なのにかかるより、今やっといたほうがいいとは思っていましたが。
保育園に行ってもらえないので、面倒みるほうはたまらん。
仕事の休みとれず、病み上がり手前のばーばに結局負担をかけてしまいました。
ごめん、ばーば。
幸い娘のほうは発見が早く、抗ウイルス剤を早めに飲ませることができたので、
発疹の数もそれほど増えず、早くかさぶたになりました。熱もほとんどなく。 
それでもピーク時は全身に発疹が出て、微熱の中、夕方ぐったりと寝てしまって朝までぐっすり。
4日目で、「明日から登園可」の証明書発行。
やれやれ。
あなたは最近腰や背中に強い神経上の痛みを感じませんか?
お年を召していたり、ストレスをかかえていませんか?
近くに小さなお子様がいませんか?
そのままほおっておくと・・・大変なことになりますよ・・・

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2008年2月26日

病に学べ!〜風邪編〜

一昨年頃からよく風邪をひく体になってしまいました。
娘が保育園に行きだしたのと同時で、初めの頃は娘とかわりばんこに風邪を引き合っていました。
私の風邪は喉から。
どうも、もともと喉や気管支が弱いのか、まず痛み→咳(全治約1ヶ月)ときます。
風邪をひくのはひくほうが悪い、仕事を休んだり、家事や育児がおろそかになったりして周りに迷惑がかかる、食べ物が悪いんじゃないか、薄着なのがいけないんじゃないか、睡眠不足なんじゃないか・・・
風邪をひきやすい体質というのはとかく肩身のせまいものです。
そんな私の救世主となった、ある記事。
岐阜・加子母での山暮らし家族masanさんのブログへのコメントでした。
ワルツさんという人の書き込みで引用されたサイト、転用させていただきます。
http://www.mitomo.com/doc/c43.htm
http://homepage1.nifty.com/iberia/column_kaze.htm
ところでインフルエンザの場合は、他への感染力も強いし、タミフルという抗ウイルス剤も出ています。
もちろんタミフルも特効薬ではありません。あくまで増殖を抑えるだけ。
それも発症後48時間以内に飲まなければ効果はないそうです。
タミフルと異常行動の関係が疑われて大きく報道されたので、この程度の知識は私でも持ってました。
昨日、午後にわかに悪寒がしてきて、全身の痛み、激しい頭痛、眠気(倦怠感)が一気に襲ってきました。
こんなに急変するのはもしやインフルエンザ??
インフルエンザなら日常生活への影響をできるだけ少なくしたいから薬を使ってでも早く治したい。
昨日は日曜日でしたが、救急で見てもらえそうな病院を探しました。
須玉の市立塩川病院が受け入れてくれました。ちょうど内科の先生が当直とのこと。
問診とインフルエンザ検査。
結果は陰性でした。
「症状からしてインフルエンザを疑うのは正しい判断だったと思いますが、違いました。
となると、考えられるのはただの風邪、というところでしょう。
処方する薬としては、解熱剤、胃薬(解熱剤で胃をいためることがあるので)、鼻炎の薬、抗生物質(抗生物質は風邪には効きませんが、肺炎を併発したとき効果があります)、気管支拡張剤などです。どこまで必要かは本人の判断しだいです」
つまりいつももらうのと同じってことです。
こういう説明をしてもらったのは初めてです。
いつもは「これ出しときますから」ですまされて、いろいろ持たされたのですが。
「インフルエンザではないことがわかれば、何もいりません。おとなしく寝てます」
今回はきっぱりこう言いました。
すると塩川病院の内科の当直の先生は
「それが一番ですね。まああまり苦しければ市販の薬を飲むのもいいでしょう。」
ふらふらしながら家に帰って、前述のリンクにあったとおり、
おかゆを食べて(おなかがすいていたのでけっこうたっぷり食べちゃいましたが)
熱めの風呂に入って、生姜湯を飲んで、「篤姫」を見ながらしばしの体温調節をはかり
あとは一気に寝てしまいました。
夜中にいっぱい汗をかいて、朝になったら幾分頭痛は残っていたものの、午後にはかなりよくなっていました。
つまり会社を休まなくて済んだということです。
この方法は今までで一番効きました。
ありがとうmasanさん、ワルツさん。
それにしてもインターネットでどれだけ「風邪」を調べたか。
便利な世の中だ〜。
いままでで一番最悪の治りぐあいだったのは、注射です。
「注射するとすぐ元気になるわよ」というウワサを頼りに注射を打ってもらいましたが、
これが最悪。
病状がよくならないどころか、倦怠感は強くなるし咳鼻水は増えるし。
結局長くかかってしまいました。
結論。風邪はリセットボタン。
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2008年2月23日

日野春の豆腐屋さん

長坂町日野春。
昨日はその地名にふさわしく春の陽気でした。
仕事も兼ねた友人との町めぐりで、たまたまみつけたステキなお店。
豆の花
豆の花1  豆の花2
県道17号沿い、日野春小学校入口信号のところにあったJA会館を改造して古民家風の内装にしたお店です。
隣の建物で作った手作り豆腐をメインに、手打ちそば、うどんを食べさせてくれます。
豆の花3 ←そば定食800円
知的障害者通所授産施設「春の陽」さんが運営しているショップ。
手作りのあったかさに、細かい気配りの利いた、とても居心地のよいお店でした。
なんと食事営業は火・木の12:00〜14:00しかやってなくて、
この日も「なんのお店だろう・・・」と遠巻きに見ていましたが
「入ってみようよ」という友人ツトムちゃんの一言が当たりました。
もう1人の友人はマクロビオティック料理人(?)。
そんな一行にぴったりのお店でした。
たまたまこの時間に立ち寄れた幸運と鼻の利く友人に感謝です。
豆腐販売は月〜金10:00〜15:00。
豆腐マフィンやおからクッキーも素朴でおいしい。
こどものおやつに安心してあげられます。
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2008年2月22日

誕生日プレゼントの定番

娘は3才の誕生日を迎えました。
実は何ヶ月か前から「3才になったら○○する」と、
生活習慣においていくつも約束事をしていたので
実感を持たせるためにも我が家にしてはめずらしく「カタチ」にこだわりました。
王道、デコレーションケーキとプレゼント攻撃です。
3才-1
母手作りケーキ。我ながらよくできた。
甘さ控えめ生クリームを薄ーく塗って。
それでも十分甘いので、おいしかったらしくあっという間にぺろりです。
「ケーキは誕生日の時だけだよ」と何度もお父さんに言い聞かされていました。
おいしそうにパクパクと食べるその表情を見るのは幸せです。
だからよそであんまり食べ慣れないでほしいなぁ。親の特権にしたいものです。
親と両バーバからプレゼントをもらいました。
アイテムは絵本に集中。
絵本プレゼントその1
『ラチとらいおん』  福音館書店
3才-2 3才-3 
初版1965年、つまり私の生まれる前からのロングセラー。
弱虫のラチが、自分には小さなライオンがついてると思うだけで勇気ある行動ができ、最後にはライオンとのせつない別れを乗り越えるという、感動の物語です。
絵がかわいい!白いスペースが多く、緑のラチのシャツとだいだいのライオンのコントラストが時代を超えておしゃれなのです。キャラクター商品も多数。
「きみ!よく見ていたまえ」という時代錯誤なセリフも意外と子供に受け入れられます。
これは私から。図書館で借りてきた本の中で一番のお気に入りだったので、購入することにしました。
絵本プレゼントその2
『どんなにきみがすきだかあててごらん』  評論社
3才-7
初版1995年。チビうさぎがデカうさぎに「きみのこと○○するぐらいすき」というと、デカウサギは「じゃあぼくはきみのこと○○の○○まですきだよ」と、さらに大きいたとえをして、チビうさぎはいつまでもかなわない。
最後は「月に行くくらいすき」といって寝てしまうチビうさぎに、デカうさぎの答えは・・・。
2匹のうさぎは友達という設定だけど、母の子に対する無償の愛すら感じられるスケールの大きなお話。
遠くに住むほうのおばあちゃんから。
絵本プレゼントその3
『そらまめくんのベッド』  福音館書店
3才-4
作者なかやみわさんは私が新卒入社で入った某キャラクター会社の同期。
すっかりビッグな売れっ子作家になって、誇らしい。かげながら応援してます。
そらまめくんシリーズのほかにもくれよんのくろくんシリーズなど、日本人全般に広く好まれるクセのないかわいらしいタッチの絵本がいっぱい出ています。
自分の子どもがちょうどいいレベルになってきたので、いよいよ我が家にも1冊買ってあげることにしました。
同世代コミュニティーのぶつかりと共存、がテーマかな、むづかしくいえば。
初版1999年。もうそんなに経つのか。
絵本プレゼントその4
『いつもいっしょに』  金の星社
3才-5

いもとようこさんの絵が大好きなので、これは私がうれしい一冊でした。
初版2008年。新刊ですね。遠くのバーバより。
くまの家にあるひうさぎがやってきます。毎日誰かにごはんを用意してあげられて幸せいっぱいのくま。
でもニコニコ笑うだけで何も言わないうさぎがだんだん物足りなくなってきます。
「ぼくのこと、好き?きらい?はっきり言ってよ!」と声をあららげるくま。
・・・なんだか夫婦の感情の移行みたいな、意外とシュールな内容。
3才からこういう感情を教える必要があるんだろうか・・・。
絵がかわいいだけに、ちょっとギモンな内容でした。
プレゼントその5
『はらぺこあおむし』ブロックパズル
3才-8
保育園でも大人気のはらぺこあおむし。
9つのキューブの各面(6面)にそれぞれ絵が入っていて、つまり6種類の絵を完成させることができます。
これがなかなかむずかしい。見本を見ないで完成させることは大人でもけっこう挑戦的です。
母より。
プレゼントその6
そして最後、きわめつけのスペシャルプレゼント。
3才-9
大きくなるように、といつも一緒にいる近くのばーばより。
長野県産減農薬米30kgです!!
優しくて強くて
表情豊かで
かしこくて
そしてもりもり元気な子になってほしいという
身内バカの総結集でした。
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2008年2月13日

海岸寺・雪の石仏

北杜市須玉町津金。
旧佐久往還道の山道途中にある海岸寺。
石仏150体が静謐に並んだ空間が北杜24景のひとつに選ばれました。
今年の冬はここ最近ではめずらしく、雪がとけ切らないうちに次の雪が降ります。
先週の土曜日、雪景色の石仏郡を撮りにいってきました。
海岸寺1
屋根をかけてもらって、横一列・数箇所に並んでいます。
個人的な好みでは、もう少しばらばらに並べてほしかった。
こうきれいに並べられると、せっかくの作品がただいっしょくたにされてしまっているようで。
宮城・川崎町の石んこたちみたいに、それぞれがいろんな方向を向いていれば、ひとつひとつをじっくり見ようという気になるのになぁ。
とはいえ、ふと心ひかれたこのお姿。
海岸寺5
海岸寺4
江戸後期・名石工守屋貞治作。
海岸寺に安置された150体の仏像の大半は守屋氏の作品だそうです。
上品な顔立ちは、200年近く経った現代のセンスにも通じます。
しかしこれは??誰の作ですかね。
海岸寺3
屋根をつけてもらってないのが、かわいそうでもあるけど、でもかえってひょうきんさが増して。
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2008年2月8日

春の句を詠む

次の句会の案内が来ました。
前回の年忘れの句会は家庭の事情により出席できず、メールでの投句でしたが、
私の句を選んでくださった方々もいて、励みになっています。
俳句を始めて、季節とそれをあらわす言葉に敏感になりました。
先日立春が過ぎ、いよいよ暦の上での春の到来です。
今度のお題は「勿忘草(わすれなぐさ)」。
第一印象からして感傷的な、淡い恋心すら感じられますね。
たぶんそういう句が多くなるんじゃないかな。
春は恋の季節、出会いの季節、別れの季節。
年配者が多い句会ですが、往年のロマンスが垣間見られるのか、楽しみです。
・・・などと余裕こいている場合ではありません。
まだ全然出来てないんですけどー。
勿忘草。
かわいらしい青い花で、宿根草で、一度根付けば毎年楽しませてくれます。
ただ、種をまいてもすぐには芽が出ないのが特徴だったような。
以前住んでいた家で植えてみましたが、植えたことをすっかり忘れていたのに
次の年の春にかわいい花が咲いたので、「これ、なんだっけ」と調べなおすしまつでした。
でもちゃんと土の中で生きていた力強さが、花の可憐さとあいまって、とても感動したのを覚えています。
さて、どんな句をつくろうか・・・。
このブログを読んでくださっていた人が、俳句をモチーフにした小説の本を貸してくれました。
『俳風三麗花』
昭和初期、ある句会に参加する人々のおりなすドラマです。
3人の若い女性にスポットをあて、それぞれの希望や哀しみ、恋心を描いています。
レトロな雰囲気がほんのりとなまめかしい、雰囲気のある内容でした。
句会の様子も詳細に描かれています。
一番いい句を「天」というのは、俳句の世界では常識だったんですね。
俳句への向かい方が示唆されるので、そのへんの実用書よりよっぽど参考になります。
小説の中で、擬似恋歌を作る、というシーンがありました。
平安時代の歌によくある、恋歌とその返し。
当時は必ずしもマジな恋心をうたったものではなく、貴族の高尚な遊びとしてお互いに歌を読みあったそうです。
擬似、とはいうものの、実際できた句を読んでみるとそれを作った人の心理が伝わって、けっこう刺激的だ、と小説にはありました。
私の誕生月でもある、来月の句会。
さてさて。

2008年2月1日

八丈太鼓がやってくる!

八丈島の伝統的な和太鼓八丈太鼓が小淵沢にやってくる!
・・・といっても、八丈太鼓って全然知らなかった私。
ネットで調べたり、人に聞いたりして、こんなサイトを見つけました。
なるほど。比較的小さい太鼓を台にのせて、両側からたたくんですね。
こんど来る人たちの中で奥山 隆さんと 山下栄進さんは島でも有名で、活動の幅も広くウデも確かな人たちだそうです。
その人たちと一緒に太鼓にさわれる機会も。
小淵沢淵の音太鼓は「天野流」。
甲府市無形文化財の天野宣先生の指導のもと、伝統と革新の双方を兼ね備えた音楽性を通じて、わが町の文化を見直し活性化させる。
小淵沢には天野先生の作曲の、町オリジナル組曲が3曲あり、その独創性とテーマの偉大さにはほこりを持っています。
でも、世の中にはもっともっといろんな流派があって、それぞれにバックグラウンドと今後の可能性があって、人々の心を癒している。
そもそもたたけば音の出る太鼓という楽器は、最も原始的な音楽表現の方法とも言えて
シンプルなだけにつきつめると深い。
そんな太鼓の世界に、流派を超えてふれあえることが出来れば、また違った楽しみがありますよね。
太鼓 天野流淵の音太鼓
とはいうものの、この情報を知ったのが遅すぎ、太鼓仲間や興味のありそうな人に声をかける時間がありませんでした。
今回の企画は、小淵沢に移住してきた知り合いの方が橋渡し役で、その方の顔を立てるためにもセッションに参加したかったのですが・・・
興味のある方はぜひ行ってみてください。
○日時 2月2日(土) 11:30〜12:15
○場所 「道の駅こぶちさわ」と「スパティオ小淵沢(延命の湯)」の各入り口付近

↓ここにも伝統文化のおはなしがいっぱい。
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2008年1月27日

温泉顔パス

北杜市には旧各町村にほぼ1箇所以上ずつ温泉があります。
我が家から一番近いのはスパティオ小淵沢、次に道の駅信州蔦木宿・つたの湯、ちょっと足をのばして富士見高原鹿の湯、セラヴィリゾート泉郷花いずみの湯などなど。
いずれも車で10分以内です。
温泉と言っても湯質はたいしたことはなく、公共浴場に毛の生えたようなものですが、
スーパー銭湯ブームの今、これらはいつもそこそこ繁盛しているようです。
このたび夫が入院している際、お風呂をためるのも面倒で娘と二人でよく通いました。
娘も温泉は大好き。
思えば住宅建築直後(風呂未完成時)、娘が1才そこそこの頃もよく通ったなぁ。
あれから2年。
いつのまにか洗い場ハイハイからヨチヨチをとうに通り越し、ペタペタ走り回り。
今日もスパティオに来ました。
「温泉行こうか」「うん」
娘も二つ返事です。
「どこの温泉行く?」
固有名詞までは覚えてないだろうとタカをくくっての質問でしたが、
「すぱてぃよ」。
道もしっかり覚えています。
ぱんやさんのまえとおる?」
ところで小淵沢町が北杜市に合併してから、市民の利用料金も変りました。
昼料金600円だったのが、450円へ。
ただし、市民であることを証明するものが必要。免許証とか。
今日はうっかり車の中に忘れてきたのを受付で気がつきました。
取りに行くのも寒いなぁと躊躇している間に、娘は勝手知ったる様子でどんどん入って行きます。
「こらこら」と入口を離れられずに呼び戻そうとすると、
「あれ、この子どこかで見たことあるね」
と受付のおばちゃん。
「あ、石屋さんとこの子じゃん」
とそばにいた別のお客さん。
「あーそうかそうか。今日はばーばと一緒じゃないだけ」
「ばーばね、おるすばんなの」
ふつうに井戸端会議を始める娘。
石屋の大おかみを知らない人は町内ではモグリとまで言われます。(身内が勝手に言ってるだけだけど)
その大おかみに仕込まれた娘のおかげで、今日は顔パスで入ることができました。
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