おかみブログ

2007年11月9日

蔵王石と川崎町を訪ねて〜ネイチャーアート

川崎町の旅第2日目は彫刻工房を訪ねました。
リンクもさせていただいている石神彫刻工房
「ちょっと奥まってわかりにくいところだから」と、佐藤石材店の奥さん・みよちゃんさんが車で先導してくれました。
八ケ岳でも石や木工など音の出る作業をする作家の人は人里離れたところに工房を構えています。
だから住宅地を抜けて川を渡って山の中に入ることほんの数分のこの工房の位置自体はさほど驚きませんでした。
驚いたのはその開拓精神。
彫刻家であるご主人が30町歩(約9000坪!)の山いっこを取得し、現在の形に自らきりひらいたというのです。
建物は母屋と展示棟、そして工場。躯体以外はほぼセルフビルド。
建物の後は紅葉に包まれた小山が控え、前はきれいに草刈された雑木林、その間に小道があり川まで続いています。
ここもただの山だったところ。
川崎町3
石んこ3
石神バーバこと奥さんが地元宮城産の小麦粉を使った自家製パンを焼いて待っててくれました。
先に帰るみよちゃんさんにおみやげとして渡しているのを目ざとく見つけた娘、
「MOOちゃんも、パン」と大騒ぎ。
焼きたてのパンのにおいと石んこ同様丸くてかわいい形に五感を奪われたのでしょう。
おいしいものに対するこの反応の早さは、まったく誰に似たのでしょうか・・・。
河原がプライベートガーデンのように隣接してるとは、うらやましい限り。
川崎町4
ここでは私が目をキラリ。
花立用の形のよさそうな石ころを探します。
八ケ岳よりは下流に近いので角もとれてきれいな形のものをみつけました。
でも今回は電車で来ているので、1個限定。
山や川と語り合い、星や月の光のシャワーを浴び、お日様と大地の暖かさに包まれた楽園。
愛称「石んこ」と名づけられた彫刻の数々。
自然と一体化する石像はこんな世界で生まれたのです。
石んこ1

石んこ2

川崎町2

この空間こそが、「石神彫刻工房」最大の芸術。
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2007年11月6日

蔵王石と川崎町を訪ねて〜石工名石と会う

11月2日は結婚記念日でした。
いよいよ10年目に入ります。
10周年というのは、10年目に入るときのことなのか、丸10年経ったときのことなのか・・・ちゃんと定義があるのでしょうけど、一応「10年周った年」という解釈で、来年を記念年とすることにしました。
気がついたらもう日も迫っていたので。
とはいえ、今年は娘の七五三もするし、我が家にとっては記念の年であることに代わりはありません。
だから、というわけでもないのですが、珍しく泊りがけの家族旅行に出かけました。
性分が貧乏なのか、石屋だけに一石二鳥を狙うのか、私的旅行といえども何か「石」に関わる旅行をするのが私たちの常です。
今回は宮城。蔵王連峰のふもとの川崎町です。
小淵沢より中央本線特急あずさ→新宿〜大宮在来線→東北新幹線にて白石蔵王。
ここからレンタカーでまず商談先へ向かいます。
全優石という全国石屋組合の仲間、佐藤石材店さんです。
地元の老舗石屋として墓石を中心に幅広く活躍しておられます。
ウチと同じ小売石屋さんですが、地域も違うためコンペティターというより、共に石文化と技術を守って行きたい、尊敬すべき同業者です。
大手安売り墓石店のシェアが拡大する中、「いいものを正しい価格で」を貫く誇りある姿勢。かくありたいものです。
さて、石も今や流通がよくなり、国内海外含めいろんな石材が小売店に半製品又は完全製品としても入ってくるようになりました。
ですが佐藤さんのような産地近くの石屋さんでは今でもちゃんと原石から加工する技術と設備を持っています。
この地方で採れる石とは活火山・蔵王山の安山岩で、その名も「蔵王石」。
岩の形で採れ、割った面を本磨きして自然風の墓石や記念碑に使います。私たちの目的もこれ。
岩肌は個々によって濃淡いろいろのグレーですが、中には赤茶けた鉄分が混じっていることもあります。
磨くと濃いグレーになり、真っ黒に見えることもあります。
それゆえ字を彫っただけで色などいれずとも、非常にその文字が引き立ち、墓石や記念碑に向くというわけです。
蔵王石1 佐藤石材店さんで加工した製品群に圧倒。
そしてさらに驚くなかれ。原石の山・山・山。
蔵王石3

形を見ながら本碑にしたり台石にしたりするのです。
これだけあれば一生食うに困らないのでは、とも思いますが、そこは天然ものの哀しさ、本当に使える形や質のものは一部だそうです。
割ってみたら中がもろかったり、変な方向に割れてしまったり、思った目のつまり具合じゃなかったり。
八ケ岳も火山で、標高の高いところに行くほどゴロ岩が出てきます。
ですが、「八ケ岳石」なんて名前がつくほど石材としての価値は高くなく、その理由のひとつは磨いてもあまり黒艶が出ないことなのです。
ウチでは主に台座として使ってきました。
自然形を活かせる記念碑用の石の仕入先を探していましたが、福島の展示会でこの石に出会い、今回の見学を実行したというわけです。
同じく東北の安山岩で、このブログでも前にご紹介した伊達冠石というのがありますが、八ケ岳の需要としては蔵王石のほうが無難に受け入れられそうです。
たそがれ時。
広大な蔵王石の石置き場でどこまでも走る娘。
蔵王石4

川崎町の旅は続く。
↓いい田舎は八ケ岳だけじゃない。
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2007年11月5日

蔵王石と川崎町を訪ねて〜速報

蔵王連峰のふもと・宮城県川崎町に行ってきました。
詳しい話は後日ゆっくり。
蔵王の石屋さん2軒の人情と、蔵王石、そして美しいみちのくの世界に触れた2日間でした。
ごめんなさーい。書きたいことがたくさんあって、今夜はタイムリミットです!
ぜひ、コチラを先にみてください。
ぬばたまの黒の艶・魅惑の安山岩蔵王石
かわいい石のお地蔵様・心を癒す石んこ彫刻
川崎町1

川崎町2

川崎町3

川崎町4

川崎町5

川崎町6

川崎町7

2007年11月1日

ブルーベリーの紅葉と幸せランチ

ウチの庭のブルーベリーがただいま紅葉真っ最中。
ブルーベリーの葉ってきれいな明るい柿渋色に変わるんです。
花よし、実よし、葉っぱよし。庭木にはもってこいです。
造園担当の恵風舎さんありがとう。
八ケ岳ベリーランチ3
でもさすがに株のまわりに宿根草が多すぎか・・・
きれいだからそのままにしておいたら、どんどん増えて収集がつかなくなってきました。
負けるな、ブルーベリー。自力でがんばれ!
来年は3年目。そろそろ収穫も本腰入れたいところです。
ブルーベリーといえば、摘み取り体験でおなじみのレストラン「八ケ岳ベリー」
お母さんと娘さんの美女2人が迎えてくれる、心あったまる家庭風洋食屋さんです。
娘さんのメグちゃんは私と同年代。(もうちょっと若いか)
娘と2人で行ける稀少な外食先で、かわいらしい笑顔と気の置けないナチュラルな接客ゆえに、私も娘も大ファン。「子供に好かれるのよねー。おともだちだと思ってるんじゃない?」
入口にはトレードマークのブルーベリーの鉢植えが。
八ケ岳ベリーランチ1
やはりきれいに紅葉しています。
この日は仕事中のランチで。
外歩きをしていると何が楽しいってお昼ごはんです。
特に一人で調査などで出ているときは道々、「今日は何食べようかな〜♪」ということで頭がいっぱいです。
この日は洋風定食の気分でした。
八ケ岳ベリーランチ2
・煮魚と緑黄色野菜の素揚げのせ
・カキフライ
・黒豆納豆オムレツ
・青菜の胡麻和え
・キャベツせんぎり
・味噌汁
・ライス
・一口スイーツ

彩りよく、野菜や豆のバランスも考えられてて、フライはサクッジュワッ。
これで、平日880円(だったと思う。とにかく1000円以下)の良心価格。
マイ箸効果もあいまって、まるで家で食べているようなくつろぎが得られます。
ランチは日替わり。だから何度行っても飽きない。
ところで、今日娘はお迎えに行くなり「おしょくじいく、メグちゃんいく」と外食せがみ。どうも、バーバがお友達とどこかにお食事に出るところだったので、自分も連れて行ってもらえると思ったみたい。なんとか言いくるめて家の食材を消費しましたが、あーあ、こんなとこまで親に似ちゃったなぁ。
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2007年10月29日

秋景色は熟女のごとし

季節はずれの台風一過、日曜日と月曜日は絶好の写真日和となりました。
一年の景色を女性にたとえるなら、紅葉の季節は教養と慈愛に満ちた熟年の頃といえるのではないでしょうか。
今の平均年齢からすると40〜60才くらい?
石の小道具とともに八ケ岳の錦を身にまとった、美しい熟女たちをご紹介します。(変なサイトではありません!!)
秋石1 高根町東井出の清流
秋石2 道端の観音像
秋石3 小荒間の八ケ岳
昨日はお客様も一緒でしたが、「ここ、撮影スポットですよ」とムリヤリ車からおろしてつき合わせたり。
今日は外出のついでに撮り歩き。
ですが、実際の1%の感動もおさめきれません。
我が家は田園の近くで森から遠いので、この季節ばかりは心底隣の芝生がうらやましくなります。
やっぱり八ケ岳の森は癒されるなあ。
↓田舎の紅葉をもっと見たい
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2007年10月26日

ゆかりの地

縁もゆかりもないけど、なぜか何度も訪れる、そんな場所を持っているって、いいもんだろうなぁ。
最近そんなことを考えています。
先日楽しい出会いがありました。
清里のカンティフェアには毎年訪れている私と同世代の「カセットコンロと旅に出る」家族。
山梨県に親戚がいるわけでも仕事があるわけでも何でもないのに、八ケ岳が気に入って小淵沢・清里を拠点に年々旅の思い出を重ねているのです。
ふとしたことから私のブログをみつけ、時折訪問してくださるようになりました。
「また今年もカンティフェアに行くので、一度会いませんか?」とのお誘い。
ネット上で知り合った人と実際に会う、というよくドラマであるような劇的な状況にも心躍りました。
B&Bランプスロッジのバーで感動のごたいめーん。
不思議と初めて会う気がしなくて、短い時間でしたが雑談に花が咲いた一夜でした。
自分の住んでいるところから離れて、毎年同じところを訪れる。
両親や親戚のいるところへの里帰りに加え、自分で「いなか」を選ぶ時代に来ているのかなぁと思います。
作家などは昔からよくなじみの温泉に「逗留」なんていうこと、してましたけどね。
何度も訪れるうちにこの人のようにその地になじむ。
「旅」とは「他火」が語源だとする説もあるそうですが、日常から少し離れて家族が同じ思いで旅先の人と親しむ。
そういう思い出っていいものですよね。
私も旅は好きです。特に計画を立てるのが。
計画好きはえてして新しい場所に行きたくなるもので、これまで夫婦や家族でいろんな場所に行きましたが2回以上行ったところは意外と少ないことに気づきました。
例の家族を見ていると、同じところに何度も、少しずつ角度を変えた旅をするのがうらやましくなりました。
「定宿」って言葉もステキですね。
訪問1回目はどうしても通り一遍、情報の耳年間に陥って、「くつろぐ」「なじむ」「人情にふれる」というところまではいきません。
先日2回目の岡崎に行ってきました。
過去に那須にも2回。
そして来月、私にとっては3回目の宮城にいきます。
こんどの宮城旅行は蔵王・川崎町周辺。
やはりブログ友達の石屋さんを訪ねます。
↓第3の田舎をみつけよう
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2007年10月24日

八ケ岳の紅葉

買い物のついでに思い立って足をのばして観音平へ。
八ケ岳のひとつ網笠山の登山口です。
正確にいうと、その手前の富士山の眺望を望める展望台までですが、標高1500mの八ケ岳中腹はすっかり秋の色になっていました。
カメラを持って出なかったので画像でお伝えできませんが、八ケ岳住人なら想像つくでしょうし、住人じゃない人に素人写真の1、2枚でお伝えできるようなシロモノではありません。
あの色彩はカメラにおさめるのすらもったいなくて、こっそり脳みその個人フォルダにロックして保存するのがいいんだと思います。
カラマツの濃い黄色をベースに黄〜赤茶のグラデーション、部分的にスギやアカマツの濃緑がアクセントとなって、宝石のような蒼い南アルプスはうっすらと初冠雪の白布をかぶっている・・・。
・・・やっぱり貧困な表現だ。
先日お会いした東京からの人が言ってた言葉を思い出しました。
サクラとナラ中心の雑木林を案内。(この組み合わせは八ケ岳の森によくあります)
「これからの季節、紅葉がきれいですよ」といったところ、
「サクラって紅葉するんですか」。
サクラは落葉樹なので、当然葉が落ちる前に紅葉します。
赤茶色、部分によってはワインレッドのようにも見えたりします。
そういえば、サクラの紅葉って私もここに来るまであまり意識したことがなかったかも。サクラといえば「花」ですから。(和歌・俳句の世界でも、「花」=サクラ。)
並木道や公園などのように、単独や人工的に植えた木は、愛で方も限られてしまうのでしょうか。
サクラの紅葉は八ケ岳で見るとそれだけでもなかなか色が濃くきれいですが、もっとステキなのは山ごと紅葉する中で、ちゃんと自分の居場所や役割を発揮して、まわりと一緒になってること。
多彩な色彩の一部となることで美しさが倍増してるのですね。
まさに「色彩のマジック」?
ウチの庭にもカマツカとムシカリという落葉樹を植えてあります。
大きくなって、田んぼの黄金とあいまって、いい紅葉風景になってくれるといいなぁ。
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2007年10月20日

自宅で十割そば道楽

大泉の元・カフェ風音さんがお店を休業して1年になります。
休業したのはこちらにひきとったご両親の介護のため。
あんなに流行っていたお店をスッパリたたんだと思ったら、最近ご主人が画期的なサービスを始めたというので取材に行ってきました。
十割そば麺の出前。
地元八ケ岳産のそばの実を石臼で丁寧に挽いたものをご主人が配達の直前に打ちます。希望があれば配達先でその実演もしてくれます。
注文は2日前まで。ここさえクリアすれば気兼ねのない自宅でゆっくり、おいしいそばが安く食べられます。
八ケ岳にそば屋が多いのは以前このブログでも書いたとおりですが、それらのお店の共通点は量が少なく高いこと。
せっかく来て、この量??というくらい満腹感に欠けるのが、とにかくいつも残念なのです。
自宅なら、そばだけでなく、自分でてんぷらを揚げたり、たきこみご飯を炊いたり、いろんなおばんざいを用意したりしても、そんなにかからない。
まさに画期的な隙間ビジネスといえるのではないでしょうか。
次のような利用に向いています。
1.ホームパーティの話題メニューとして
2.お年寄りや小さな子供をかかえて、なかなか外食できない人に
3.部屋でくつろぎながら、こだわりそばで一杯やりたい人に
今日のウチの夕食の場合は上記全部あてはまります。
そば打ちをする人なら常識なのでしょうが、そば打ちはとてもデリケートな作業。
パンづくりはぐいぐい押してこねてこねてたたきつけて、というのが独断的な私のイメージですが、そば打ちはやさしくやさしく包み込むように混ぜてまとめてのばして切って、と一連の作業を進めていきます。
こういう作業を目の当たりにすると、そばに対する打ち師の「アガペ」にも似た感情が伝わり、こちらにも食する時間そのものを大切にしたいという気持ちが湧いてくるのです。
茹でるのは自分自身。これを面倒がってはいけません。
というより、前述のそば打ち作業を見ていれば、こだわりのそば作りにワンステップ関わることが何か崇高な理想を一緒に追っているようで、おいしさが倍増する気になるから不思議なのです。
そば打ち1 その日の湿度や温度を考えながら手早くしかし根気良く混ぜる。
そば打ち2 力で練らずに少しずつ包むようにまとめながら空気を抜いていったそば玉
そば打ち3 決して力をいれず巻く時のわずかな圧力でのばしていく。
そばうち4 少し太めに切るのが風音流。香りが逃げにくいとのこと。私の好みでもある。
そば打ち5 そして茹で上がった麺。
グラグラ沸騰したたっぷりのお湯に1食分ずつ入れ、箸で2〜3回ほぐしたあと浮いてきたやつをすばやくザルですくいとる。所要時間1分たらず。箸でぐりぐりかきまぜたお父さんは切れ切れの麺になってしまいました。
食べ方は自由ですが、風音さんのおすすめはまずそのままで。
それから天塩などを少量振りかけたり。
たれにつけるのはその後、それもどっぷりつけるのではなく先っぽをちょろっと。
「これで旨い酒でもあれば、もう最高ですよ」という言葉に一番反応し、なじみの酒屋(久保酒店)へ直行。
「かくかくしかじかなので、旨い酒ください」と言ったら出してくれたのが横笛のひやおろしでした。
そば打ち7
親も子も大満足!
そば打ち6
手打ちそば「善三(ぜんさん)」
●手打ち十割そば1食分 700円
 つけ汁、茹で方プリント付
●出張先そばうち実演 所要時間約30分 2500円
※ただし出前は北杜市内のみ、注文は2日前まで、5食以上。
TEL:0551-38-1230(カフェ風音)
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2007年10月18日

ライスショック

NHKスペシャル「あなたの主食は誰が作る」を見ました。
内容はNHKのホームページを↓
第1回「世界がコシヒカリを作り始めた」
第2回「危機に立つコメ産地」
要する外国からコシヒカリが逆輸入されてきて、国産のコメは価格競争に負けそう。日本経済は上がらないから消費者は安いコメに殺到する。
生産者は作っても利益にならないどころか赤がでるありさま。
ということを危機感たっぷりに伝えていました。
危機感だけあおって、識者のインタビューと現場の声を交えるにとどまり、最後は「消費者自身が考えていかなくてはいけない」というまとめ。結局結論や具体的提案はできないわけです。
食糧は買うものという発想がある限り、安い食料が外国から入ってきて、日本の農業は荒廃して、日本から農地がなくなる。
日本は工業製品売って、食糧は外国から買えばいい。そんな図式がどれほど危険か。
そういう私だって農業従事者じゃないのにいつもいろんな食材が安易に入手できる環境にあります。
八ケ岳に住んでいるからこそ、家庭菜園も身近になったけど、都会にいる頃はスーパーが近くて田舎よりこっちのほうが便利だと思っていました。
だからこそどこかで、国民規模の意識改革が必要なのではないでしょうか。
難しいこと考えずに一家に一つ、10坪家庭菜園奨励、とか。
それで自給率が直接上がるわけじゃないけど、少なくとも食べ物を自分で生み出す苦労と喜びが得られる。
特に子供たちにそんな経験をあたえるべき。
だってお百姓さんになりたい子供たちが少なすぎるんだもの。
そんなことを考えていたら居ても立ってもいられなくなって、ふと、ウチの前の畑が借りられたらなぁ、という希望がふつふつと湧いてきました。持ち主さんは売りたいと言っていたと人づてに聞きました。80坪くらいはありますが、最大でも幅4m程度しかない細長い土地なので機械を入れての農作や宅地には向かないと思われるのだけど・・・。
ここに、半分ヒマワリを植えて、あとの半分ズッキーニとミニトマトとブルーベリーを植えたい。
さらにはいつかコメも作ってみたい。
はたけ
家のすぐそばじゃないと続かないだろうから、とりあえずダメモトで聞いてみよう。
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2007年10月16日

こもれびランチ♪

長坂のカフェ・ピアニッシモの店長夫妻となったタケウチさん。
勤務先で知り合ったご縁で、ウチの縁側をつくってくださった方です。
最近地元新聞でも紹介された方なので、けっこう有名かもしれません。
今日は仕事の合間にランチに寄りました。
こもれびランチです。
こもれびランチ
煮豚・大根煮・水菜ふくめ煮・うの花・りんごジャムのせヨーグルト
日替わりの和定食。料理担当は奥さんで、これまで喫茶営業の経験はないそうですが、どうしてどうして、プロの一品です。
味は万人ウケする安定したおいしさ、盛り付けもいろどり豊かに美しくまとまり、量も満足。
いくら主婦経験長いって言ったって、センスのよさはなかなか身につけられるものじゃないですよねー、と言っていたら、昔からご主人が外食がきらいでよくお客さんを自宅に招いていたとか。
お客が多いから料理上手になったのか、料理が上手だから連れてきたのか・・・。
しかしなんといってもこのカフェの目玉は奥さんの手作りケーキです。
個人で運営するカフェではせいぜい1〜2種のケーキがあればいいほうなのに、ここでは常時数種類そろえています。しかも生クリーム系。
日持ちするようにパウンドケーキを出す店が多いのに。
甘さ控えめな自然な味わいもほっとします。
ケーキ

今日は夫にも味わわせようとテイクアウトしてきちゃいました。
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