おかみブログ

2007年10月13日

池辺晋一郎「愉快な音楽室」に出演?!

明日、こぶちさわ音楽祭のビッグイベントのひとつ「池辺晋一郎・愉快な音楽室」コンサートが行われます。
なんとMCを担当することになった私。
実は池辺先生の音楽も、今回の演奏である合唱曲についてもほとんど知識がない。
かといってMCのプロでもない。
なんでー!まぁ一番は予算の関係でしょう。
でもせっかくいただいたお話、しかも入場料2000円の演奏と池辺先生のトークがタダで聞けるのですから悪いハナシではない。
太鼓の大先輩久保酒店のオヤジさんからの依頼でもあり、舎弟としてはお受けしないわけにいきません。
今日はゲネプロでした。
ゲネプロの前に池辺先生とお話する機会がありました。
ウワサには聞いていましたが今日もダジャレ連発。
「池辺先生の音楽は知らなくてもダジャレが得意なことは皆さん知っています。」という演出さんのいうとおりでした。
「アンコールの『里の秋』のあとはさーっとハケます」
こういうのがサラサラでてきます。
言葉の芸術とでもいうんでしょうか、頭が切れる人じゃないと浮かばないですね。
さだまさしさんとは「シャレ仲間」だそうで、俳句や短歌などのたしなみもあるくらいですから、なるほど日本語をあやつる芸術のひとつとしてそういう趣味の会があってもおかしくない、と妙に納得し、笑いと共に感動を覚えたのでした。
ともかく、明日、そのトークが思う存分聞けるわけです。
あいやいや、メインはもちろん音楽演奏ですが。
小淵沢エコーコーラス(混声合唱)、フォンティーヌ(女声合唱)、ベル・ヴェント(マンドリン)の演奏と池辺先生のハーモニーを心ゆくまでお楽しみください。
会場でおまちしてま^ー^す。
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ルラシュdeラグジュアリー

Relache癒しの杜でランチ。
小淵沢に本社のある自然化粧品会社アルソアの経営する、エステ・マクロビオティック・宿泊を提供する施設です。
標高1000mを越す高原、高い位置から甲斐駒・富士山を正面に望むという、それだけで癒し効果が大いに期待される場所。
どっしりした日本建築の元美術館を改装した建物です。
この美術館が閉館になるとき、こっそり外観をのぞきに行ったことがありました。
こういうすばらしい建築が大好きな私たち夫婦は「こういうところに住めたらいいねぇ」などとおこがましいことこの上ない夢をしゃべりつつも正直、閉館したその美術館は、その建築の見事さゆえに、かえって誇り高い落ち武者のような影を落とし、何か近づきがたい畏れすら感じたものでした。
今やこの建物は光がサンサンと入る美しい空間に生まれ変わり、上質のサービスを提供する施設として地域に貢献されているのを見るのは感動的です。
ルラシュ1 ルラシュ2

ランチなら特に予約なしでいただけます。
マクロビオティックをベースにした、体にやさしくて、おいしく美しいプレート。
天然酵母のピタパン・テンペサンド1000円
ロースト野菜の玄米カレー1200円
旬菜たっぷりルラシュプレート(スイーツ付)1800円(要予約)

今日はカレーをいただきました。
ぱっと見、量が少ないように見えましたが、「よく噛め」と書いてあるとおり、よく噛んでゆっくり食べていると、あら不思議。どんどん満足感が湧いてきて、食べた後は大満足です。
「玄米ご飯のおかわりができます」と書いてありますが、この大喰らいの私でも不要なほど。
カレーは辛さがほどよく効いて、野菜と天然塩の甘みが感じられ、トマトの酸味もしっかりある、バランスのよいおいしさでした。
素揚げの野菜もおいしい!
ルラシュ3

luxuryな気分を味わえたランチタイムのひと時でした。
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2007年10月10日

お仏壇をお迎え

今年は義父の十三回忌です。
親戚が集まっての法事は去年の暮れに済ませましたが、長男の家族である我が家ではひそかに或るものを準備していました。
お仏壇です。
仏壇はその家の宗派の本尊を祀るところです。
核家族化が進む現代で、その家にホトケさまが出たわけでもないのに仏壇を備えるのは奇異に思われるかもしれませんが、本来故人を拝むものではなく、仏を拝むものですから、いつ置いてもいいのです。
ということで、家を新築したときから、早めに置こうと考えていました。
回忌法要には間に合いませんでしたが、(というか法事のとき、初めて真剣に考え始めた。)一応回忌の年にできて、満足です。
製作者は長坂の家具職人・工房YASUSHIの清水泰さん。
仏壇というと、黒檀や紫檀で、金箔がキラキラ入っていて、華美な装飾がついていて・・・というのが従来のイメージですが、さすがにこの家と我々のような世代には合わないと思っていました。
あるとき、大泉の詩游館ギャラリーで行われていた清水さんの「抽斗(ひきだし)展」を見に行ったとき、仏壇を作るなら絶対この人にお願いしようと心に決めたのでした。
清水さんの作る家具はとにかく緻密で、細やかで、繊細でありながら安定感と落ち着きが感じられるものです。
「抽斗」は彼の持ち味を最大限に活かしたものでした。
相談してみたら、清水さん自身も仏壇を作ってみたいと考えて、作り方だけでなく、仏壇の各部の意味や用途、現代仏壇の傾向や価格相場なども調べたことがあるということでした。
大きさと色調の好みを伝え、基本的にはデザインは清水さんにお任せすることにしました。
ただ、清水さんの持ち味である<蟻組み>と<浮かし>は取り入れてほしいとお願いしました。
抽斗b2 蟻組み 
コンソール 天板浮かし(工房YASUSHIのHPより画像拝借)
足と天板の間に小さな支え部品を入れることで、天板が浮いているかのようなデザインにし、軽やかにみせている。自称「浮わついた人間なので・・・・」だそうですが、イヤイヤ、緻密な重量計算と丁寧な手作業の成せる技、マジメな人じゃなきゃできませんよ。

そして完成した我が家のオーダー仏壇です。
仏壇2

仏壇1

材料:本体・・・タモ、取っ手・須弥段など・・・ブラックウォールナット
仕上げ:天然オイル及び蜜蝋ワックス
すべて無垢材なので、部屋の温度湿度によって伸縮します。
1年間は様子を見て、ムリに抽斗を開け閉めしないことなどの注意がありました。
少しずつその家になじんでいくとのこと。
なんか、生まれたての子供みたいですね。
ようこそ、我が家へ。
今後はご本尊・仏具の設置と魂入れの作業があります。
そちらはまたおいおい。
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2007年10月6日

廃油燃料車に給油する

今日は県外から遊びに来た人とお会いしました。
車での移動でしたが、目的地に着いてふと後にいるはずのその人の車に目をやると、道端で立ち往生している様子。
ここまではなんとか騙して運転してきたものの、止まった瞬間にエンジンがかからなくなってしまったのです。
どうやら燃料切れだそう。
その燃料というのがてんぷら廃油でした。
北杜市でも取り組みがさかんになってきたBDF(バイオディーゼルフューエル)。
今年はヒマワリを植えて油をとり、廃油をディーゼル車に使おうという運動の一環としてヒマワリの種まきの取材をさせていただきました。
期せずして今日は給油シーンを目にすることが。
燃料切れのためもう一歩も動けないというので、油を調達しにいくことになりました。
スタンドで軽油を買ってくればいいのですが、そうするとタンクをまず買わなきゃいけない。
それも面倒なので、とりあえず新品のサラダ油を購入しようということになりましたが、ちょうどウチの自宅にあった地給市場さんに持っていこうと思っていた廃油を使ってもらおうと思いつきました。
ウチのてんぷらの後の油が給油されていくシーンです。ちょっと感動。
BDF

ところで今主流のBDF対応車は燃料用に精製したものでないと使えないそうですが、この人の車は直接ゴクゴクとてんぷら廃油を飲んでいます。
そのように改造したとのこと。
これならさらに手間とコストがかかりませんね。
ワーゲンのこのタイプの車が、試した中では一番直接給油に向くということでした。
BDF2

今日の青空が一段ときれいに見えました。
八ケ岳

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2007年10月3日

遠足のお弁当

今日は保育園の遠足の日でした。
3才未満児は遠くには行かず、園の近くをお散歩して帰ってくるというもの。
でも普段園庭でしか遊ばないので、子供たちは喜んだでしょうね。
先生たちにしてみたら、車の往来もあるし、まだよちよちしか歩けない子や車を避けるという感覚を持たない小さい子どもを連れての外歩きは並々ならぬご苦労があったことと思います。
お弁当とおやつの準備を昨日からせっせとやってました。
まだお箸やスプーンもちゃんと使えないので、おにぎりがいいということ。
おかずもなるべくばらばらにならない、フォークや楊枝で刺せるもので。
以前、園の給食についてのアンケートで「肉や加工食品が多すぎる」とか「おやつは市販の甘いものではなく、イモやせんべいにしてほしい」などとエラそうに書いた手前、ここはなんとしても「手作り」「穀物・野菜・豆中心」を持たせないと面目がたたないってなもの。
でも手も抜きたいナー。
こういうとき頼りになるのが友人です。
まずおやつは天然酵母パンのセルクルへ。
ここにはフランスパンやノアカランツで作った、ラスクがあるのです。
これがまた歯ごたえあり、甘みもゼツミョウで◎。
と、ところが!今日に限ってラスクがないではありませんか。
聞けば、「あー、今作ってる。でも今日のはピリカラのやつだよ」
ラクして手作りおやつを手に入れようとした手抜き母に対してのバツなのでしょうか・・・。
かわいそうに思ったオーナーが、今作っているラスク用の、少し乾燥させたバゲットのスライスを数枚分けてくれました。
そして家庭での作り方もアドバイス。
1.バターを溶かし、砂糖を加え混ぜる。
2.バゲットに塗る。
3.180度くらいのオーブンで20分程度。ただし家庭用は火が近いので焦げる可能性あり。様子を見ながらやること。
おやつは3種類、と書いてあるのであと2種類どうしようかというところ。
ここまで来て市販のおやつ買うのもシャクだし・・・。
ということで、普段娘が大好物の、煮干とレーズンにしました。
だけど、いくらモノが健康志向だからって、そのまま持たせるのは酷というもの。お友達はきっといろんな絵のついた楽しそうなお菓子を持ってくるでしょう。
そこで、お父さんに協力要請。
絵の得意なお父さんに、無地の宛名用シールにアンパンマンの絵を描いてもらいました。
お父さんも凝り性なので、わざわざ色まで塗り、おやつにも名前を書けというのできれいにレタリングしたひらがなフルネームをそえたデザインにしました。
それをPP袋に貼り、かわいいリボンで結べばできあがり。
世界でたった一つのmooちゃん用のお菓子セットだぞう!
お弁当はちっちゃいおにぎり2つとトウモロコシ焼き、野菜と鶏肉の煮込み、大学イモ。
おにぎりには海苔で顔をつけてやったり、野菜はどうぶつ型で抜いたり、一応それらしく盛り付けしてやりました。
実は弁当案パクろうかな、と思った友人keiさんの子育てブログがあったのですが、あまりにも高度でとてもじゃないがマネできないので、あきらめました。こんなの、ほとんど毎日作ってるの??すごすぎる。
私自身の子どもの頃、母のお弁当はあんまり印象に残ってないのですが(ごめん、おかあちゃん)、恥ずかしい思いをした記憶もないので、まあそこそこ及第点だったのでしょう。こういうのって、親の自己満足と見得の結晶みたいなもんですからね。
子どもにちゃんと伝われば嬉しいけど、往々にしてあまりそうでもない。
むなしいなー、という気持ちに追い討ちをかける、今朝の連ドラでした。
お母さんが前の日にせっせと手打ちした蕎麦と、おじいちゃん手製の本格漆塗り箸。いいよねぇ?!
お弁当とおやつ、全部きれいに食べてくれました。
母はそれだけで大満足だよ。
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2007年10月2日

石は石でも・・・

小淵沢にあるジュエリー工房「星の花工房」さんと相互リンクさせていただきました。
ため息が出る、ステキなステキな天然石アクセサリー工房です。
石屋で扱う石は基本的に墓石用の石で、御影石や安山岩などの岩石がほとんどですから、大きくて重厚な岩石。
かたやちっちゃくてかわいくてきらきらした宝石。
同じ石でも住む世界が違うもんですねぇ。
でも、石の誕生に思いをはせるとき、何か壮大な物語が詰まっている感じがしませんか。
大昔、地中のマグマがふきだして冷やされて固まったもの(火成岩)、圧力で押しつぶされて固まったもの(堆積岩)、それらがさらに熱や圧力で変化したもの(変成岩)・・・。
人知の及ばぬ力と気の遠くなるような年月の末に生まれた「石」に、魔力を感じるのは、人の性かもしれません。
だから昔からお守りや身を飾るもの、果てはお墓に使われてきたのです。
そしてその石の魅力・魔力を引き出すのは他ならぬ人間。
採石し、削り、磨き、形を整え、現れてきた輝きに意味をつける。
これは鉱物の角をとっただけの宝石石ころ。
この段階だとせいぜい数百円から2000円程度ですが、形を整えてきれいに磨いてシルバーやプラチナのチェーンと組み合わせたりすれば、何万何十万何百万の価値になる。
すべて人間の手作業。
アメジスト カーネリアン クリスタル
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2007年9月26日

稲穂を詠む

先日初めて俳句会に参加しました。
お題は「蛇穴に入る」と「秋季自由詠」
彼岸が過ぎると蛇が穴に入って冬眠準備に入るというシーンが秋の季語なのです。
これから運動会あり、コンサートあり、遠足あり・・・私にとってはとても穴に入って静かにするような季節ではなく、むしろ暑くて忙しい夏が終わり、山景色が美しくなるこれからのシーズンはこれでもかとばかりに外に出たい気分なのですなんせ、小淵沢移住3年目の秋に景色の美しさにハタと気づき、そこから私の真の田舎暮らしが始まったようなもんですから。
こういう往生際の悪いヒトのことを「穴まどい」といい、「蛇穴に入る」の題が出たら、代わりにこっちを使ってもいいそうです。
もう一つの「秋季自由詠」は何を詠もうか直前まで悩んだあげく、ええい、机上で(車中で)考えてても始まらんわい、と帰社の足をちょいとのばし、箕輪新町のかかし祭り会場へ。
メインのイベントは9月16日にあったのですが、かかしの展示は30日までやってます。
去年行った韮崎市円野の「平成かかしカーニバル」には規模は負けますが、池と稲穂と山すその間からぽっかりと見える富士山の情景は思わずため息がでます。
かかし1

かかし2

かかし3
夕暮れに案山子も拝む黄金富士
秋、前半ロスタイムへ。
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2007年9月24日

石屋イベントへのお越しありがとう

23日(日・祝)、お彼岸なので、石屋らしいイベントをしようと急きょ思い立った企画「石と友だちになろう」を行いました。
砂場で宝探し
2m四方くらいの砂場にきれいな石を40個程度隠しておきました。
見つけることが目的ではなく探しながら、これは何の石か学んでもらう、という意図です。
8種類の天然石(めのう、水晶、アメジストなど)をポスターにしておきましたが、なかなか探究心を起こさせるよう誘導するのも難しいもの。
小学生も中学年になるとすぐにパッパと見つけられてしまいました。
でも小さい子は砂場で遊ぶことが楽しいようで、きらきらした石を見つけては、名前を覚え、楽しんでくれました。
見つけたものの中から一番好きな石を1つおみやげに持って帰ってもらいました。
砂場1 駐車場がにわか砂場に
砂場2 親御さんの許可がとれたのでアップしちゃった。かわいー♪
石のおはなし紙芝居
予告どおり、「かさじぞう」と「がんまくさん」をやりました。
かみしばい

表札作り
チラシ配りのときは一番反応が多かったのに、いざフタをあけてみると参加者ゼロ。
やっぱり時間かかるからかなあ。
事務所のテーブルに石像関係の本や、石ころ図鑑などを置いておきました。
お遊びのあと、お茶とお菓子をつまみながらそういうのを読んでいってくれる家族もいました。
しかし夫たちにはハラたった!
こっちが一生懸命接客してんのに、恥ずかしがってか、作業場にこもって記念碑の文字彫刻作業。
どうせだったらその作業を見せて、「ブラストってこうやるんだよ」と町工場見学でもさせてやれば、小学生なんかはいい社会科見学になったのに!
まったく「おもてなしのこころ」をうまく出せなくてスミマセン。
単独イベントって、ほんとむずかしいですね。
こんどはどっかとコラボしたいな。
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2007年9月19日

昔語りの心得

前回のブログで石屋イベントをご紹介しましたが、肝心な日時を入れるのを忘れておりました。
チラシの画像までクリックして見てくださった方はお分かりかと思いますが、今週末、連休の中日23日(日)10時〜4時に、石屋の工場で行います。
お近くの方や、お近くまでお越しのご予定の方はぜひのぞいてみてください。
さて、先週急遽やろう!と思い立ったにわかイベントですが、遅ればせながら準備を進めております。
もともと個展とか、すごいことをやろうとしているわけではなく、普段どおりの店に来ていただいて、まず子供たちを中心に石に親しんでいただきたいというのが趣旨ですので、のんびりしたもんです。
企画のひとつ、むかしばなしのかみしばい&語りは私自身とても楽しみにしていること。
「かさじぞう」と「がんまくさん」という2つのお話をやる予定です。
どちらも石にまつわるお話。
ということで、今日図書館に素材を借りに行きました。(遅いって??)
北杜市内には合併前の各旧町村8箇所に図書館があります。
どこで借りたものでもその8箇所どこで返してもよく、またパソコン上でリアルタイムに8箇所の貸し出し状況がわかるようになっています。
まず一番近場の小淵沢図書館に行きました。
ここではまず「がんまくさん」資料をゲット。
「がんまくさん」とは小淵沢に伝わる民話で、数点の甲州民話集の中にも採話されています。
近年民間のグループの人たちが独自に活発な採話活動を行ったり、民話の里ウォークなどのイベントも行っているので、もしかしたら新しい資料や一冊の絵本になったようなものがあるかもしれないと思いましたが、図書館ではそこまでみつけられませんでした。かわりに「ことばの学校小淵沢分校・語り継ぐ民話の世界」という講演会で町内在住の茅野頼母さんによる語りがビデオになっているものを借りてきました。
地元CATVが放送したものの録画です。
それを見ると甲州民話集などに記録されている内容はほんの一部だということがわかります。
14分の茅野さんのお話の中では、当時の民衆生活や、民衆に慕われた神官・がんまくさんのいろんなエピソードがつぶさに語られていました。
次に大泉の金田一春彦記念図書館へ。
金田一先生ご存命の頃、ご本人にもお会いしたことのある思い出深い図書館で、通勤途中にあることもあって、私にとっては地元小淵沢より利用頻度の高い図書館です。
「かさじぞう」の紙芝居を探しましたが、ここでもみつけられません。
こんな有名なお話の紙芝居くらいどこかにあるだろうと思って検索機械へ。
ありました、ありました。
須玉のすたま森の図書館と白州のライブラリーはくしゅう
取り寄せるか取りにいくかしようと窓口に声をかけました。
すると窓口の司書のおねえさんがとてもいいことを教えてくれました。
「どういうところで上演するかにもよるんですが、子供たちに初めて聞かせてあげるものなら、<再話>のものを選んだほうがいいと言われてるんです。」
つまり、筆者の創作が入ったものは物語や絵本としてはおもしろいけど、その話を知らない子供たちに語り継ぐ、という意図を持って聞かせるときはなるべくオリジナルに近い<再話>形式のものをするべきだというのです。
かさじぞうに関していえば、瀬田貞二さん再話のものがオリジナルにもっとも近いという評価が多く、たとえば松谷みよ子さんの絵本は絵が黒井健さんで雰囲気があってとてもいいのですが、内容的にオリジナルとされているものと違う部分があり、語り継ぐという意図で読むには注意が必要だとのことでした。
そういえば、この間借りてきた「ももたろう」の紙芝居も、私たちが良く知っているももたろうの話とは少し違っていて、ももたろうはもともと弱虫でおじいさんから修行のために鬼退治に行ってこいとうながされ、鬼と戦って帰ってくると気持ちが強くなっていた、つまり鬼とは心の中の恐れだったんだ、というような内容でした。これを2才の子どもに初めてのももたろうとして読むには確かに抵抗がありました。
北杜市内には2種類の「かさじぞう」の紙芝居があり、おねえさんが親切に「一応両方取り寄せて見ますか?」と配慮してくれました。
ちなみにこういうイベントで読むんです、とチラシを見せると、「わー、こういうのすごくいいですね。次回こういうの企画されたら、許可取った上で図書館内に掲示できますから、早めにもってきてみてください。」と協力的な言葉をいただきました。
石にちなんだむかしばなし2話。
石イベントの中で、11時と2時にやる予定です。
ところで「採話」と「再話」の言葉づかい、上記であってるかな・・・
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2007年9月12日

親子向け石イベントやります

石あるく初のこころみ、石のイベントを開催することになりました。
題して
「秋のお彼岸企画・石と友だちになろう
おはなしのじかん
石にちなんだ昔話をかみしばいと語りで上演します。
にほんむかしばなしの「かさこじぞう」、こぶちさわむかしばなしの「がんまくさん」をする予定。
上演時間:11時、2時
つくってみよう
自分で表札づくりに挑戦!
石板にゴムシートを貼り、好きな絵や字を描いて、彫る部分だけをカッターできりとります。
石屋のおにいさん(おじさん?)がその場で、サンドブラストという方法で彫ってくれます。
我が家だけの表札をつくってみませんか?
参加費:1000円(材料費含む)
 注)カッターを使います。小さいお子様のご使用は十分注意して、保護者と一緒に作ってください。

宝の石さがしゲーム
砂の中にきれいな石がかくれています。
透明、白、赤、緑、青、ピンク・・・
なにがみつかったかな?
これってなんていう石だろう、どこでとれるの?
山梨の名産・水晶をはじめ、めのうなど。
参加費:500円(たから石のおみやげ付)
ふだんあんまり知らない石の世界に、親しんでいただこう、という企画です。
ご家族皆さんでお越しください。
お彼岸企画

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