おかみブログ

2006年12月17日

塚川の石街道

長坂町塚川の北杜高校に続く道を時々通ります。
通るたびに「いいなぁ」とためいきをつくような風情を感じます。
各家が石垣や瓦屋根付きの塀を構え、ところどころに祠や燈篭。
白州の台ヶ原宿は「全国の道百選」のひとつだそうですが、それに勝るとも劣らぬ情緒を備えている通りだと言えるのではないでしょうか。
今でこそ長坂ICから七里岩ラインへは新しい広域農道を通るのが主流となりましたが、かつてはこの旧道が日野から谷戸を結ぶ主要道路でした。
八ヶ岳南麓のなかでも比較的標高の低いこのあたりは、おそらくいい農業地帯だったのでしょう。
裕福な農家の地主さんがこぞって外回りにまでお金をかけた、というのがよくわかります。
こういうところですから、石垣も立派なものです。
「間知石モドキ」のブロックが多い昨今、これだけの石垣が固まって並んでいるのはなかなか圧観です。
塚川4 間知石の谷積み
塚川3 間知石のちょっと変形の亀甲積み
塚川2 間知石、高度な技術の返しのある亀甲積み
塚川1 幅広の水路を堂々と渡す太鼓橋
塚川5 古い祠や自然燈籠
車で通り過ぎると、旧道だけに「せまいなぁ」感じることもあったりするのですが、今日はやっとじっくり歩くことができました。

2006年12月13日

しあわせ♪クリスマス企画〜ラジオの巻

八ヶ岳のクリスマスの楽しみ方、第三弾です。
10/1にFM八ヶ岳が開局しました。
八ヶ岳のお役立ち情報を毎日楽しみにしていますが、12/23は一日中生放送でリスナーからのリクエストに応える、という企画をするそうです。
「クリスマスに聞きたい曲」のリクエストを大募集中なので、どしどし応募してあげてください。
CDを持って当日スタジオにのりこむのもOK。
リクエスト用紙 ←詳細はコチラ
朝8時から夜10時まで14時間ぶっとおしの生番組。
始まったばかりで自主制作番組もあまりない、発展途上のFM局にしてはなかなか過激な試みですが、こういうの、意外とわくわくしませんか?

2006年12月10日

しあわせ♪クリスマス企画〜イルミネーションの巻

八ヶ岳のクリスマスの楽しみ方、第二弾です。
我が出身地明石のお隣・神戸では12/8から恒例のルミナリエが始まりました。
震災の復興を願って作られた、光の彫刻です。
クリスマス前まで灯されます。
震災の年に初めて開催されたもので、既に就職して東京に出てきていた私は年末の忙しいさなか実家に帰ることもできず、まだ一度も見ていません。
八ヶ岳に来て丸8年、もうさすがに「都会のネオンが恋しい〜」なんてことはなくなったけれど、クリスマスのこの時期に、いろんな思いがつまったイルミネーションを見るのは感慨深いものです。
神戸市民の強い希望で毎年の恒例行事になったので、いつかは生で見れるといいなと思いをはせつつ、八ヶ岳でクリスマスイルミネーションが見られるところを探してみました。
まず小淵沢のリゾナーレ。
通称「ピーマン通り」と呼ばれる石畳(ほんとは石じゃなくてインターロッキングというブロックだけど)の回廊のまん中にそびえる塔に滝のように電飾が灯されているだけでもかなり圧倒されますが、一番のメインは週末とクリスマス前3日間に置かれるキャンドルでしょう。
2000個のキャンドルが回廊にずらりとならべられ、それはそれはロマンチックな風景です。
ピーマン通りのお店のひとつ「フラッシュポイント」のつぐらさんの裏話によれば、このうち1000個はピーマン通りの各店舗が50個ずつの設置ノルマを持たされるとのことで、誠にご苦労さまで〜す。ちなみにつぐらさんが朝出勤すると2000個のキャンドルは既に片付けられているそうです。
リゾナーレのスタッフの方はさらに大変ですね。
山梨きってのデートスポットを目指しているそうで、いーなー。と指をくわえつつ、娘と歩いてみました。
リゾナレ2 リゾナレ1 ←今日は雨だから笠付のキャンドルが点々
高根清里の萌木の村。
これぞ、高原のクリスマス!ですね。
萌木の村といえば間伐材で作ったシカさんがトレードマークですが、そのシカさんがトナカイになって、萌木の村の芝生の広場でサンタさんのそりを引いている姿が見られます。
カラマツ林の中で静かに、でもどこからか鈴の音が聞こえてきそうな風景。
キラキラのイルミでロック音楽をがんがんかけてクリスマス商戦を繰り広げる都会では得られない穏やかさです。
それを言うなら、何もない牧場かどこかで月のない晴れた夜に、それこそ降るような星空を見るのが一番の「ロマンチック聖夜」かもしれませんね。
萌木の村 ←夜はこれに灯がともるんですって。
そろそろ初雪、降るかな。

2006年12月8日

肩凝り・その後

先週肩こりが辛い、という話をブログで書きましたが、意外にもいろんな方から心配していただきました。
コメントは少なかったけど、ちゃんと皆さん読んでいてくださったのですね。
大変ありがたいことです。
おかげさまで今は元通りになりました。
これは、経過をきちんとご報告しとかなきゃいけないですね。
鍼灸士のMOMO先生に言われたとおり、置き鍼をしたままにしておきました。
そのうえに、これもMOMO先生処方のいいお薬のついたテープを痛い部分にびーっと貼り、テーピング治療。
なるべく動かさず、パソコンも最低限にして姿勢良くして、早寝をして睡眠をとる。
そんな感じで過ごすこと2〜3日。
めきめき楽になっていくのがわかりました。
さすが〜MOMO先生♪
そんな治りかけの頃、友人に誘われて森の中のレストランでランチ。
久しぶりに会う彼女と玄米と旬の野菜たっぷりのランチをいただいていると、心地よい緊張とともに気持ちが晴れ晴れとしてきました。
楽しかったついでに感謝の気持ちを現すためにご先祖にお参り。
その日を境に嘘のように肩の痛みが去っていったのです。
それでも「もう20代のときのようにはいかないんだからね」と友人に釘をさされたのを胸に、
なるべくこの健康状態を維持するよう、「適度な運動」「根をつめない」「楽しく生きる」をモットーにこの年末をのりきりたいと思います。

2006年12月5日

しあわせ♪クリスマス企画〜シュトーレンの巻

思いつくままに、八ヶ岳のクリスマスの楽しみ方をご紹介していきます。
ネタの集まり次第。一回こっきりにならないよう、がんばります。
今年もシュトーレンの季節がやってきました。
シュトーレンとはドイツの伝統的なお菓子で、パンのようにイーストを発酵させて、中にお酒につけこんだドライフルーツやナッツをたっぷり入れたものです。
待降節(クリスマスの日の4週間前で、キリストの誕生を祝う準備を始める時)の頃に出始め、クリスマスまで薄くスライスして少しずつ食べます。
洋酒につけこんだドライフルーツが生地と少しずつなじんでいく、味の変化も楽しむことができます。
マイミクのフェアリーさんがご自身のブログで書いていらっしゃいましたが、八ヶ岳はパン屋さん天国!
この時期、いろんなパン屋さんでそのお店流のシュトーレンが発売になります。
これまでは小淵沢のセルクルさんのしか買ったことがありませんでしたが、今年はあちこちのを食べ比べてみよう!と思い立ちました。
しかし何店も買い集めると経費もさながら量もハンパではありません。
そこで、実家へのクリスマスプレゼント(兼・歳暮)代わりに半分ずつ分けることにしました。
これで、みんながHAPPY♪
購入するお店は以下の4店舗にしぼりました。(敬称略にて失礼します)
セルクル(小淵沢)
フェアリー(長坂)
ブレ・ドオール(高根)
カントリーキッチン(富士見)
インノ(高根)やノエル(長坂)、くのパン(大泉)も候補に挙げていたのですが、あいにく買いに回れる今日は火曜日で、これらのお店は定休日。また来年の楽しみにします。
でもいい感じにエリアもばらけたので満足です。
シュトーレン1 シュトーレン2
 
価格は以下のとおり。
セルクル 2100円
フェアリー 1800円
ブレ・ドオール 1365円
カントリーキッチン 1890円
見た目は・・・
ブレ・ドオールが上から見るとすごく大きく感じますが、平べったいので重量はかえって小さいかも。カントリーとセルクルは山形に盛り上がっていて、フェアリーは大判型です。ラッピングはフェアリーが一番クリスマスっぽくてステキでした。
さて、気になるお味は。
セルクル・・・ハード系食事パンの店らしく、どっしりと重くモチモチとした食感。甘みは控えめで酵母の酸味が感じられる。色もライ麦パンのような茶色っぽいもの。レーズンの他、クルミやオレンジピールの分量が格段に多い。ちなみに表面のパウダーシュガーは好みによってつけたりつけなかったりして、お客さん一人一人に聞いてくれる。
フェアリー・・・ファミリー向けが得意なお店らしく、一番柔らかい食感。子供も好みそうな優しい味。洋酒は控えめでさわやかな甘み。
ブレ・ドオール・・・パイ生地のような何層にもなったような不思議な繊細さを持つ食感。他のお店がパウダーシュガーを使用しているのに対し、こちらは上白糖に近い粗めの砂糖を厚い層にして包み込んでいる。
カントリーキッチン・・・濃厚な洋酒の香と甘みで、パウンドケーキに近い。ロッククッキーのようにぼろぼろと崩れるが、その崩れた部分がまたカリッととしていておいしい。セルクルに次いで実が多い。
順番はつけられませんが、好みは出ます。
値段の差はドライフルーツやナッツの多さが一番の要因かと思いました。
どんな飲み物が合うかなーというのも考えてみました。
コーヒーならカントリーキッチン。濃厚な味と食感が濃い目のコーヒーに合いそうです。
紅茶はブレ・ドオール。ミルクティーが特にいいかも。
フェアリーは一番癖がないので、大人ならカモミールティーでちょっと香りを添えてもいいし、子供はホットミルクで。
セルクルはワインですね。冬だからホット赤ワインなどいいかも。この酸味が合いそうです。
あくまで途中経過(製造2〜3日後)の感想です。
これから2〜4週間のうちにどう変わりますか、そちらも楽しみです。

2006年12月3日

化粧品の裏側

またまた、自分が都合つかない日にあるセミナーのお知らせです。
今回はこわーいお話。
食品添加物より怖い!化粧品の裏側
「あなたの使っている化粧品(シャンプー、歯磨剤、入浴剤含む)に、次のような成分は含まれていませんか?
 ミネラルオイル、マイクロクリスタンワックス、BG,PG,香料
 ポリマー、カルボマー、メチコン、ジメチコン、
 ラウリル硫酸ナトリウム、MEA、DEA、TEA、PEG、フェノキシエタノール

いずれも石油を原料に合成した化学物質!(発ガン性、アレルゲン性・・・)
皮膚から吸収されて、全身を巡り蓄積されます。
※ご自宅にある化粧品、赤ちゃんのおしりふき等の成分表示をお持ちいただければ、専門のアドバイザーが成分をお調べします。
※参加者全員に、41種類の薬草成分を配合した100%脱石油「高保湿石鹸」をプレゼント!」
日時:12月9日(土)13:00〜15:00
場所:グリーンヒル八ヶ岳(北杜市長坂町・新宿区保養所)

※予約制です。
いつもお酒を買いに行く、小淵沢の久保酒店のお母さんから教えていただきました。予約などのお問い合わせもこちらまで。
久保さんは食品、化粧品のその手のことについて、いろいろ勉強されていて、よく教えてくれ、よく脅かしてくれます。そしてごめんなさいー、もう歯磨き粉は使いませんーって感じになります。
田舎暮らしをしていれば、自分で化粧品を配合したりする人も少なくないのですが、なかなかそういうわけにもいきません。
せっかくこういうところにいるんですから、なるべくロハスで行こう、と願う一方、ともすれば安易なスタイルに流されがち。
セミナーの内容の是非はともかく、意識を持つだけでも意味のあることかもしれません。
でも、やっぱりこの日も仕事で行けないんだなー。
どなたか行ってきてくださいませんか?

2006年11月30日

いま、なぜ教育基本法改正か?

…という講演会が小淵沢で行われます。
主催者のお一人と知り合いなので、ご紹介いただきました。
子どもを持つ親としてはなおさらとても興味のある話です。
お時間のある方はぜひ聞きに行ってください。
日時:12月10日(日)13:30〜 
場所:北杜市小淵沢町 生涯学習センター

教育 ←詳しくはコチラ
チラシを見る限りでは、今の教育基本法を無意味に変えるべきではない、というスタンスのようですね。
今の基本法も改正しようとしている法案もちゃんとは知らないので、考えるにはいい機会だと思いますが、ちょうどその日が義父の十三回忌で、親戚一同集まるので、無理っぽいです。
それにしてもイジメ問題がこうまで明るみに出て、現場をちゃんと見てるのかどうかわからない人たちがあーでもない、こーでもない、と法改正ばかりに気をとられてるように見えるんですが、ほんとにそれで大丈夫なのかな、と考えてしまいます。
お上から「イジメた生徒に懲罰を」といって、停学処分だの教室を分けるだの、どこまで意味があるんでしょう。
おまけに「見て見ぬふりをした場合も同罪」なんて、実際にはちゃんと特定できるの?
クラス全員停学処分になり得るのに、誰も居なくなっても学校だけあるんでしょうか。
それより、たとえば社会体験をさせるという案も出てますが、そういうのはよさそうかな。
要は社会が狭すぎるんだと思うんです。
私と同じ世代で、小学校の頃八ヶ岳に移住してきた人が、当時はよくイジメられたと言ってました。
都会と田舎の価値観の差が子ども社会の中にも存在してて、子どもだからロコツに多勢に無勢でイジメるんだそうです。
私も中学校の時、当時珍しかった帰国子女として学校に転入したときも、ひやかされたり悪口言われたりしたものでした。
今だったらそれぞれの人のいろんな経験っておもしろいと思うんですが、当時は自分の社会しか知らないですからね。
大人になればウマの合わない人とは深くつきあわなければいいし、でも仕事する上では嫌いな人ともある程度やっていかなければ進まない。
そういうのを子どものうちに少しは身につけさせてもいいと思います。
しかし、田舎で生徒数が少ないような町でも、やっぱりイジメってあるのかなあ。
どんな理由でそんな関係性が生まれちゃうんだろう。
やっぱり懲罰部分を考えるより、根本的に社会組織を考えていかなきゃいけないんじゃないでしょうか。
…難しい問題ですね。
ところで今回の講習会で高校の未履修問題も話があるんでしょうか。
それはそれで興味があるのですが。

2006年11月29日

パソコン、ドクターストップ

パソコンに向かえなかったもう一つの理由はなぞの肩こりです。
かれこれ2週間は続きました。
私は普段あまり肩こりを自覚しないほうで、とにかく理由がわからない。
ある日朝起きたら痛みのせいで首が回らない。
軽く腕をまわしたりしてみましたが、昼過ぎにはどんどん悪化し、まるで30kgくらいの石の固まりでものしかかっているようです。
特にパソコン作業をしているときに辛い。
ちょうど雑誌編集のデスクワークが佳境に入ってきた頃で、パソコンに向かわざるを得ないのですが、痛くてマウスも動かしづらいのです。
その他運転もダメ、じっとしているのもダメ、かといって動いてもどんどん痛みが広がって頭痛まで催すようになってきた。しかもこれが何日も続く。
これは重症だ!
そこで肩凝りの原因について考えうるものをブレーンストーミングしてみました。
1)運動不足や同姿勢長時間持続による血行不良(パソコン仕事か)
2)目の疲れ、寝不足
3)重いもの持ち上げや無理な動きによる筋肉痛(子供も重くなってきたしなー)
4)腱鞘炎(マウスの使いすぎか)
5)内臓機能の低下(そういえば最近いつも同じところに口内炎が・・・)
6)寝違え
7)寒さ
8)感染症
9)ストレス
10)腫瘍、癌
11)四十肩(まだあと数年あるぞ。その言葉で片付けないでくれよー。
12)電磁波アレルギー(パソコン以外のものはとりあえず大丈夫そうだけど)
13)シックハウス症候群(部位としては右肩に限られているから違うと思う)
14)方角が悪い(以前建築士のあつこさんにみてもらったら寝室がわたしにとっては最悪の方角だそうだ)
15)たたり、憑依(石がのしかかっているようだけど、こんなに石屋のおかみとしてがんばっているのにぃ)
もっといろいろあるのでしょうが、痛いのでこのへんでやめました。
さらに対処法・治療法も洗い出してみました。
イ)マッサージ(揉む、たたく、なでる)
ロ)冷湿布
ハ)ストレッチ、体操
ニ)ウォーキング
ホ)温泉
ヘ)鍼・灸
ト)整体
チ)電気あて
リ)娘の寝顔
ヌ)寝具の買い替え
ル)家具の配置換え
ヲ)お祓い
ワ)引越し

なんかどんどん暗くなってきます。
一番私にとって現実的な原因は1、2、3,6で、試してみたい対処法はホ、ヘ、トがセットになった1週間くらいの湯治旅行。
実際試したのはからすべてです。
ところでこんなときに限ってタイミング良く(悪く)マルチ商法の寝具の紹介があります。
「肩が凝って・・」とぽろりともらした知人が、いつになく親切に世話をやいてくれて、なにやら先生とよばれる人のところへ連れて行って、ぽかぽかと温まる不思議なおふとんを紹介してくれました。
よくよくハナシを聞いてみると一式100万近くするそうで、さて、何て断ればいいかな、などと考える一方、この商品に限らず真剣に寝具の交換をしたほうがいいだろうかと悩むしまつ。
あげくには方角だのたたりだの、お祓いだの。
こんなときの駆け込み寺のような存在が鍼灸師のMOMO先生です。
暗い気分に相乗するように悪化する肩の痛みをかかえて、最後のとりでに逃げ込みました。
「何が原因かわからなくて。ただの四十肩だって言われればそれまでなんですけど。方角の良し悪しって、信じます?」
「方角っていうか、場所の持つ正の気、負の気っていうのは確かにあるよ。だけどもう家も建てちゃって住んでるんだから、それに勝つくらいのエネルギーを持たなきゃ。気が弱くなると呼び寄せちゃうのよ」
と言いながら丁寧にツボや筋を看てくれます。
「完全に傷めてるね。スポーツ選手がよくやる、あれよ。パソコン作業で筋肉を固めたまま寝て、どこか寝違えたんだろうね。今はおとなしく姿勢よく、なるべく負荷がかからないようにして、置き鍼が効くのを待つことね。絶対治るんだから、変なこと考えちゃだめよ」
ああ、なんと心強い言葉。
てことは、運動不足だと思ってぐりぐり体操したり、過激なストレッチやったりしたのはよくなかったのか。
「当たり前よ、絶対だめ。とにかく炎症起こしてるんだから。なるべくパソコンも控えて。」
理由がわかっただけでも、少なくとも気分は晴れて、それだけで痛みが和らぎます。
四十肩でも憑依でもなかった。バンザーイ。
MOMO先生ありがとう。あなたに出会えて幸せです。
後でわかったことですが、女の厄年が数え34でやっと終わったと思っていたら、実は次の36、37、38の厄年もあったのですね。
私は今年、まさにこの時期の本厄にかかっていたらしく、なるほどいろいろと変化の年だわ、と妙に納得したのでした。

2006年11月28日

安眠の提供

最近家で夜パソコンを触れないことが多かったのですが、その理由は娘が必ず途中で起きてしまうことでした。
むくっと起きた時、回りにだれもいないと必ず泣き出します。
反抗期のくせに甘えたい時期なんでしょうか。
しばらく添い寝しても、居なくなるとまたすぐに起きて泣く。
そうやって添い寝している間に親のほうが眠くなって、そのまま寝てしまうというパターンです。
仕事もブログもたまっていたので、なんとかパソコンに向かいたいところ。
私のパソコンは勉強机のところにあり、椅子に座って使います。
これだと子供から距離が遠いので、今日はこたつで夫のノートを借りてすることにしました。
すぐ手の届くところにお昼寝用座布団を敷いて寝かしてみます。
以前はこれでちゃんと寝たのに、今回はだめ。
すぐ泣いて起きてしまって私のひざにもぐりこんできます。
ひざにだっこでいろいろ動かしてみますが、こちらもなかなかこれぞという体勢を決めるのが難しいものです。
でも不思議なもので、ひざや腕の中ならどんなに動かしても起きません。
おもしろかわいいなー、と見ているうちに、また自分も眠くなってついうつらうつら。
なかなか進みませんなー。

2006年11月22日

ヘッドライトが消えた夜

最近八ヶ岳南麓は4時半くらいに日が沈みます。
いくら日照時間が一番長い地域とはいっても、高い山々に囲まれたところ。
私の郷里の明石(兵庫)のように水平線に沈むのとは違って、日の入りは早いのです。
保育園のお迎え帰り、夕飯までまだ時間があるからと、少し遠くのお店まで車で買い物に出かけました。
5時。あたりはたそがれ時を過ぎ、すでに闇が下りてこようとしている。
あたりが何かおかしい。
どうも前が見えにくい、私の目がどうかしたのだろうか・・・。
と、しばらく走行していましたが、しばらくして「ヘッドライトがついていない」ことにやっと気づきました。
(車装備については全く無頓着。そんなヤツです)
どうやら左の車幅灯しかついていないらしい。
停車してみて目で確認。確かに。(見なきゃわからないのか)
これでは安全に関わるので、すぐに通りがかりのスタンドに駆け込みました。
若いお兄ちゃんでしたが、私からは神様のように頼もしくみえます。
フロントカバーを開け、ライトを空中にかざしてなにやら振ってみたり(切れているかどうかのチェック)、ハンドルの下部のふたをとってペンチで小さな金物を抜き差ししてみたり(ヒューズがとんでいるかのチェック)。
寒い中15分ほど見てくれましたが、どうも原因がわからない。
電球も切れてないしヒューズも飛んでない。
「よくわかりません。車屋さんに行って下さい」と申し訳なさそうに言うお兄さん。
・・・しかし。
あたりはとっぷりと暮れて真っ暗。
今宵は月もない、ざわざわと少し強い風が最後の落ち葉を舞い上がらせ、星の光だけが暗黒の夜空に瞬く。
こんな中ライトのつかない車でどうやって帰ればいいのだ!!
しかたなくハザードランプをちかちかさせながら時速20kmでのろのろ進む。車一台通らないので別に迷惑じゃないからいいか。
そこへ目の前を得体の知れないモノが横切る。
目をぎらりとこちらへ向けて足早に走り去る。・・・なんだタヌキか。
帰り道の約20分。
チカチカしたハザードを見ながら暗闇を進んでいると、めまいが。
危うくガードレールからはみ出して下のガケへ落ちそうになりながらなんとか外灯のある通りまでたどり着いた。
「ふう」疲れた目を押さえてしばし休憩。
その時横で甲高い声が。
「MOOちゃんうんてんするー」
これでやっと怪奇のナゾがとけました。
車に乗せるとき、だっこしていったん運転席に一緒に座り、その後助手席に設置した(ほんとは後ろにしなきゃいけないんだけど)チャイルドシートに子供をはめ込むことがあります。
反抗期にさしかかった2歳近くの娘は体中で嫌がって、えび反りして着席を拒みます。
そのかわり得意になって自分が運転のマネをしようとする。
「いきますよー」と覚えたての日本語をあやつり、停まっている車のハンドルをグキグキ、ライトレバー(右)やワイパーレバー(左)をまわしたり倒したりガチャガチャ・・・。
次の日いつもの整備店に行ってきました。
原因は案の定、ライトのスイッチ(運転席のレバー)の故障だそうです;;
やれやれ。
「あなたのせいなの」とほっぺたをつまむと、ケタケタと笑い声を返してきました。